杉江大志「前作でおっきーさん(山沖勇輝)に話したことは……」主演映画『メサイア ―幻夜乃刻―』11/17公開直前・3日連続インタビュー特集①

  • 2018-11-14

いよいよ2018年11月17日より全国順次ロードショーとなる、映画『メサイア ―幻夜乃刻―』より主演・加々美いつき役の杉江大志さんにインタビュー! 「メサイア」シリーズや自身が演じる役柄への想い、共演する井澤勇貴さん、山田ジェームス武さんらとの関係などをたっぷり語っていただきました。
本日より3日連続更新のインタビュー特集、まずは前作舞台を振り返ったPart.1をお届けいたします!

主演・加々美いつき役の杉江大志さんにインタビュー!

主演・加々美いつき役の杉江大志さんにインタビュー!

世界規模の軍事協定により、兵器による戦争がなくなり情報戦が激化した世界に生きるスパイの男たちの物語を描いた『メサイア』シリーズ。TVドラマ・舞台・映画と様々なメディアに展開し、『メサイア・プロジェクト』として多くのファンを魅了しています。

劇中の“メサイア”とは、特別公安五係に属するスパイ・通称“サクラ”を養成する機関である“チャーチ”の規律において、唯一のパートナーとして互いの危機を救うことが許されている存在のこと。シリーズ最新作となる映画『メサイア ―幻夜乃刻―』では、2018年4月に上演された舞台『メサイア ―月詠乃刻―』の直後を描いており、自身のメサイアである有賀涼(演:井澤勇貴さん)を救う為、命を賭けた戦いに挑む加々美いつき(演:杉江大志さん)にスポットを当てた物語となっています。

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』メインビジュアル

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』メインビジュアル

■映画『メサイア ―幻夜乃刻―』
2018年11月17日(土)全国順次ロードショー!

【出演】
杉江大志
山田ジェームス武、山本一慶、橋本真一、宮城紘大、安里勇哉、鈴木身来、金井成大
豊嶋杏輔、西野龍太 / 小谷嘉一、ボブ鈴木、漆崎敬介
井澤勇貴、内田裕也、波岡一喜

【スタッフ】
監督・編集:山口ヒロキ
原作・ストーリー構成:高殿 円「MESSIAH -警備局特別公安五係」(講談社文庫)
脚本:毛利亘宏(少年社中)
脚本協力:西森英行(InnocentSphere)

【主題歌】 Blu-BiLLioN「Let There Be Light」

【あらすじ】
“悪夢は覚めず”
加々美いつき(杉江大志)は、有賀涼(井澤勇貴)を救うために北方連合に投降。サリュート(山田ジェームス武)によって移送される途中、何者かに襲撃される。気がつくと加々美とサリュートは密室にいた…。

二人を監禁した男の名前は『ナイトメア』。照る日の杜事件において、ナイトメアを名乗っていた有賀でも園之人でもない真の黒幕であった。

「私は君たちに恨みを持つ者だ。君たちが自分達の罪を認め。罪を償うのであれば生きて、ここから出ることができる…」
襲い来る刺客たち…その中の一人であるヤマシロ(波岡一喜)を名乗る男も加わり、三人の男たちは命を賭けた脱出ゲームに挑むのであった。

【劇中写真】
01chirashiura1

02chirashiura

03chirashiura

04chirashiura

04chirashiura_2

04chirashiura_3

04chirashiura_4

04chirashiura_5

04chirashiura_6

スマートボーイズでは、2015年上演の舞台『メサイア ―鋼ノ章―』での初登場から、3年に渡って加々美いつき役を演じている杉江大志さんにインタビュー! 今回更新のPart.1では、ともに歩んできた加々美いつきへの想い、前作の舞台『メサイア ―月詠乃刻―』での柚木小太郎役・山沖勇輝さんとの思い出などを中心に、これまでを振り返っていただきました。

IMG_2574

■Part.1 「前作でおっきーさん(山沖勇輝)に話したことは……」

――TVドラマ・舞台・映画と様々なメディアで展開してきた「メサイア・プロジェクト」ですが、実写作品ではひとつのキャラクターを同じ俳優が演じ続けるという、“終身制”の配役も大きな特徴のひとつですよね。

杉江大志(以下、杉江) そうですね、作品が変わってもキャストはそのまま引き継がれる、というのは「メサイア」シリーズならではかもしれません。

――杉江さんも世界で唯一の“加々美いつき役”として、役への思い入れも深いのではないかと思います。

杉江 僕自身の役柄への思い入れという部分は、この作品にも大きく影響していると思います。それに、もし僕じゃない人が加々美いつきを演じていたら、全く違うキャラクターになっていたかも。加々美がどう感じ、何を考えるかっていうのは、すごく杉江大志自身に寄っている部分があると思うんです。

――加々美いつきという存在に、役柄だけではなく杉江さんと重なる部分があると。

杉江 今の加々美いつきの姿は、「メサイア」の作品が作られていく上で、加々美という存在を杉江大志とお互いに引き寄せていった結果なのかな、と。加々美いつきとして“演じる”というよりも“生きる”上で、そうしなければできなかった作品というか……キャラクターに俳優自身の姿や考え方がどんどん重なっていくのは「メサイア」の良いところだとも思いますし、なかなかそこまでやらせてもらえる作品は他にないと思うんです。僕たちみたいな若い世代の役者にとっては、すごく有難い環境だと感じています。

――これまで3年に渡って演じてきた加々美いつき役ですが、杉江さん自身の考えで、加々美に変化があったと思う部分はありますか?

杉江 う~ん……「メサイア」に関しては、僕は本当に毎回が必死で(笑)。具体的に何かを「もっとこうしてやろう」と意識していたというより、その時に与えられた物語を表現しようともがいている時に生まれた感情が活かされているのかな。僕がアイディアを持ってきて作品に手を加えたということはほとんどなくて、ただ必死に表現しているうちに、結果的に加々美は今の姿になったんだと思うんですけど、逆にそれで良かったとも思っています。

――稽古や本番の中で自然に生まれた姿が、そのまま生きているんですね。

杉江 だからこそ、作品によって立ち位置や環境が変わってもキャラクターに一貫性があるというか、自分が何かのタイミングで「今回はちょっとこうしてみよう」とか変にアイディアを足していたら、その後にずっとそのアイディアを意識し続けたままの演じ分けが必要になってきて、僕には無理が生じたと思うんです(笑)。

IMG_2534

――シリーズ作品として、最新作の映画『メサイア ―幻夜乃刻―』でも、前作の舞台『メサイア ―月詠乃刻―』の結末から続く展開が描かれていますね。前作『月詠乃刻』は、東京公演がアクションステージに特化したシアターGロッソでの公演だったこともあり、観客の方にも「メサイア」の世界観や迫力がダイレクトに伝わる作品だったと思います。

杉江 そうですね、それに僕にとってはチャーチ卒業後を描いた作品であり、単独での主演作でもあったので背負うものは大きかったです。ただその中で僕が一番に考えていたのは、御池万夜(長江崚行さん) と柚木小太郎(山沖勇輝さん)をどう見せるか。主演として作品の真ん中にいながらも、話の核となる2人を立てていくというのは初めての経験で……すごく難しかったですし、僕にとっての挑戦でもありました。

――チャーチの後輩である御池と柚木、2人のメサイアとしての関係が大きくクローズアップされていましたね。

杉江 でも、結果としては僕が考えるまでもなく、演じる2人がしっかりと立っていてくれたので! 彼らと一緒に戦ったという気持ちです。あと前作での挑戦というと、やっぱりアクションシーンでのロープスライダーが印象に残っています!

――ロープにつかまった加々美が、ステージ真上から直下してきたシーンはビックリしました! あの迫力を体感すると、今後の「メサイア」シリーズのアクションはどこまでいってしまうのかと(笑)。

杉江 確かに、この先どうなるんですかね!?(笑) でもロープスライダーは、舞台『メサイア ―鋼ノ章―』の時にも、燈くん(白崎護役の赤澤燈さん)と勇貴(有賀涼役の井澤勇貴さん)がやっていたんですよ。その2人がやっていたから「まぁ、俺にもできるっしょ」って思っていたら、実際は予想よりもはるかに怖かったです(笑)。

――前作の稽古期間中は、他キャストの方と作品について話し合ったりすることはありましたか?

杉江 どうだったかな? 「メサイア」は本当に各々が背負っているものが大きすぎて、自分以外のキャラクター作りにはなかなか踏み入れないんですよね。ただ、おっきーさん(山沖さん)とは「もっとありのままでいいし、僕を信じて走って欲しい」という話をしました。

――それは、杉江さんから山沖さんに対して伝えたんですか?

杉江 はい、僕からです。おっきーさんもすごく真面目な方なので、作品に対しての表現としては十分なのに、それでも悩んでいて。その時に、すごく生意気なんですけど「あと一歩を悩むなら、僕は役柄としてではなくて、おっきーさん自身から何がにじみ出るのか、生身の人間として立ち向かう姿を見たい」っていう話をしました。それが「メサイア」の醍醐味でもあると思うし、柚木小太郎としてはもちろん、山沖勇輝として感じている辛さを板の上にのせて、僕にもぶつけてほしいと思ったんです。

――真摯に作品に向き合っているからこその、壁にぶつかっていると感じたんですね。

杉江 だから、崚行には「おっきーさん自身をもっと引き出してほしいし、それを受け取めてあげて欲しい」って伝えました。役者として僕が言える立場ではないんですけど、それでも言うことができるのは、僕たちの関係だからこそなので。

――基本的に「メサイア」シリーズは、キャストの多くが過去作から引き続き登場し、そこへ新たな仲間が加わっていくというリレー制のカンパニーですよね。キャスト間のコミュニケーションの取りやすさは、作品にも影響しているのでは?

杉江 その要素は大きいと思います! 初めての共演だったら、もちろんおっきーさんにもそんなことを言わなかったと思いますし、僕にとっては役者としても先輩で、尊敬する年上の方ですから。

――それでも声に出せるのは、山沖さんの人柄はもちろん、関係性があってこそですよね。

杉江 言ってしまえば、ほかのキャストの方が何かに悩んでいても、そこに口を出すことに杉江大志のメリットはないと思うんですよ(笑)。もちろん作品全体として良くしていきたいという気持ちはありますけど、それでも僕が言ったのは、僕が「メサイア」という作品では少し長く物語の中に生きていること、そしておっきーさんはそれを許してくれる人だっていう信頼があったから。役者が役者に何かを言う、っていうのは勇気が必要なことだと思うんですけど、お互いにそれができる現場だと思います。

IMG_2583

――そんな前作での稽古期間には、杉江さん自身はすでに映画『幻夜乃刻』が控えていることもご存知だったと思います。舞台では、物語が映画に続くことは意識されていましたか?

杉江 その時は特に意識していなかったですね! 舞台の時は、完全にその一作に集中していました。アクション作品として「メサイア」では多くの死が劇中にありますが、それでも死を描くということは覚悟が要りますし、舞台『月詠乃刻』では同じチャーチの仲間の死が描かれるという点で、そこに神経を注ぐことに精いっぱいだったと思います。

――確かにキャラクター自身は、舞台『月詠乃刻』の時点では、映画『幻夜乃刻』の展開を知ることはないですからね。

杉江 その時点では彼らに必要がない要素を加えて考えてしまったら、「メサイア」っていう作品は崩れてしまうと思うんです。僕はそう感じていましたし、それは西森さん(演出の西森英行さん)も同じだったんじゃないかな? 舞台、映画と続けて脚本を書いている毛利さん(毛利亘宏さん)も、繋がりは必要であっても、すごく慎重に描いた部分のはず。だからこそ、独立した物語としてもどちらも楽しんでいただけると思います。

≪Part.2へ続く≫

続くPart.2では、映画『メサイア ―幻夜乃刻―』にて同じシーンを多く過ごしているサリュート役の山田ジェームス武さん、杉江さんにとっては念願の初共演となったヤマシロ役の波岡一喜さんについてなど、撮影での思い出トークをお届け! 3日連続のインタビュー特集、最後まで更新をお楽しみに。

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』は、2018年11月17日より全国順次ロードショー。11月17日には東京・神奈川にて、18日には大阪・京都にて、杉江さんらキャスト登壇による舞台挨拶も開催されます。
また映画公開に続いて、新作舞台『メサイア トワイライト ―黄昏の荒野―』も、東京公演が2019年2月7日~2月17日に東京・池袋サンシャイン劇場にて、大阪公演が2019年3月1日・2日に大阪メルパルクホールにて上演! 各詳細情報は、下記のInformationより「メサイア・プロジェクト」公式サイトをご確認ください。
©MESSIAH PROJECT ©2018 映画メサイア幻夜乃刻製作委員会

■杉江大志 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

【映画情報】
■映画『メサイア ―幻夜乃刻―』
公開日:2018年11月17日(土)全国順次ロードショー!
出演:杉江大志
山田ジェームス武、山本一慶、橋本真一、宮城紘大、安里勇哉、鈴木身来、金井成大
豊嶋杏輔、西野龍太 / 小谷嘉一、ボブ鈴木、漆崎敬介
井澤勇貴、内田裕也、波岡一喜
スタッフ:
監督・編集:山口ヒロキ
原作・ストーリー構成:高殿 円「MESSIAH – 警備局特別公安五係」(講談社文庫)
脚本:毛利亘宏(少年社中) 脚本協力:西森英行(Innocent Sphere)

【舞台挨拶情報】
■11月17日(土)初日舞台挨拶
・シネマート新宿
[1回目]9:20〜10:55/上映 11:00〜11:30/舞台挨拶
[2回目]12:00〜12:30/舞台挨拶 12:30〜14:00/上映
・イオンシネマ港北ニュータウン
13:30〜15:00/上映 15:00〜15:30/舞台挨拶
・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
16:30〜18:00/上映 18:00〜18:30/舞台挨拶
登壇者:杉江大志、橋本真一、宮城紘大、鈴木身来、井澤勇貴、内田裕也、波岡一喜、山口ヒロキ監督、小谷嘉一(MC)

■11月18日(日)2日目舞台挨拶
・シネマート心斎橋
9:50〜11:20/上映 11:20〜11:50/舞台挨拶
・T・ジョイ京都
[1回目]13:30〜15:00/上映 15:00〜15:30/舞台挨拶
[2回目]16:20〜16:50/舞台挨拶 16:50〜18:20/上映
登壇者:杉江大志、井澤勇貴、波岡一喜、山口ヒロキ監督

≪映画公式サイト≫
http://messiah-project.com/genya/
≪「メサイア・プロジェクト」公式サイト≫
http://messiah-project.com
≪公式Twitter≫
@messiah_project

関連商品

  • SG001d
    杉江大志L版ブロマイドD
  • SG001c
    杉江大志L版ブロマイドC
  • SG002c
    杉江大志A4版ブロマイド③
  • SG002b
    杉江大志A4版ブロマイド②
  • SG002a
    杉江大志A4版ブロマイド①
  • GCSB-015
    『東京スマートさんぽ 杉江大志〜原宿編〜』

関連Movie

    • 2015-12-11

    東京スマートさんぽ杉江大志

    スマートボーイズに新たなバラエティ番組が誕生!! さんぽを通じ、訪れた街の魅力に触れながら、何かに初挑戦したり、カフェタイムでまったりインタビュー! などなど、旬のイケメンキャストの新たな魅力に迫った、バラ…
    詳細を見る

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る