- 2017-12-22
現在、テレビ朝日系にて放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本(メインライター)を務める毛利亘宏さんが主宰する劇団「少年社中」と東映による舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」が、2018年1月6日より東京・サンシャイン劇場にて上演。
少年社中20周年記念第一弾となる今作は、“登場人物、全員、悪者”のピカレスクロマン作品。古今東西、様々な“悪”や“悪役”をモチーフにした個性的なキャラクターたちがステージ上で躍動。井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、佃井皆美さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さん、大高洋夫さんといった記念作品に相応しい豪華キャストが揃いました。
スマートボーイズでは、今作に出演する井俣太良さん、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さんの9名に直撃インタビュー! 9日連続で各キャストをご紹介します。
PART⑤は、魔女②役の相馬圭祐さんです。
――2018年一発目の舞台となりますが、まずは最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞きしたいと思います。
相馬 まずは驚きました。今年8月の「モマの火星探検記」に出演して、「またいつか呼ばれたらいいなぁ」という感覚だったので、本当に驚きましたし嬉しかったですね。
――すぐにまたお声がかかったということは、きっと毛利さんも次回公演にも必要な役者だと思ってオファーしたんでしょうね。
相馬 そんなに悪い印象ではなかったとは思っています(笑)。「モマの火星探検記」が終わった直後に、次回作品の話を風のうわさで聞いていて、その時に鈴木くんが出演するかもという話もあって「今度、見に行こう」と思ったんですが、見る側と思いきや出る側になるとは、本当にビックリでした。
――今回相馬さんが演じるのは「魔女②」。正直「相馬さん=魔女」というのが、私にとってもビックリなキャスティングでした。
相馬 やっぱり毛利さんって、一筋縄ではいかない役を与えてくるんだな感じましたし、実はこのインタビューが始まる直前に配役を知ったんですが、同じ魔女チームに井俣さん(魔女①)と大竹えりさん(魔女③)というのが分かった瞬間、「正気か!!」と思って。だって少年社中の旗揚げメンバーの2人ですよ。キャスト表を見て脇汗が凄い出ましたから(笑)。とりあえず、魔女チームに入っているのは、毛利さんからの試練だと思うので、2人に食らいつけるように頑張りたいですね。
――そうですね。毛利さんからの強烈なメッセージではないでしょうか。
相馬 もうプレッシャーかけないでください(苦笑)。20年を知っている2人の中に入るわけだから、中途半端な覚悟じゃだめだと思うし、やるからにはこれくらいのハードルを与えてもらったことを、嬉しいと思わないといけませんね。
――お話を伺っている時点では、まだ稽古に入っていませんが、稽古に向けての役作り的なものは考えていますか。
相馬 今までやってきた舞台は、かっちりきっちり決めてから稽古に入ることはなくて。今回演じる魔女には遠い存在だとしても、自分が思っている感情や得てきたものを投影させていきたいので、稽古前に何かやっておこうというのは正直ありません。それよりも重要なのは健康管理だと思っています。井俣さんや大竹さんの足を引っ張らないように、稽古中は美味しいものを食べさせてもらおうと狙っています(笑)。
――きっと稽古終わりとかの飲み会とかも、凄いことになるんでしょうね。
相馬 そこでかならずダメ出しが待っているでしょうね。ある意味、飲み会も試練の場になりそう(笑)。
――今回の出演者も豪華ですね。「侍戦隊シンケンジャー」の括りだと、鈴木勝吾さんと唐橋充さんの計3人出演します。シンケンジャーからのファンからしたら3人の共演は嬉しいでしょうね。
相馬 こんな早くに鈴木くんと共演できるなんて思わなかったですね。「モマの火星探検記」では2人で会話するシーンがなかったので、今回多く絡められたらいいなと思いますし、剣とかを交せるといいな…と思っています。
――アクションや殺陣も多そうなお話みたいですし、鈴木さんと相馬さんの対決があったとしたら、楽しみですね!
相馬 楽しみですね。8年前に初めて会ってから一回ぐらい殺してやろうと思っていたので、ぜひやっつけるほうがいいですね。あっ、殺すっていうのは、もちろんいい意味でですよ。“(笑)”って入れてください。
――(笑)。
相馬 それと細貝くんは、僕の初舞台「タンブリング」で一番仲良かった方でもあり、今でもプライベートで飲みに行っていたりしているんですが、今回仕事で一緒に出来るというのは、とても楽しみですね。
――他にも、スーパー戦隊シリーズや仮面ライダー出身の方が多くて、ファンの反響も凄かったのではないでしょうか。
相馬 そうですね。正直、見る側になりたかったです(笑)。
――今回のタイトル「ピカレスク◆セブン」の“ピカレスク”は、悪者や悪役という意味でもありますが、相馬さんにとって、悪への憧れというのはありますか。
相馬 ちょうど今、髪も髭を伸ばしているんですけど、これは悪への憧れの一つで、今回のオファー前から、伸ばそうと企んでいたんです。30歳を超えてから「悪さ=セクシー」というのに憧れ始めて、理想的なイメージだと、谷口賢志さんみたいな感じですね。谷口さんカッコいいじゃないですか!
――確かに谷口さんはカッコいいです! ちなみに好きな悪役のキャラクターはありますか?
相馬 幽☆遊☆白書の戸愚呂兄弟ですね。悪役という視点ではないかもしれないけど、一番最初にカッコいいと思った悪役が戸愚呂弟でした。今でもマンガを読み返してはホロってしていますね(笑)。
――ちょっと作品から離れまして、2017年を振り返って、今年一年はどんな年でしたか?
相馬 今まで生きていた中で、本当にあっという間と感じた一年でした。昨年の10月30日(相馬さんの誕生日)に復帰をしようと決めて、ブログを書き始めてから一年ちょっと経って、その間3本の舞台に出演することが出来て、復帰元年にしては素晴らしく思っています。僕自身はそうは思っていないんですが、甘えの部分というのもきっとあったはずだし、その甘えは今年で断ち切らないといけないとは思っています。この一年得てきたものを絶対無駄にしないためにも、2018年一発目の舞台となる「ピカレスク◆セブン」は頑張らないといけませんね。
――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
相馬 「モマの火星探検記」の時は最後の最後まで緊張していましたが、今回はあの時に臆していたものを稽古初日から解放していきたいです。まぁ最初の2週間ぐらいはビビっちゃうかもしれませんが(笑)。とにかくいい作品になると確信していますので、皆様、劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。劇場でお待ちしています。
※PART⑥では、松本寛也さんが登場します。お楽しみに!
少年社中×東映 舞台プロジェクト 「ピカレスク◆セブン」は、2018年1月6日より15日まで東京・サンシャイン劇場に、1月20日・21日、大阪・サンケイホールブリーゼにて大阪公演、1月27日、岡崎市民会館 あおいホールにてそれぞれ上演されます。現在チケットは好評発売中です。
詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
©少年社中・東映
☆Information
少年社中20周年記念第一弾
少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』
脚本・演出:毛利亘宏
日程・会場
東京:サンシャイン劇場 2018年1月6日(土)~1月15日(月)
大阪:サンケイホールブリーゼ 2018年1月20日(土)・21日(日)
愛知:岡崎市民会館 あおいホール 2018年1月27日(土)
出演
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之
鈴木勝吾 宮崎秋人 / 椎名鯛造 佃井皆美 相馬圭祐 丸山敦史
唐橋充 松本寛也 細貝圭 / 大高洋夫
≪公演特設サイト≫
http://www.shachu.com/p7/
≪少年社中公式サイト≫
http://www.shachu.com/
≪少年社中公式Twitter≫
@shonen_shachu
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