- 2017-7-7
7月15日から大阪を皮切りに開幕するヘタミュ第3弾、ミュージカル「ヘタリア〜in the new world〜」の公演が迫ってきました!
原作は、日丸屋秀和さんによる“国擬人化コメディ”。『ヘタリア Axis Powers』(幻冬舎コミックス)は累計400万部を超えるメガヒット作品です。アニメ化もされたこの人気作が、2015年に ミュージカル「ヘタリア~Singin’in the World~」として舞台化。さらに、2016年に第2弾 ミュージカル「ヘタリア~The Great World~」を公演。予約段階でチケットがソールドアウトという人気で大成功を収めました。そして、今回公演される第3弾では、おなじみのキャラがこれまでの公演と同じキャストで勢ぞろいする上、新キャラクターとしてプロイセンが登場します。
スマボでは、公演まで待ちきれないというヘタミュファンのために、ビジュアル撮影現場に密着! キャスト10人全員のインタビュー&Photoレポートをお届けします! Part⑧は、日本役・植田圭輔さん!
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植田さんは、1989年9月5日生まれ、大阪府出身。2007年に俳優デビュー。最近ではドラマ「弱虫ペダル」(真波山岳役)、劇団シャイニングfrom うたの☆プリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』などに出演。アニメ『王室教師ハイネ』(主演・ハイネ役)では声優に挑戦。自らニコニコチャンネルで番組を運営しています。日本のように奥ゆかしく舞台を支える植田さんに、作品やカンパニーについて聞いてみました。
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――まず、3作目が決定した時の感想は?
植田 ありがたいですね。そして、前作からのスパンが短いところで決定されたのは、どれだけお客さんの反応をいただけたかということと、どれだけスタッフ陣がヘタリアを愛してくれているのかということがわかりました。
前回、僕は支える側だったので、(中国役の杉江)大志とステキなシーンをやらせていただきましたけど、あくまでアメリカとイギリスの物語がメインだったので、支えることをモチベーションに演じていました。
――先ほど磯貝(龍虎)さんにインタビューしましたが、植田さんにはツッコミ役をまかせることができた、とおっしゃっていました。
植田 彼は、(前作では)本当に主軸でいろんな感情を抱きながらやっていたんです。特に後半はボケることを封印されていたので、彼が遊べるところは思い切り遊ばしてあげて…という、猛獣コントロール的なこともやっていました。日本は本来ツッコミ役じゃないので、どれだけ日本らしくツッコむかということは頭においていました。
――今回は、プロイセン役の高本学さんだけが、初参加になりますね。
植田 何作も続いて、いろんな方に愛されている作品に入ってくるプレッシャーはあると思うんですけど、ヘタリアにおいてそんなものは全然いらないので、安心して入って来てほしいです。今回の、第三弾でしかできないヘタリアっていうのを、創りあげていくんだろうなというのは感じているので、一緒に頑張れればと思います。
――先に山沖勇輝さんにお話を伺いましたが「プロイセンが入って来やすい空気を作ろう」と、おっしゃっていました。
植田 勝手にですか? じゃあ、僕が全否定しておきましょう! プロイセンには山沖くんがいじられてるところを見て、元気を出していただければと思います。
――アハハ! みんな山沖さんをそんな風にいじるのは、彼のピュアさがうらやましいからだとか?
植田 本当にそうですよ。あまり言いたくはないんですけど、彼はステキなところが本当にあって、それはスタッフさんへの尊敬の念だったり、礼儀礼説を重んじる「清い日本人」っていう感じなので、リスペクトするところは結構あるんですよ。ただ、空気読めなかったり、面白くなかったりいろいろあるんですけど、愛されることは間違いないので、彼を嫌う人がいないです。あれは真似しようとしてもできない、生まれ持った人柄なんでしょうね。みんな彼をいじるけど、それは彼のことが好きだからなんですよ。
――最年少座長・長江崚行さんは、初演とどこか変わってきましたか?
植田 今、一番いろんなことに多感な時期だと思うんですよ。年齢的に大人になっていくっていうことを肌で感じているんじゃないかなっていう年頃でしょう? 芸歴も長いし、いろんなものを見て来たからこそあのしっかりとした感じになったのだろうなと思いますね。前回でやっと、甘えることを覚えたんじゃないかなと思うので、もっと甘えて、もっといろんな壁にぶつかった方が彼のため、作品のためになるんじゃないかと思うんです。今回もいっぱい頑張っていただきたいなと思います。
――植田さんは長江さんくらいの頃は、どうでした?
植田 僕は役者になって1年目くらいだったんで、向こう側の景色は何も見えてなかったですね。ずっと壁ばっかりで。人のいいところを盗んでやろうとか、誰にも負けたくないという熱量だけでなんとかなると思っていた時期でした。彼はあの若さであのしっかりした感じとセンス、そしていい役者さんにであって来てますよね。
――植田さんの分析力や洞察力も、若い頃の苦労があってこそだと思いますが。
植田 そんなことないですよ。ただ……、このカンパニーでまともなのは僕だけだと思うので(笑)。そういうことを言える環境にあるのは幸せなんですけどね。
――みなさんの話を聞くと、いつも楽しいエピソードが出てきて、いいカンパニーだなと思います。
植田 そうですね。あまり言うべきことじゃないのかもしれませんが、オファーが来て迷うことがないんですよね。「ぜひやらせてください、ありがとうございます」という気持ちになれる作品なので。いろんな作品がありますが、こんなに何も考えずに見れて、幸せな気持ちになれる作品はあまりないなと思うので。
「ハートフル」って、すごく簡単な言い方になっちゃいますけど、本当にあったかい気持ちになるようなところがありますよね。そのやってる側とお客さんがひとつになれる感覚が好きで、また出演して感じたいと思うんです。
――3作目への意気込みを聞かせてください。
植田 どうなるんだろうなというワクワクと、前回、前々回を超えなきゃいけないという背負うものはあるんですが、今なら自信を持ってみんなでいい演技が見せられると思います。「そうきたか!」と思わすようなあったかい作品にしたいと思います。
前回は冬の公演だったので、本っ当にスパンが早いと思うんですよ。それって本当になかなか無いことなので、どれだけいろんな人がヘタリアっていう作品を思ってくれているのかということの証だと思っています。皆さまからの気持ちをしっかり受け止めて、僕らにしか出来ない歌と芝居と、(演出の)吉谷(光太郎)さんにしかできない作品作りをやっていけたらなと思います。楽曲もたくさんあって、面白いものからグッとくるものまであると思うので、隅から隅までヘタリアという世界観を堪能していただけたらなと思います。
ミュージカル「ヘタリア~in the new world~」は、大阪公演が2017年7月15日(土)~17日(月・祝)まで、続いて東京公演が2017年7月21日(金)~8月2日(水)まで公演されます。8月2日の大千秋楽公演は、全国各地の映画館にてライブ・ビューイングすることが決定しています。
また原作コミックス「ヘタリア Axis Powers」も幻冬舎コミックスより好評発売中です。
詳細は下記Informationより、公式サイトをチェックしてください。
~Part⑨はドイツ役の上田悠介さんが登場! お楽しみに!~
ⓒ日丸屋秀和・幻冬舎コミックス/ヘタリア製作委員会 ⓒミュージカル「ヘタリアNW」製作委員会
(取材・文/西岡由佳)
☆Information
ミュージカル「ヘタリア~in the new world~」
【大阪公演】2017年7月15日(土)~17日(月・祝) NHK大阪ホール
【東京公演】2017年7月21日(金)~8月2日(水) シアター1010
キャスト:
長江崚行、上田悠介、植田圭輔、磯貝龍虎、廣瀬大介、寿里、山沖勇輝、杉江大志、ROU(菊池卓也)、高本学 ほか
演出:吉谷光太郎
脚本:なるせゆうせい
音楽:tak
振付:MAMORU
企画・プロデュース:フロンティアワークス
制作:ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「ヘタリアNW」製作委員会
《公演公式サイト》
http://musical-hetalia.com/
《公式Twitter》
@musical_hetalia
《ライブビューイング詳細》
http://liveviewing.jp/contents/hetalia-nw/
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