2018-11-16

いよいよ明日公開！　2018年11月17日より全国順次ロードショーとなる映画『メサイア ―幻夜乃刻―』より、主演・加々美いつき役の杉江大志さんにインタビュー！
3日連続更新でお届けしてきたインタビュー特集もついに最終回、今回更新のPart.3では、「メサイア」シリーズの相棒として共演してきた有賀涼役の井澤勇貴さんについて、さらに「メサイア」初心者の方に向けての楽しみ方も聞かせてもらいました。

加々美いつき役・杉江大志さんが登場！

■Part.3　「井澤勇貴はやっぱりカッコイイ(笑)」

――「メサイア」の物語で軸となるのは、やはり“メサイア”という特別な存在同士の関係性。今作では再び、加々美いつきのメサイアである、井澤勇貴さん演じる有賀涼ともメインビジュアルで並ぶことが叶いましたね！

杉江大志(以下、杉江)　またアイツは、サッと良いところを持っていきやがって！(笑)　でも、それが有賀らしいというか、彼の役目なのかなとも思います。やっぱり有賀との関係は、加々美にとって一番大切な部分なので……それをどう作っていくのかはすごく繊細なことだし、一番頭をひねるところでもあります。

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』メインビジュアル

――前作の舞台『月詠乃刻』では井澤さんは声のみの出演で、キャラクターの姿としては登場されなかったので、「メサイア」ファンの方としても待望の再共演だと思います。

杉江　僕たち自身、前回の1作品分の期間が空いていることもあるし、作品の中での時間としても、チャーチを卒業して、サクラとして一人での活動を始めてから時間が経過していることもあって。その中でまた改めて顔を突き合わせたときに、2人はどんな表情をするのか……。有賀とだからこそ生まれる空気は、何よりも大切にしたかったところです。

――もちろん脚本から生まれる関係ではあるんですが、観客側にとっても「やっぱり、この人とこの人がメサイアだな」としっくり感じる部分があるのは、「メサイア」ならではだと思います。杉江さん自身も、多くのキャストの中で「自分のメサイア役は、やっぱり井澤勇貴だな」と感じることはありますか？

杉江　やっぱり、それ以外にないなって思っちゃいますね(笑)。この2人で一緒に乗り越えてきたものの数が違うし、同じ景色を見て、同じ苦難に立ち向かってきた関係っていうのはすごく大きくて……。それは加々美と有賀の関係だけでなく、杉江大志と井澤勇貴の関係でも変わらないです。

――そんな杉江さんのメサイア、井澤さんの魅力を聞かせてください！

杉江　え～っ、なんだろう！？　……いい意味で、鼻につくところ(笑)。

――ぜひ、詳しく聞かせてください(笑)。

杉江　だって、やっぱり男前だし、すっごいカッコイイから！(笑)　めちゃくちゃ変なヤツですけど、性格的にも真っ直ぐなところをきちんと持っているし、そういう自分の良さを、役にも活かすことができる役者だと思うんですよね。ただ立っているだけでも絵になるし、自然と人目を惹くことができるって、すごい魅力だと思います。

――井澤さんはスタイルも抜群ですし、男性も認める華やかさを持った方ですよね。

杉江　それなのに、芝居に関しては全く手を抜かないし、ひたむきであるのがすごいところ。あれだけカッコよかったら、もっとテキトーにやっていても何とかなっちゃいそうじゃないですか？(笑)　だけど自分にあぐらをかかないところが魅力なのかな。僕自身も、彼が真摯じゃなかったら好きになれなかったと思います。

――それでは逆に……同じ質問をしたら、井澤さんは杉江さんのどんなところを魅力に挙げてくれると思いますか？

杉江　あ～っ、なんて言うかな？？　芝居のやりやすさとか？　ほかに何も言ってくれないかも(笑)。

――ぜひ、いつか答え合わせができたらと思います！(笑)　井澤さんとは、プライベートで会うこともありますか？

杉江　よく会っているとかではないですけど、タイミングが合えばたまに飲んだりします。プライベートの面では、あんまり感覚が近いわけではないと思うんですよ。勇貴は買い物とかも好きだし、お休みの日には“買い物に行ってカフェ！”みたいな感じだと思うんですけど、基本的に僕はそういう過ごし方をしないから(笑)。

――プライベートの過ごし方では、アクティブ派とインドア派でタイプが違うと。

杉江　ただ、芝居の面ではすごくフィーリングが合うんですよね。だから僕らを繋いでいるのは、役者としての関係だけかもしれないし、逆に言えば、それだけの関係でも良いと思えるくらい、作品の中ではしっかり相棒になれるんです。プライベートでも近すぎたら、作品にいらない要素が加わってしまっていたかもしれないですし。今の関係が、ちょうどいいってことなのかなぁ。

――今回の映画では、舞台版の脚本を手掛けてきた毛利亘宏さんが、「メサイア」の映画版では初めて脚本を務めることに。舞台演出の西森英行さんも脚本協力として加わっており、山口ヒロキ監督と舞台版スタッフがタッグを組んでの作品になりましたね。

杉江　僕も、また面白くなりそうだなって思いました。やっぱり同じ方が一貫して描くことで、より次の物語が鮮明になるという部分もあると思いますし、毛利さんや西森さんが映画に関わることで、僕たちから生まれたものがまた次の舞台へと活かされていくことがあれば、「メサイア」の作品にとってもすごくいい作用になるんじゃないかなって。

――舞台と映画が繋がっていくことで、次回作以降への伏線なども楽しめそうですね。

杉江　それに今回のストーリーに関しては、毛利さんの得意分野だと思うんです。バラバラの場所にいるキャラクターたちの姿が、同時に展開していく面白さというか。この映画を観ていただけたら、散りばめられている色んな要素や新キャラクターもいて、次の舞台がますます楽しみになっていただけるんじゃないかなと思います！

――シリーズ作品数が多い「メサイア」では、作品が気になっても「どこから観たらいいのか分からない」という方もいらっしゃると思います。今回の映画からご覧になる方に、杉江さんから「予習するなら、コレ！」とオススメする作品はありますか？

杉江　う～ん、悩むなあ。もし、予習してきてくださるなら……やっぱり「全部観てください」って言いたくなっちゃうんですけど(笑)。でも、僕もいつも思っているんですが、「メサイア」はどの作品を観ても、単品で十分に楽しめる作品です！　すごくシリーズ歴が長いので、ちょっと取っ付きにくいなと感じる方もいらっしゃるとは思うんですけど、あんまり難しく考えずに、まずは気になった作品を観てみてほしいです！

――気になるキャストさんや、パッケージの印象など、きっかけはどの作品でも？

杉江　なんでも大丈夫です！　それに観ていただけたら、「この2人の過去がもっと知りたいな」とか、気になるところが出てくると思うんです。そうなってから、過去の作品や、続きの作品を観たりして、「メサイア」の世界を知っていってもらえたらいいんじゃないかなと。

――物語の前後が繋がっていくことで、さらに「メサイア」の世界観を楽しめるのもシリーズ作品ならではの魅力ですよね。

杉江　ただ、いつも僕らや西森さんが稽古でも話し合っていることなんですが、「これ、このままじゃ初めて観た人には何だか分からないよね」っていうところは、どの作品でも作らないように意識しているんです。なので、心配しないで観てください！　「一歩踏み出してごらん、おいでなさいな」と！(笑)　初心者の皆さんが思っているよりも、扉は広く開いていますよ。

――映画『メサイア ―幻夜乃刻―』も、「メサイア」デビューには絶好のチャンスとなりそうですか？

杉江　もちろんです！　映画という点で、舞台よりも気軽に観に来ていただけると思いますし、1作品として十分に完結したストーリーになっているので、ぜひ「メサイア」が初めての方にも知っていただきたいです。

――それでは最後に、映画を楽しみにされている方へのメッセージをお願いします！

杉江　加々美いつきと杉江大志、有賀涼と井澤勇貴。この2人の集大成の作品になっています！　僕たちもその想いをもって撮影に臨みましたし、その期待に応えるものが出来上がったと自信を持っています。「メサイア」は常に挑戦し続けるシリーズで、この作品もまた、新たな挑戦が詰まった作品です。今後が楽しみになる物語に仕上がっていると思いますので、ぜひ「メサイア」シリーズのファンの方も、初めての方も、劇場にお越しください！

全3回にてお届けしてきた、杉江さんのインタビューはここまで。「メサイア」シリーズにて3年間、加々美いつき役として成長を重ねてきた杉江さんが見せる集大成の姿を、ぜひスクリーンでお楽しみください！

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』は、2018年11月17日より全国順次ロードショー。11月17日には東京・神奈川にて、18日には大阪・京都にて、杉江さんらキャスト登壇による舞台挨拶も開催されます。
また映画公開に続いて、新作舞台『メサイアトワイライト ―黄昏の荒野―』も、東京公演が2019年2月7日～2月17日に東京・池袋サンシャイン劇場にて、大阪公演が2019年3月1日・2日に大阪メルパルクホールにて上演！　各詳細情報は、Informationより「メサイア・プロジェクト」公式サイトをご確認ください。

■杉江大志出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

【映画情報】
■映画『メサイア ―幻夜乃刻―』
公開日：2018年11月17日(土)全国順次ロードショー！
出演：杉江大志
山田ジェームス武、山本一慶、橋本真一、宮城紘大、安里勇哉、鈴木身来、金井成大
豊嶋杏輔、西野龍太　／　小谷嘉一、ボブ鈴木、漆崎敬介
井澤勇貴、内田裕也、波岡一喜
スタッフ：
監督・編集：山口ヒロキ
原作・ストーリー構成：高殿円「MESSIAH – 警備局特別公安五係」(講談社文庫)
脚本：毛利亘宏(少年社中)　脚本協力：西森英行(Innocent Sphere)

【舞台挨拶情報】
■11月17日(土)初日舞台挨拶
・シネマート新宿
［1回目］9:20〜10:55／上映　11:00〜11:30／舞台挨拶
［2回目］12:00〜12:30／舞台挨拶　12:30〜14:00／上映
・イオンシネマ港北ニュータウン
13:30〜15:00／上映　15:00〜15:30／舞台挨拶
・ユナイテッド・シネマアクアシティお台場
16:30〜18:00／上映　18:00〜18:30／舞台挨拶
登壇者：杉江大志、橋本真一、宮城紘大、鈴木身来、井澤勇貴、内田裕也、波岡一喜、山口ヒロキ監督、小谷嘉一(MC)

■11月18日(日)2日目舞台挨拶
・シネマート心斎橋
9:50〜11:20／上映　11:20〜11:50／舞台挨拶
・T・ジョイ京都
［1回目］13:30〜15:00／上映　15:00〜15:30／舞台挨拶
［2回目］16:20〜16:50／舞台挨拶　16:50〜18:20／上映
登壇者：杉江大志、井澤勇貴、波岡一喜、山口ヒロキ監督

≪映画公式サイト≫
http://messiah-project.com/genya/
≪「メサイア・プロジェクト」公式サイト≫
http://messiah-project.com
≪公式Twitter≫
＠messiah_project