石井凌・唐橋充・宮下雄也らが落ちこぼれの航空兵に、松本零士×御笠ノ忠次が描く舞台『スタンレーの魔女』開幕!ゲネプロ舞台写真&初日会見レポUP

  • 2019-7-28

原作は松本零士さん、脚本・演出を御笠ノ忠次さんが手掛ける舞台『スタンレーの魔女』が、2019年7月28日に東京・青山DDDクロスシアターにて開幕を迎えました。
太平洋戦争中のラバウルから飛び立つ、日本軍爆撃隊に属する航空兵たちの姿を描く今作。ゲネプロでの舞台写真とともに、御笠ノ忠次さん&キャストから石井 凌さん、唐橋 充さん、宮下雄也さんらが登場した開幕会見でのコメントをお届けいたします。

空を目指す“落ちこぼれ”航空兵たちの、熱く儚い挑戦を描く!

空を目指す“落ちこぼれ”航空兵たちの、熱く儚い挑戦を描く!

原作「スタンレーの魔女」とは、「銀河鉄道999」や数々のヒット作を生み出してきた松本零士さんによる漫画作品。1973年に「週刊少年サンデー」に掲載され、その後「戦場まんがシリーズ」(第23回小学館漫画賞受賞)として刊行。「ザ・コクピットシリーズ」にも収録され、シリーズでも名作中の名作として知られる作品です。
そして舞台「スタンレーの魔女」は、2006年9月にスペースノイドが初めて上演し、2008年12月には脚本・演出家の御笠ノ忠次さんのユニット「サバダミカンダ」の旗揚げ公演で上演。今回で3回目の上演となりました。

今回の上演キャストには、主人公・敷井役に抜擢された石井 凌さんをはじめ、唐橋 充さん、宮下雄也さん、池田竜渦爾さん、松本寛也さん、永島敬三さん(柿喰う客)、松井勇歩さん(劇団Patch)、宮田龍平さん、津村知与支さん(モダンスイマーズ)と個性あふれる面々が集結! 太平洋戦争中の激戦地・ラバウルにいながらも、失敗ばかりの“落ちこぼれ”である日本軍爆撃隊の面々を中心に、仲間とふざけ合って日々を過ごす彼らの姿、そして敷井が操縦する一機に命を懸け、“魔女”が潜むスタンレーの頂に挑む姿を描きます。

【ゲネプロショット】

敷井役の石井 凌さん(左)、大平役の宮下雄也さん(右)

敷井役の石井 凌さん(左)、大平役の宮下雄也さん(右)

流山役の池田竜渦爾さん(左)、足立役の松井勇歩さん(中央)、熊田役の永島敬三さん(右)

流山役の池田竜渦爾さん(左)、足立役の松井勇歩さん(中央)、熊田役の永島敬三さん(右)

尾有役の宮田龍平さん(右から2番目)

尾有役の宮田龍平さん(右から2番目)

出戻役の唐橋 充さん(左)、石田役の津村知与支さん(中央)

出戻役の唐橋 充さん(左)、石田役の津村知与支さん(中央)

後藤役の松本寛也さん(左)

後藤役の松本寛也さん(左)

彼らが仲間と過ごす時間は、戦争という時代の中にあり……

彼らが仲間と過ごす時間は、戦争という時代の中にあり……

ある小説に描かれた、航空機での挑戦に憧れる敷井は仲間と空へ向かう

ある小説に描かれた、航空機での挑戦に憧れる敷井は仲間と空へ向かう

“スタンレーの魔女”に挑んだ、彼らの行方は果たして……"

“スタンレーの魔女”に挑んだ、彼らの行方は果たして……”

【あらすじ】
「無念の涙をのんでひきかえす私が、ふと、ふりかえった時……。山が笑っていた」
太平洋戦争中、ニューブリテン島のラバウルを飛び立った日本軍爆撃隊。
海を渡り、標高5千メートル級の山々を湛えたニューギニア島のスタンレー山脈を越えて、連合国軍基地のあるポートモレスビーを目指す。
その中の一機が最後に挑んだ頂とは……。

ゲネプロ直前に行われた開幕会見では、御笠ノ忠次さんとともに、キャストから敷井 役の石井 凌さん、出戻 役の唐橋 充さん、大平 役の宮下雄也さん、足立 役の松井勇歩さん、石田 役の津村知与支さんが登場しました。

(左から)足立役の松井勇歩さん、石田役の津村知与支さん、敷井役の石井 凌さん、脚本・演出の御笠ノ忠次さん、出戻役の唐橋 充さん、大平役の宮下雄也さん

(左から)足立役の松井勇歩さん、石田役の津村知与支さん、敷井役の石井 凌さん、脚本・演出の御笠ノ忠次さん、出戻役の唐橋 充さん、大平役の宮下雄也さん

まずは今作の見どころを聞かれ、御笠ノさんは「始まってから終わりまでの90分間すべてが見どころ」とコメント。また今回3度目の上演となる今作について、かつて原作者である松本零士さん宅の隣駅に住んでいたという御笠ノさんが「(松本先生の)家まで行って、『スタンレーの魔女』を舞台でやりたいとお願いしたんです。そこで『いいよ』と言っていただいたのが十数年前」と初演時のエピソードを明かしつつ、「ですので見どころは、松本零士先生の世界観です」と、全編に自信を滲ませます。

主演をつとめる石井さんは、「みんなが自由にしているお芝居なので、毎公演違うものになるかな、と。セリフは一緒だけど、16公演が全部違う『スタンレーの魔女』になるかも」と話しますが、御笠ノさんから「16回変えるんだ」と声をかけられると、慌てて「あっ、1回目と8回目は同じでもいいんですけど(笑)」と返し、周囲も大笑い! ドタバタと繰り広げられる航空兵たちの賑やかな掛け合いなど、今作は公演ごとに違う姿を見せそうです。

続いて唐橋さんは、「御笠ノさんは、空気を作る稽古に終始する。僕は演劇の稽古が嫌いで、何度も同じことをするから飽きちゃうんですが(笑)、高度な技術を持っている人による繰り返しや、淀まないように空気を作る稽古が新鮮で楽しめました。これは客席にも伝わるものなので、伝えていきたいです」と稽古場での様子を話し、「戦争ものと言えば生と死にまつわるものだと思いますが、生だけを描こうと。でも生を描くと同時に死がある、そんな戦争ものです」と今作を語ります。

続く宮下さんも「むちゃくちゃいいカンパニー。個性を確実に活かしている、この座組でしかできないものが1シーン、1シーンに込められています」と力強くコメント。さらに「稽古でやっていたものも本番でまた変わっていくと思うので、その空気感の違いも、演劇の醍醐味としてギュッと詰まっていると思います」と話し、御笠ノさんと同じく全編を見どころに挙げました。

そして「最高にふざけながら、でもしっかりと道を作って進んでくれる先輩方と、それに死にもの狂いで付いていく僕や、主役の凌くんがいて。それが相乗効果になっている」と、このカンパニーを語った松井さんは、「『これ、戦争を題材にした作品ですよね?』ってなるシーンもあると思いますが、観終わったあとには心に残るものがあるはず。最高にふざけていて、でも最高に面白い、男たちのロマンを見届けてください」と言葉を続けます。

2008年の上演では流山役として出演した津村さんは、今回の顔ぶれに「前回以上に、集まった9人の個性がバラバラ。でもこの9人が舞台上で化学変化を起こしていて、稽古でも毎回違って毎回新鮮で面白い! バラバラなメンバーが集まったからこその、スリリングな面白さがある。男たちの化学変化、ぜひ観に来てください!」と熱弁してくれました。

最後には、石井さんは「毎公演違う空気感を感じて、楽しんでいただけたらいいなと思います」と、御笠ノさんは「演劇が好きな人、演劇が嫌いな人、両極の人に観ていただきたいです」とそれぞれメッセージを送り、会見を締め括りました。

『スタンレーの魔女』は、2019年7月28日(日)~8月8日(木)まで東京・DDD青山クロスシアターにて上演中、一部公演後には劇場にてアフタートークイベントも開催されます。ほか公演詳細は下記のInformationより公式サイトをご確認ください。
©松本零士/小学館 ©『スタンレーの魔女』製作委員会

☆Information

■『スタンレーの魔女』
公演日程:2019年7月28日(日)~8月8日(木)
会場:東京 DDD青山クロスシアター

【スタッフ】
原作:松本零士『スタンレーの魔女』
脚本・演出:御笠ノ忠次

【出演者】
敷井 役:石井 凌
出戻 役:唐橋 充
大平 役:宮下雄也
流山 役:池田竜渦爾
後藤 役:松本寛也
熊田 役:永島敬三(柿喰う客)
足立 役:松井勇歩(劇団Patch)
尾有 役:宮田龍平
石田 役:津村知与支(モダンスイマーズ)

【公演記念スペシャルイベント】(アフタートークイベント)
7月28日(日)17:00公演後 御笠ノ忠次×末満健一
7月29日(月)19:00公演後 谷口賢志×宮下雄也×松本寛也×石井 凌
7月30日(火)19:00公演後 松井勇歩×納谷 健
7月31日(水)19:00公演後 永島敬三×中屋敷法仁
8月2日(金)19:00公演後 輝馬×唐橋 充×松本寛也×池田竜渦爾×松井勇歩
8月5日(月)14:00公演後 唐橋 充×松本寛也×松井勇歩×津村知与支
8月5日(月)19:00公演後 宮下雄也×池田竜渦爾×永島敬三×宮田龍平
8月6日(火)19:00公演後 君沢ユウキ×石井 凌×宮下雄也×池田竜渦爾×宮田龍平
8月7日(水)14:00公演後 唐橋 充×宮下雄也×松本寛也×藤原祐規
8月7日(水)19:00公演後 石井 凌×郷本直也×KIMERU
※当日のキャストの健康状態等で予告なく不参加となる場合がございます。ご了承ください。
※公演終演後に行います。ご参加希望の方は、終演後、スタッフの指示に従い客席内でお待ち下さい。

【チケット情報】
チケット:7,800円(全席指定/税込)
ローソンチケット:https://l-tike.com/stanley-s/

≪公式サイト≫
https://www.marv.jp/special/stanley-stage/
≪公式ツイッター≫
@stanley_stage

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