松本寛也「僕がこの作品に出るのを当たり前だとは思わないで!」舞台『ピカレスク◆セブン』9連続SPインタビュー⑥

  • 2017-12-23

現在、テレビ朝日系にて放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本(メインライター)を務める毛利亘宏さんが主宰する劇団「少年社中」と東映による舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」が、2018年1月6日より東京・サンシャイン劇場にて上演。

少年社中20周年記念第一弾となる今作は、“登場人物、全員、悪者”のピカレスクロマン作品。古今東西、様々な“悪”や“悪役”をモチーフにした個性的なキャラクターたちがステージ上で躍動。井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、佃井皆美さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さん、大高洋夫さんといった記念作品に相応しい豪華キャストが揃いました。

スマートボーイズでは、今作に出演する井俣太良さん、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さんの9名に直撃インタビュー! 9日連続で各キャストをご紹介します。

PART⑥は、豊臣ヒデヨシ役の松本寛也さんです。

豊臣ヒデヨシ役の松本寛也さん

豊臣ヒデヨシ役の松本寛也さん

――2018年一発目の舞台となりますが、まずは最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞きしたいと思います。

松本 ちょっと怖いなって感じました。単純なるプレッシャーです(笑)。少年社中さんと東映さんとの舞台プロジェクトに再び出演するということで、失敗しちゃいけないというミッションを背負う訳なので、世の皆様は、第2弾があったら、第3弾、第4弾があると認識される思うので、出る側としては絶対面白いものにしなきゃいけないんです。でも出演したいと気持ちも強かったので、その葛藤が生まれたことが、オファーの第一報を聞いた時の印象でした。

――オファーが来た喜びとプレッシャーと、どちらの比重が大きいですか。

松本 お世話になっている少年社中さんや東映さんがタッグを組むことって簡単なことではなと思うので、プレッシャーの方が全然大きいですよ。正直ビビっています。このインタビューを見ている方に言いたいんですが、「僕がここに出ているのを当たり前だとは思って欲しくない」ということです(笑)。こんなに恵まれてた環境に入れることが、当たり前だと思わないで欲しいです。

――いつも以上に低姿勢ですね(笑)。とはいうものの、出演できることは嬉しいですよね。

松本 そうですね。このメンバーを見た時に、声がかからなかった時の自分を想像したら悔しいだろうなと思うし……。でもこれが当たり前だと思わないでください!

――今回松本さんが演じるのが、豊臣ヒデヨシです。

松本 豊臣秀吉は学校の授業に必ず登場するので、きっと名前はわかると思うんです。そんな歴史上の主要人物を演じるって、まぁまぁなことをやらせていただいているなって(笑)。例えば大河ドラマとかに登場する豊臣秀吉を演じる方って、凄い俳優さんばかりじゃないですか。それを松本寛也が演じるって、プレッシャーで潰したいのかなって(笑)。

――ヒデヨシを演じる上で役作り的なことはされますか。

松本 ずるいと言われるかもしれませんが、ドラマ、マンガ、アニメを見て、いいところだけいただこうかなと。

――今回の配役を見ると、個性過ぎるキャラクター達がたくさん登場しますね。

松本 キャスト全員が悪役と謳って、そうりだいじんというキャラクターがいるというのは、攻めていますね。僕は嫌いじゃないです。しかもそうりだいじんを演じる岩田有民さんは、絶対、人の考えることを超越してくる役者さんなので楽しみですね。あとは“いち少年社中ファン”という視点だと、過去の公演にも登場していたピーターパン、フック船長、リチャード三世あたりが気になりますね。

――こう見ると、少年社中20周年記念に相応しいキャスティングとキャラクターですね。

松本 僕は「悪役アベンジャーズ」だと思っていたんですが、唐橋充さんは「これは少年社中アベンジャーズだろ」っておっしゃって、確かにって思いました。それにチーム分けも魅力的で、井俣太良さんと大竹えりさんの間に相馬圭祐さん。演劇モンスターの長谷川太郎とよく噛む丸山敦史とか(笑)。あと、マクベスを演じる鈴木勝吾は人をワクワクさせる役者だと思っていて、「パラノイア★サーカス」でルパンを演じた時は「あいつヤバい!」と言わしめるほど凄かったので、今回のマクベスも期待しています。

――ヒデヨシは、トクガワイエヤス役の大高洋夫さんと絡む機会が多そうですが。

松本 どのグループも正直怖いですが、イエヤスと絡むことが多いのは怖いです(笑)。イエヤスに絡むグループは怪優揃いになりますが、とにかく稽古が楽しみです。

「鈴木勝吾は人をワクワクさせる役者で、今回のマクベスも期待しています」

「鈴木勝吾は人をワクワクさせる役者で、今回のマクベスも期待しています」

――これまで少年社中さんの作品に何度も出演されている、松本さんだからこその「少年社中作品」の魅力は何ですか。

松本 少年の心をくすぐる作品が多いなと思っていて、今回のキャストを見るとおそらく女性のお客さんが多いのではとは思いますが、今作は是非男性に観に来て欲しいですね。だって、男性は悪役が好きでしょ。男性のお客さんに少年社中のファンになってもらういい機会だと思っています(笑)。

――今回のタイトル「ピカレスク◆セブン」の“ピカレスク”は、悪者や悪役という意味でもありますが、松本さんも、悪への憧れというのはありますか。

松本 やっぱり、ダークヒーローって憧れますね。バットマンとか、仮面ライダーブラックならシャドームーンとか。

――ちなみに一番好きな悪役のキャラクターはありますか?

松本 日本ならシャドームーンですが、アベンジャーズ的なら、アイアンマンですね。皆さんはどう思うかわかりませんが、あいつはダークヒーローだと思うんです。武器を輸出していた奴だし、女好きだし(笑)。

好きな悪役キャラクターは、シャドームーンとアイアンマン

好きな悪役キャラクターは、シャドームーンとアイアンマン

――ちょっと作品から離れまして、2017年を振り返って、今年一年はどんな年でしたか?

松本 皆さんご存知の通り、「宇宙戦隊キュウレンジャー」一色の年でした(苦笑)。しかもキュウレンジャーにすごく出ているかと言えばそうではない。でも、そうでないところでキュウレンジャーとして、スーパー戦隊親善大使として動いていたので、本当に濃い一年だった……。

――本当にいろんなことをされていましたよね。

松本 毎週末、各地方に行ってCDイベントのMCをしては、(特命戦隊ゴーバスターズの)陣マサトや(魔法戦隊マジレンジャーの)小津翼の変身をしたりとか、もう大変でした(笑)。でも、スーパー戦隊親善大使という名前を広めるためにも、いい機会だったので、本当に大変でした。

――そういえば、10月22日のオンエア、松本さんがトレンド入りされていましたね。おめでとうございます!

松本 もし反響がなかったら「あいついらない」って言われるので、とにかく盛り上がってくれてよかった~。ホシ★ミナトとして、まだまだ「キュウレンジャー」に貢献しますので、引き続き、「キュウレンジャー」をお楽しみください!

――では最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。

松本 尊敬する方々がたくさんいらっしゃる中で、演じるお仕事をさせていただけるのは、凄く有難いです。みんなに埋もれないように、みんなと調和をし、いい作品に出来たらいいなと思っております。男女問わず、ドキドキするファンタジーをお見せできると思っています。劇場でお会いしましょう!

松本寛也さんソロビジュアル画像

松本寛也さんソロビジュアル画像

※PART⑦では、唐橋充さんが登場します。お楽しみに!

少年社中×東映 舞台プロジェクト 「ピカレスク◆セブン」は、2018年1月6日より15日まで東京・サンシャイン劇場に、1月20日・21日、大阪・サンケイホールブリーゼにて大阪公演、1月27日、岡崎市民会館 あおいホールにてそれぞれ上演されます。現在チケットは好評発売中です。

詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

©少年社中・東映

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☆Information

少年社中20周年記念第一弾
少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』

脚本・演出:毛利亘宏

日程・会場
東京:サンシャイン劇場 2018年1月6日(土)~1月15日(月)
大阪:サンケイホールブリーゼ 2018年1月20日(土)・21日(日)
愛知:岡崎市民会館 あおいホール 2018年1月27日(土)

出演
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之

鈴木勝吾 宮崎秋人 / 椎名鯛造 佃井皆美 相馬圭祐 丸山敦史
唐橋充 松本寛也 細貝圭 / 大高洋夫

≪公演特設サイト≫
http://www.shachu.com/p7/

≪少年社中公式サイト≫
http://www.shachu.com/

≪少年社中公式Twitter≫
@shonen_shachu

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