- 2019-7-21
史上初の快挙となる<直木賞>(第156回)と<本屋大賞>(2017年)のW受賞を果たした恩田陸さんの名作「蜜蜂と遠雷」が、豪華キャスト、スタッフ陣により映画化され、10月4日に公開されます。
既に発表され話題となっているキャスト陣には、今を彩る豪華俳優陣が“競演”! 2018、2019年と各種映画賞を軒並み獲得し、今最も輝く女優の一人となった松岡茉優さんが主演を務め、共演には第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いた松坂桃李さん、ハリウッドデビューも果たした期待の若手・森崎ウィンさん。そして新星・鈴鹿央士さんが大抜擢されています。
監督・脚本・編集は『愚行録』で新藤兼人賞銀賞を受賞した新鋭・石川慶監督と、日本映画界が注目するキャスト、スタッフ陣が集結しました。
母を亡くしたことがきっかけで、突如、音楽の世界から失踪するも、このコンクールで再起を目指し再び舞台に戻ってきた復活をめざす元・天才少女:栄伝亜夜(松岡茉優)。生活者の音楽を掲げ、家庭と仕事を持ちながらも出場年齢ギリギリで最後の夢にかける一児の父:高島明石(松坂桃李)。人気、実力ともに兼ね備えたエリートで、新しいクラシックをやりたいという夢に向かい信念をつらぬく貴公子:マサル・C(カルロス)・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)。そして、コンクールに波乱を巻き起こす、今は亡き“ピアノの神様”と呼ばれるピアニストが遺した謎の少年:風間塵(鈴鹿央士)ら選ばれし4人が、世界最高峰の国際ピアノコンクールの舞台に揃った――。
そして今回、本作の予告編映像が解禁!
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あわせて解禁となった本ポスターには、「私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?」という言葉と、コンクールに挑む4人のピアニストの、力強くも華麗な姿が描かれています。人生を懸けて戦う4人の視線の先に見える景色とは――。
さらに、本作にお笑い芸人のブルゾンちえみさんが出演することも決定! お笑い芸人としての枠を越え、これまでに多くのドラマや舞台に出演し、その柔軟な演技力と個性的なビジュアルで存在感を放つ彼女ですが、なんと映画作品への出演は今回が初。
ブルゾンちえみさんが演じるのは松坂桃李さんが演じる高島明石(たかしま あかし)の同級生で、明石の国際コンクールへの挑戦を密着しているジャーナリスト・仁科雅美(にしな まさみ)。ジャーナリストとしてドキュメンタリー番組を撮るため、ピアニストたちに鋭いインタビューをする反面、友人として明石を見守り、励ます役どころです。
原作では繊細な“文章”によって楽曲が表現されていたことから、映像化不可能と言われていた本作。しかし、日本最高峰のピアニスト(河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央)たちが妥協のない演奏で、それぞれのキャラクターに沿った“音楽”を作り上げています。そしてピアニストという難しい役柄を繊細かつ、感情的に演じきったキャストたちの演技も圧巻。各界の最高峰が“本物”を追求した本作に、ぜひご期待ください!
本作は10 月4 日に 全国公開。映画の詳細は、下記Informationより公式サイトをご確認ください。
■ストーリー
「ここを制した者は世界最高峰のS 国際ピアノコンクールで優勝する」というジンクスをもち、近年高い注目を浴びる芳ヶ江(よしがえ)国際ピアノコンクール。ピアノの天才達が集うこのコンクールの予選会に、若き4 人のピアニストが現れる。7 年前の突然の失踪から再起を目指す元・天才少女、英伝亜夜。“生活者の音楽”を掲げ、最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者、高島明石。人気実力を兼ね備えた優勝大本命、マサル。今は亡き“ピアノの神”からの「推薦状」を持つ謎の少年、風間塵。熱い“戦い”を経て、互いに刺激し合い、葛藤し、成長を遂げ<覚醒>していく4 人―。その先に待ち受ける運命とは。
©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
☆Information
映画『蜜蜂と遠雷』
10月4日(金) 全国公開
出演:松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン
鈴鹿央士(新人) 臼田あさ美 ブルゾンちえみ 福島リラ/
眞島秀和 片桐はいり 光石研
平田満 アンジェイ・ヒラ 斉藤由貴 鹿賀丈史
原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫)
監督・脚本・編集:石川慶
「春と修羅」作曲:藤倉大
ピアノ演奏:河村尚子 福間洸太朗 金子三勇士 藤田真央
オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:円光寺雅彦)
≪公式サイト≫
https://mitsubachi-enrai-movie.jp/