2018-1-7

少年社中×東映舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」が、2018年1月6日より東京・サンシャイン劇場にて開幕しました。

今作は、現在、テレビ朝日系にて放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本（メインライター）を務める毛利亘宏さんが主宰する劇団「少年社中」と東映による舞台プロジェクトで、登場する人物が全員“悪者”という”のピカレスクロマン作品。

時は江戸時代。三代将軍トクガワイエミツの前に冥府より黄泉返えったトクガワイエヤスが現れ、日ノ本を手中に収める。闇に包まれ、魔の手が世界まで伸びようとする中、トクガワイエミツは、異世界“物語の世界”より召喚された「七人の極悪人“ピカレスク◆セブン”」を率いて、日ノ本奪還のための戦いに挑む物語。

井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、佃井皆美さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さん、大高洋夫さんといった記念作品に相応しい豪華キャストが出演します。

総勢22人の“極悪人”がステージ上に集結！！

【出演者・スタッフオフィシャルコメント】

◎毛利亘宏さん(主宰・脚本・演出)

<初日を迎える今のご心境、本作にかける意気込み>
ついにこの日が来た！　と、言う興奮に胸が高鳴っております。
こんなにも自分自身が劇場で見たい！　はやく見たい！　と思う作品は記憶にないほどです。確かな手ごたえを感じながらキャスト・スタッフ一同、丁寧に作り上げてきました。この作品は劇団の20年、今の自分、そして、出演者の思いが共鳴しあって、どこまでも高見に登っていける気がしております。ぜひとも劇場で、生の圧力を感じて頂ければと思っております。

<本作のみどころ、ご自身が思う注目のポイント>
ポイントを挙げればキリがありません！　全部が見どころだと思っています。
22人のキャラクターが己の悪を貫いてぶつかり合う。それが複雑に絡み合い、影響を与えあって結末に向かって全力疾走する。それぞれの悪人の持つ圧倒的な「熱」。それを受け取って2人の魂のぶつかり合い。悪と悪、善と善がぶつかり合う壮絶なラストに、何かを感じ取っていただければと思っております。

◎井俣太良さん(魔女①役・少年社中)

<初日を迎える今のご心境、本作にかける意気込み>
まず、劇団の20周年の第一弾としてこの作品をお届けできる事、そしてサンシャイン劇場という僕達の憧れの大舞台で再び上演できることに大きな喜びを感じています。少年社中として『悪』というテーマに、これほどこだわって作品作りをしたのはこれがはじめての事です。そして、なぜ20年という節目に、敢えて「悪」というテーマを僕達が選択したのか？その答えもこの作品には詰まっています。これまでの歩んできた20年と、これからの少年社中の進むべき道筋への決意表明のような、そんなパッショナブルな作品になった事は間違いないです。是非たくさんの方々に観ていただきたいです。

<本作のみどころ、ご自身が思う注目のポイント>
僕が演じる魔女①という役柄は、鈴木勝吾君演じるマクベスに「おまえが王になる」という予言を与え、極悪人としての道を導く存在です。時に変幻自在に姿を変え、ヌルハチという清の始皇帝になったりしますが、最終的にはものすごく少年社中の20年を反映した存在というか…役者、井俣太良自身の姿をそのまま投影しているような…まぁ、いつも通り好きにやらせていただいています(笑)。すでに10月くらいからプレ稽古などをしながら、この作品の全体像を劇団全体で模索しながら作ってきました。その稽古で偶然、生まれた台詞が実際の台詞になるなど、いつも以上に劇団で作劇をした実感が強いです。そして、実は『ピカレスク◆セブン』では、少年社中史上、一番殺陣アクションが多い舞台となりました。なので、是非そこは観ていただきたいです。極悪人同士がそれぞれの正義の刃を振りかざし、剣を交えるのは、観てくださるお客様の胸にきっと響くはずです。

魔女①役の井俣太良さん

◎鈴木勝吾さん(マクベス役)

<初日を迎える今のご心境、本作にかける意気込み>
特別に想い入れのある作品が故に正直、何が完成で何が正解なのか今まで以上に分からない日々でした。しかし、初日から始まり全公演皆様の目に届くものが正解です。とにかく観てもらえる。それが何より嬉しい。魂を燃やして尽くして最後の最後まで昇り続けたいとおもいます。

<本作のみどころ、ご自身が思う注目のポイント>
それぞれのキャストの魅力をこの企画だからこそできる魅力を皆さまに味わっていただければ幸いです。演劇が好き、お芝居が好き、この仲間が好き、このカンパニー全員が好き、応援してくださる皆様が大好きなので、その全てに感謝してとにかく真っ直ぐ真っ直ぐ届けます。登場する悪人各々の生き様のなにかがきっと観ていただける人に届く、そんな作品になっています。どうぞ応援よろしくお願いします。

マクベス役の鈴木勝吾さん

◎宮崎秋人さん(トクガワイエミツ役)

<初日を迎える今のご心境、本作にかける意気込み>
やっと始まるなという高揚感と、始まってしまうなという寂しさが混在しています。
不安な要素が無いんです。絶対に満足していただける作品になるなとずっと思って稽古してきたので本当に、本当に、心待ちにしていました！！
でも、初日を迎えるとあっという間に終わってしまう感覚があるので既に少し寂しくなっています。終わらないで欲しい。ずっとやっていたい。そのくらいやり甲斐のある役。そのくらい大好きなカンパニーです。

<本作のみどころ、ご自身が思う注目のポイント>
観て頂いたら、わかるのですが、どこに注目すればいいとか聞かれても困るくらい魅力的な要素が多い作品です。
一つに絞れません。
ただ一つどうしてもあげなくてはいけないならば、「衣装」ですかね。少年社中さんの作品を観るときもいつも楽しみにしていることの一つが衣装で、今回もなかなか前衛的な衣装が多いので、楽しみにしていただけたらなと思います。

<自分の役について>
トクガワイエミツ役を演じますが、今日を迎えるまで演出の毛利さんと色々相談しながら丁寧に役作りしてきました。ただひたすら積み上げてきただけじゃなくて積み上がり切る直前で壊す作業もしました。
今まで何度か毛利さんとご一緒してきましたが、こんな役について話したことなかったので、初めての経験でした。
この作品がトクガワイエミツという男が、皆様の目にどう映るのか…　皆様に届けられるのがとても楽しみです！

トクガワイエミツ役の宮崎秋人さん

◎大高洋夫さん(トクガワイエヤス役)

<初日を迎える今のご心境、本作にかける意気込み>
大晦日元旦とお休みを頂いたので一泊三日の弾丸ツアーでハワイマウイ島の初日の出を見てくる予定をキャンセルして近所の神社に舞台成功を祈願すべく普段なら10円で済ます賽銭を100円に奮発したのでうまくいくことだろう。
都内某所の稽古場へ通う毎日。一日の終わりスタジオを出て見上げれば目の前に今にも倒れてきそうなライトアップ巨大東京スカイツリー634m。圧倒圧迫圧殺気分、自分のちっぽけさ、うまくいかなさ加減を猛省。でもさ、アンタのおかげで頑張れたよ！
ぜひ劇場でお楽しみください。

【ゲネプロ画像】