- 2017-7-4
7月15日から大阪を皮切りに開幕するヘタミュ第3弾、ミュージカル「ヘタリア〜in the new world〜」の公演が迫ってきました!
原作は、日丸屋秀和さんによる“国擬人化コメディ”。『ヘタリア Axis Powers』(幻冬舎コミックス)は累計400万部を超えるメガヒット作品です。アニメ化もされたこの人気作が、2015年に ミュージカル「ヘタリア~Singin’in the World~」として舞台化。さらに、2016年に第2弾 ミュージカル「ヘタリア~The Great World~」を公演。予約段階でチケットがソールドアウトという人気で大成功を収めました。そして、今回公演される第3弾では、おなじみのキャラがこれまでの公演と同じキャストで勢ぞろいする上、新キャラクターとしてプロイセンが登場します。
スマボでは、公演まで待ちきれないというヘタミュファンのために、ビジュアル撮影現場に密着! キャスト10人全員のインタビュー&Photoレポートをお届けします! Part⑤は、フランス役・寿里さん!
寿里さんは、1981年2月16日生まれ、千葉県出身。モデルとしてパリコレやエルメスなどのショーに出演し、2005年から俳優活動もスタート。唯一無二の存在感で個性的な役を多く演じています。舞台『K』、斬劇『戦国BASARA4 皇』、『剣豪将軍義輝』などに出演。ヘタミュではキャストやファンから「フランスお兄さん」と呼ばれ、そのフェミニンな物腰と自由で愛を振りまくキャラが人気を博しています。
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――寿里さんは、テニミュをはじめ、同じ役で何作も出演するという経験を多くされていらっしやいますが、今作でもフランス役で3作目になります。演じる側としてどんな気持ちなんでしょうか?
寿里 同じ役がやれるっていうのはうれしいですね。フランスでは3作目ですけど、同じ役をやると馴染んでくるんです。役によって出し引きあるんですけど、役として作品を重ねる度に自由に動けるようになるんですよ。特にフランスのような自由なキャラクターはそうですね。だから芝居もやりやすいので、そういう楽しみもあります。
――今回は、新キャスト以外変わらずみなさんが揃いますね。
寿里 キャストもほぼほぼ変わらずにここまで来るのは、すごいことだと思います。
――みなさんにインタビューしていても、みんな仲が良くて、本当に楽しんでいらっしゃるのがわかります。
寿里 仲が良すぎるとゆるんでくることもあるんですけど、そういうところだけ気をつければ大丈夫だと思います。
――ゆるんだところを締める役割の方はどなたですか?
寿里 誰かが締めるということはないんですけど、基本的にハッピーな作品なのでそれぞれが責任を持つというニュアンスが大きいですね。得手不得手みんなあるので、例えば歌が不得意な人がいればみんなつきあって練習しますし、
あえて「締める」「引っ張る」という方向で語るなら、イギリス役の廣瀬大介がヘタリア大好きなんですね。好きすぎるんです。わからないことがあったら大介に聞けというくらいなんです。
原作を読み込むというマニアックな感じではなくて、前作で物語の主軸となったことで、いろいろ背負ったことで変わりましたね。1作目はヘタリアを楽しんでいた大介が、2作目ではカンパニーを引っ張る姿を見れた気がします。その中で若いなりに(イタリア役の長江)崚行が主軸を立ててくれるので、オジサンはその中で遊んでるだけです(笑)。
――「だけ」ではないと思います。寿里さんはカンパニーのお母さん的な存在って、前回も植田圭輔さんが言ってましたよ。
寿里 圭輔はそうやって上を立てるのが上手いんですよ。世渡り上手なんで、僕はまんまと乗せられるんです。「寿里さんいてくれないと」って言われると「あ、そう?」ってすぐ乗っちゃうんだけど、悪い気はしてない(笑)。
――前回を振り返って、感想を聞かせてください。
寿里 時代が長かったじゃないですか。アメリカ大陸発見から第一次大戦までだったので、フランスは共和制だったり王制だったり、コロコロかわっている時代だったんです。ですけど、大きな括りでやっているので、国としての性格はコロコロ変わっているんでしょうけど、根っこのフランスお兄さんのキャラが強くてですね(笑)。フランス革命のところで愛と自由に目覚めるというところがあって、革命の前と後でちょっとニュアンスを変えたかったんですけど、最初はエレガントを意識してて、後は爆発というイメージで演じたのがすごく楽しかったですよ。爆発してからもその前も。
アドリブ僕はそんなにやってないんですよね。僕ら世代のギャグが、(脚本の)なるせさんからバンバン入ってたんで、割と固定でやってたんですよね。みんなでキャッキャするシーンはあまりなかったです。
――アドリブといえばアメリカ役の磯貝龍虎さんですよね。前回は出番も多かったのに日替わりネタもこなされて。
寿里 あれだけやってアドリブもやるのは、体力的な意味も含めてすごく大変なことですよ。アドリブ中は集中切れるんです。集中して流れに身を任せている方が役者は楽なんですよ。アドリブって相手が何を返して来るかわからないから、アンテナをもう一本持っていないと会話が成立しないんです。それをキャラの中でやるっていうのは大変だと思う。
2.5次元というか原作物は、自分がキャラに寄るように作り方をされているんですが、ヘタリアでは、自由に見せる為にキャラを寄せきらない。キャラを(自分に)寄せる方を重要視しているんです。だからみんな楽しめるのかなって思います。とっても芝居になるというか。カッチカチの見た目重視の2.5次元にならない気がするんです。だから、より活きた芝居を皆さんにお届けできてると思います。
――3作目に対する期待はありますか?
寿里 人間らしいドロドロしたところもコミカルに描けるのがヘタリアの良さなので、こんなご時世で、ヘタリアの中でだけかもしれないけど、ハッピーというか、地球平和を感じてほしいです。史実では何十万人も死んでいるような事件があって、その礎の上に立っている作品に、めくじらを立てられない平和な世の中を、僕らは僕らなりに謳歌しますし、お客さんにも楽しんでほしいです。
公演の最後に『まるかいて地球』を歌っていると、どんな内容の作品も収まるんじゃないかと思ってしまうんですよね。それくらい幸せな曲なので、あれをまたカーテンコールでやれるのはうれしいです。
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ミュージカル「ヘタリア~in the new world~」は、大阪公演が2017年7月15日(土)~17日(月・祝)まで、続いて東京公演が2017年7月21日(金)~8月2日(水)まで公演されます。8月2日の大千秋楽公演は、全国各地の映画館にてライブ・ビューイングすることが決定しています。
また原作コミックス「ヘタリア Axis Powers」も幻冬舎コミックスより好評発売中です。
詳細は下記Informationより、公式サイトをチェックしてください。
~Part⑥はイギリス役の廣瀬大介さんが登場! お楽しみに!~
ⓒ日丸屋秀和・幻冬舎コミックス/ヘタリア製作委員会 ⓒミュージカル「ヘタリアNW」製作委員会
(取材・文/西岡由佳)
※寿里さんが共演、滝口幸広さんと松田岳さんが弓道に恋と青春を賭けるドラマ『恋弓』はスマボアプリで好評配信中! DVDもスマボSHOPで好評発売中!
☆Information
ミュージカル「ヘタリア~in the new world~」
【大阪公演】2017年7月15日(土)~17日(月・祝) NHK大阪ホール
【東京公演】2017年7月21日(金)~8月2日(水) シアター1010
キャスト:
長江崚行、上田悠介、植田圭輔、磯貝龍虎、廣瀬大介、寿里、山沖勇輝、杉江大志、ROU(菊池卓也)、高本学 ほか
演出:吉谷光太郎
脚本:なるせゆうせい
音楽:tak
振付:MAMORU
企画・プロデュース:フロンティアワークス
制作:ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「ヘタリアNW」製作委員会
《公演公式サイト》
http://musical-hetalia.com/
《公式Twitter》
@musical_hetalia
http://liveviewing.jp/contents/hetalia-nw/
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