滝川英治が絵本作家デビュー!『ボッチャの大きなりんごの木』が8/20発売、「ケガをしてからの4年間の魂をつぎ込んだ作品」パラリンピック競技”ボッチャ”が創作ヒントに

  • 2021-8-19

俳優の滝川英治さんが初めて手がける絵本『ボッチャの大きなりんごの木』が、2021年8月20日に朝日新聞出版より発売されます。

作・絵 滝川英治『ボッチャの大きなりんごの木』

『ボッチャの大きなりんごの木』書影

◎概要
滝川英治 作・絵『ボッチャの大きなりんごの木』
発売日/2021年8月20日、朝日新聞出版
サイズ/A4変判(22センチ×22センチ)、32ページ
定価/1,650円(1,500円+消費税10%)

著者の滝川さんは、ミュージカル「テニスの王子様」(2003年)の手塚国光役でブレイクし、ドラマ、映画、CMで活躍していましたが、2017年にドラマ撮影中、自転車の転倒事故により脊髄を損傷。車いす生活になりましたが、そこから2年、懸命なリハビリによって指先の感覚などを取り戻し、テレビ番組のMCで仕事復帰。
周囲の人々が悲しみに暮れる空気をどうにかして変えようと、今、自分ができることはないかと考え、スティックを口にくわえてタブレットで絵を描くことに。「どんな障害にぶち当たっても、必ず未来があるんだ」という力強いメッセージを込めて、絵本を描きます。

滝川英治さん 近影

著者近影1

◎滝川英治さんからのメッセージ
「描いていくうちに、物語を考えたり絵を描いたりしている時間が楽しくなってきて、気持ちが救われました。想像を膨らませることで、前向きな気持ちにもなれました。困難や挫折や辛い時期が訪れても、いろいろなことを想像して幸せになれることに気づき、自分の経験を未来ある子どもたちに伝えたいという思いが強くなり、絵本をかきました。創作していくうちに絵本作りが生きがいになりました。この絵本は、僕にとってケガをしてからの4年間の魂をつぎ込んだ作品です」

本作は、ボッチャや仲間の動物たちを、生き生きとした筆づかいとカラフルな色彩で細部まで描き出した絵はもちろん、賑やかなレースシーンから一転、ボッチャの心を映し出した幻想的な場面へと変わる深みのあるストーリーも大きな魅力です。

◎あらすじ
待ちに待った夢のロードバイクの大会。ゾウのボッチャは、自転車が大好き。たくさんの仲間たちと一緒にスタートラインに並んでいます。
「よーい! スタート!」
ボッチャは、大きな足で力強くペダルを踏み込みます。コーナーにやってきたところで、ボッチャはますますスピードを上げて後ろから前へ飛び出そうとしますが――。

2018年の暮れから一人暮らしを始め、翌19年1月からはパラスポーツを紹介する番組のMCとして仕事にも復帰。パラスポーツのアスリートたちと交流するなかで、彼らが自分の力で道を切り開いていく姿に刺激を受け、自分も何かを勝ち取りたいと思うようになったそう。そこで19年の春から夏にかけて、自分で出版社に電話をかけて、企画書を送ってプレゼン。何社もまわって断られてもそれを「めげないぞ!」という発奮材料にして、画力や構成について受けたアドバイスを参考に、絵の力を磨き続けたことが本作に繋がったという、まさに魂がつぎ込まれた言える作品に。

主人公の名前のヒントになったのは、パラリンピックの競技でもある「ボッチャ」。滝川さんがもともと描いていたパラスポーツの絵の一つにゾウの絵があり、「これは『ボッチャ』という競技の画です。ボッチャは老若男女誰でも笑顔でできるスポーツ。僕のような重度の障がいがあっても挑戦できます。ボッチャがもつ可能性の広がりは、僕がかきたいテーマとも根底で繋がっているように思います」というお話になったことから、本作の創作が始まったとのこと。

またちょうど同じ時期に、幼い頃から仲のよかった従姉の滝川クリステルさんが赤ちゃんを授かり、「彼女と生まれてくる子どもにプレゼントしたい」と思ったことも原動力の一つに。
「今回の絵本は、困難を抱えている人たちや子どもたちにぜひ読んでもらいたい。子どもたちは想像力や発想力が豊か。この絵本は想像がどんどん膨らむようなストーリー展開を心がけたので、この絵本を読んで子どもたちがどんなことを感じたのか、家族でたくさん話し合ってもらえたらうれしい。この絵本を、コミュニケーションツールの一つにしてほしい」と語るように、滝川さんから未来ある子どもたちに向けた想いがあふれる絵本として完成しました。

著者近影2

著者近影2

そして、その従兄妹の滝川クリステルさんによる、推薦コメントもご紹介します。
「ある日突然、事故で手足の自由を失った彼を家族一丸となって応援、サポートをしてきました。
とはいえ、誰にも分からない彼の孤独を癒してくれていたのは、紛れもなくこの作品作りだったと思います。
嘘偽りなくさらけだされている彼のメッセージが誰かの勇気につながりますように。(帯文より)」

◎著者プロフィール
滝川英治(たきがわ・えいじ)/1979年、大阪府出身。俳優。「リポビタンD」のCMでデビュー後、ドラマ、映画、CM、バラエティ番組やミュージカル「テニスの王子様」などの舞台でも活躍。2017年、ドラマ撮影中の自転車事故により脊髄損傷を負い、車いす生活となったがリハビリに励み、テレビ番組のMCとして仕事に復帰。現在は、トークバラエティ番組「Smile again!~人生宝箱~」(BSスカパー!)でMCを務める。書著に『歩』がある。口で絵を描いた本書で絵本デビューを果たす。

滝川英治さん

滝川英治さん

『ボッチャの大きなりんごの木』は全国書店、各オンラインショップにてご購入いただけます。購入サイトなどは、Informationをチェックしてください。

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☆Information

滝川英治 作・絵『ボッチャの大きなりんごの木』
発売日/2021年8月20日、朝日新聞出版
サイズ/A4変判(22センチ×22センチ)、32ページ
定価/1,650円(1,500円+消費税10%)
《朝日新聞出版サイト》
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23082

《滝川英治オフィシャルブログ「感謝」》
https://ameblo.jp/takigawa-eiji/

《滝川英治オフィシャルツイッター》
https://twitter.com/eiji_takigawa

《滝川英治オフィシャルインスタグラム》
https://www.instagram.com/eiji_takigawa0324/

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