廣瀬智紀×山田ジェームス武SPインタビュー④BL映画『セブンデイズ』前編が6/6~公開

  • 2015-6-7

いよいよ廣瀬智紀さん×山田ジェームス武さんが主演する、注目のボーイズラブ・ムービー『セブンデイズ MONDAY→THURSDAY』が6月6日より池袋HUMAXシネマズほか全国で順次公開!

スマートボーイズでは、4月29日に行われた今作の完成披露試写会の合間に、廣瀬智紀さん&山田ジェームス武さんの主演2人を直撃インタビュー! 2人そろっての楽しいトークで、撮影裏話や仲良しエピソードに迫りました!

芹生冬至(せりょう とうじ)役の廣瀬智紀さん(左)と、篠弓弦(しの ゆづる)役の山田ジェームス武さん

芹生冬至(せりょう とうじ)役の廣瀬智紀さん(左)と、篠弓弦(しの ゆづる)役の山田ジェームス武さん

4回連続でお届けしたインタビュー完結編、2人が抱いていたボーイズラブ作品への思いとは? 最後にはまさかのキスシーンの珍エピソードも飛び出した、インタビューPart④をどうぞ。

【キスシーンでまさかの珍ハプニング!】

――最近では、BL=ボーイズラブという、言葉自体はわりと知られるようになりましたが、お2人はBLという言葉はいつごろから知っていました?

山田 いつだろう? でもここ数年で世間でもBLって言葉が使われるようになって、その流れの中で自然とどこかで聞いた感じだと思います。BLって言いやすい響きですよね。

廣瀬 僕もこの仕事を始めてからですね。この仕事を始めてから、今作でも共演しているんですけど、滝口幸広くんが出ている映画『タクミくんシリーズ』の映像を観る機会があって。で、”タッキー、こういう作品に出てるのか~”って観ていたら、途中で”ん?なんか男の人しか出てこないな”って(笑)。
その時はBLって言葉も知らなかったんですけど、そういうところから自然とBLっていうジャンルの作品があるって知っていきました。

――今回、そのBLに出演することになって、まずどのように受け止めましたか? あくまで作品の一つとして自然に捉える方も、”男同士で恋愛を演じるんだ”って考えを浮かべてから臨む方もそれぞれにいらっしゃいますが。

廣瀬 僕はちょうど『私のホストちゃん』という舞台をやっていた時に話を聞いて、その舞台では松岡充さんと毎日チュッチュッしていたので(笑)。
なので、男性同士でのキスとかには免疫がついていたっていうのもありますし、役者としてやっていく中で、BLに限らず、他の作品の中でも男の人を好きな役を演じることがあるかもしれないし、経験としてやりたいと思いました。
ただ、ファンの人はどう感じるのかなっていうのは分からなかったですけど……。でも、僕が精神誠意を込めて作品に挑めたら、いいモノは残せるんじゃないかと思いました。

山田 僕は、正直言ってBLっていう作品ジャンルは自分からすごく遠いところだったので、踏み込みづらかったのはあります。ただ、『セブンデイズ』の原作コミックをオーディション中に読んで……。

廣瀬 オーディション中に読んだの?

山田 これ読んで、ってオーディション最中に渡されたの(笑)。 僕、最初は内海役でオーディションに来ていて、BL作品だっていうのは聞いていたんですけど、恋愛には絡まない役柄っていうのと、ストーリーを細かく知らなくて。
それが監督から「じゃあこれ読んで」って渡されて読んだら、その場でストーリーに引き込まれてしまって。だから逆に、初めて触れたBL作品が『セブンデイズ』で良かったと思います。男同士っていう前に、恋愛での心の移りようはなにも変わらないと感じられたので。描きたい気持ちは男女でも同性同士でも変わらないのかな、って思いました。ただ、関係の描かれ方が違うだけで…。

――今作でも、男女なら”告白して付き合う=デートして、手をつないで…”みたいな形で進んでいくところが、男同士だからこそ、”付き合うって何をすること?”っていうところから訴えかけてきますよね。

山田 そうなんですよ、男女の恋愛なら、学校の帰り道にラーメンを食べに行く、なんてなんでもないシーンじゃないですか。でもこの普通のシーンが、男同士で”デート”として行くっていう、この映画では”この後どうなるんだろう”って気持ちにさせるんですよね。

廣瀬 あそこで芹生がいろんなことを考えている中で、さらっとラーメンに誘える弓弦ってさ。きっとそういうところが、天然で人を巻き込む魅力なんです。

山田 そのあとの映画館でのシーンなんて、肩に●を●●ちゃってね!

廣瀬 もう、弓弦は小悪魔だよ! これが女子だったら、”これはイケる! もう付き合えるでしょ!”って思うもん!(笑)

山田 でも芹生はね、控えめだから。それでも悩んじゃうから。

廣瀬 芹生もね、読めないんです。積極的な部分もあるし、急に臆病になって引いちゃう部分もある。そういう駆け引きもあって、芹生と弓弦はどっちも、ちょっと女性的なカワイイ部分も持ってるんです。

山田 芹生って、女子っぽい恋愛するよね。相手が見ていない部分で浸るというか。気付かれたら嫌われちゃうかもしれない、って思って、相手が気付いてない部分で自分だけの幸せに浸るような…女子高生っぽい(笑)。

廣瀬 女子高生っぽい! 恋する乙女だよね。付き合ってからどんどん臆病になっちゃう、恋愛の心の機微は大事に演じたかったので、女性っぽい意識は持っていなかったですけど、恋をしたことのある女性なら共感できるような心情かもしれないです。でも、弓弦さんもどんどん嫉妬みたいな感情がわいてきて。

山田 篠もどんどん、恋する女の子っぽい感情が出てきてますね。

――人間は誰しも男性っぽさと女性っぽさがどちらも備わっているかと思うんですが、芹生も篠も、どちらもそれぞれ男性っぽさ、女性っぽさをお互いに引き出しあっていますよね。篠が男っぽくリードしているかと思ったら、どんどん嫉妬しだしたり。

廣瀬 普通、BLって、どっちが男側でどっちが女側ってはっきりしているんですか?

山田 受けと攻めってやつですよね?

――受けと攻めがはっきりしている作品が大部分ですね。最初は明確に描かれていなくても、最終的にはどちらかが受け・攻めになっていく作品もありますね。

廣瀬 へぇー。これって受けと攻めってあるの?

山田 全編を通してだと、芹生が攻めらしいです。弓弦が受け。でも、前編を観るとまだどちらなのか分からない感じが、また観ていて楽しいかなと思います。

廣瀬 僕、特に芹生のことを攻めって感じられないんです。結構ナイーブだし。

――男子高校生の恋愛を描いた作品なら、多感な時期で、恋をしたらキスがしたい、触れ合いたいって気持ちが出てその場面も描かれるのでは、と思いますが、この映画では恋する気持ちそのものが中心に描かれているんですよね。

廣瀬 弓弦さんを、男側として見てるのか、女側として見てるのかも全然わからなかった。ただひとつ、弓弦さんが好きっていうのは確かで。それだけが描かれているんだと思います。

山田 男なら、好きな女の子ができたら”この子を口説こう”とか”こういう風に攻めよう”と思うじゃないですか。でも『セブンデイズ』ではそうじゃなくて、”口説こう”って考えは全くなく、ただ好きなんですよ。

――そう、そこがとても切なかったり、ドキドキさせられてよかったです! では最後に。芹生が篠にひざまくらをして、篠が「ゴツゴツしてる」と言うシーンがありましたが。実際ゴツゴツしてました?

山田 まあ…男性でしたよね(笑)。でもハグとかのシーンでは、智紀くんは線が細いから男って感じもしなかったですね。

廣瀬 逆に、僕もだよ。ジェームス抱いてもゴツゴツしてなかった。

山田 逆に!? 俺、結構ガタイいいですけど(笑)。

廣瀬 ていうか最初から、男だってわかってるからかも。キスシーンでヒゲとかも感じなかったし、違和感なかったです。それとね、キスがお上手だったんですよ(笑)。

山田 唇がね、ぷるっぷるなんですよ。(笑)

廣瀬 そんなことないよ! 薄いってよく言われる。

山田 あとさ、キスシーンでちゅぱって言ったよね!?(笑)

廣瀬 ちゅぱって音しちゃったんだよね(爆笑)。

山田 一番最初のキスシーンで、何回かいろんなカットでキスしてたんですけど。最後の最後で、謎に智紀くんから離れ際に、ちゅぱって音がしちゃって(笑)。 ”なにリップ音立ててるんだよ!”って思って。

廣瀬 いや、僕かジェームスかどっちが立てたかなんてわからないですよ! お互いの唇が離れた瞬間の音なんだから、2人の音ですよ!(笑)

山田 確かに(笑)。 今までずっと無音の中、最後に離れ際にちゅぱって言ったから笑いそうになっちゃって!

――カットがかかった瞬間に、「いま音鳴ったでしょ!」って?(笑)

山田 まさにそれですよ! 「智紀くん、今リップ音!」って。

廣瀬 「鳴ったね、鳴ったね」みたいな(爆笑)。

山田 使われてるか分からないですけど、もしかしたら最初のキスシーンは音が入ってる可能性も…(笑)。

――いいキスエピソードが聞けたところで、お時間ということで(笑)。公開されて、ファンの皆さんの感想が楽しみです! 今日はありがとうございました。

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☆Information

6月6日(土)より、『セブンデイズ MONDAY→THURSDAY』
7月4日(土)より、『セブンデイズ FRIDAY→SUNDAY』
池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開
原作:橘 紅緒/作画:宝井理人(大洋図書)
監督 横井健司
脚本 高橋ナツコ
出演 廣瀬智紀、山田ジェームス武、田中日奈子、日和佑貴、石川凛、相楽樹、滝口幸広(友情出演)
《公式サイト》
http://sevendays-movie.com/

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