2017-12-21

現在、テレビ朝日系にて放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本(メインライター)を務める毛利亘宏さんが主宰する劇団「少年社中」と東映による舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」が、2018年1月6日より東京・サンシャイン劇場にて上演。

少年社中20周年記念第一弾となる今作は、“登場人物、全員、悪者”のピカレスクロマン作品。古今東西、様々な“悪”や“悪役”をモチーフにした個性的なキャラクターたちがステージ上で躍動。井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、佃井皆美さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さん、大高洋夫さんといった記念作品に相応しい豪華キャストが揃いました。

スマートボーイズでは、今作に出演する井俣太良さん、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さんの9名に直撃インタビュー！　9日連続で各キャストをご紹介します。

PART④は、悪の秘密結社の大首領役の丸山敦史さんです。

悪の秘密結社の大首領役の丸山敦史さん

――2018年一発目の舞台となりますが、まずは最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞きしたいと思います。

丸山　少年社中さんと東映さんとの舞台プロジェクトのことは、前から知っていました。今回出演することができて、嬉しかったですね。

――少年社中さんの作品に出演するのは初めてですが、それまで少年社中さんの公演をご覧になったことはありますか。

丸山　少年社中さんの公演はまだないんですよ。ただファンの方から「少年社中の舞台を見に行って面白かった」「今度、丸山さんも少年社中の舞台に出て欲しい」という声をたくさん聞いていて、今回出演が決まった時に「嬉しいです」というコメントをいただいたので、きっとファンの方は喜んでくれていると思います。それと、「最遊記歌劇伝」でご一緒だった岩田有民さん、堀池直毅さん、廿浦裕介さんとまた共演出来るのは嬉しいですし、それに再び毛利さんの演出を受けられるのも楽しみです。

――そういえば丸山さんが「最遊記歌劇伝」に出演されたのって、何年前でしたか？

丸山　僕が25歳の頃だったので、2008年。約9年前です。

――だいぶ経ちましたね。

丸山　久しぶりに毛利さんと会ったら、全然お変わりなく、あの菩薩のような笑顔の毛利さんだったので、「あ、変わってなかったんだ」って思いました(笑)。

――今回の出演者を見ると豪華な面々が揃いましたが、初共演の方はいらっしゃいますか？

丸山　宮崎さんと大高さんは初めましてですが、他の方は知っていますし、共演しています。知っているだけでなく、共演しているのって凄いことですよね。しかも椎名鯛造くんとは、「最遊記歌劇伝」以来の共演ですし、本当に楽しみです。

――それこそ、「最遊記歌劇伝」からのファンからしたら、たまらないですね。

丸山　鯛造くんとは最近会ってもいないし、舞台も全然見ることが出来ていなくて…。僕の中では悟空(椎名さんが「最遊記歌劇伝」で演じている役)のままなので、どんな感じになっているか、気になりますね。

――出演が決まった時は、連絡し合った方はいらっしゃいますか。

丸山　唐橋充さんには共演がわかった直後「よろしくおねがいします」とメールを送ったんですが、僕の方が早く情報が来ていたようで、「何のこと？」ってレスが来て、それ以降はスルーしました(笑)。

――先程、共演した方が多いとお話しましたが、特にこの人の共演は楽しみという方はいらっしゃいますか。

丸山　皆さん楽しみではありますが、特に佃井さんのアクションは楽しみです。劇場版「獣電戦隊キョウリュウジャー」で共演させていただいたんですが、アクションが綺麗でカッコよかったので、今回アクションシーンがあるとしたら、佃井さんのテクニックを盗みたいですね。

「『獣電戦隊キョウリュウジャー』で共演した佃井さんのアクションは楽しみです」

――久々に毛利さんの演出ということで、何かしらアピールとか考えていますか？

丸山　いやぁ、特にアピールしようというよりか、自分にいただいた役割をしっかりとこなせたらなとは思っています。

――今回丸山さん演じる「悪の秘密結社の大首領」というのがあまりにも謎すぎて(苦笑)。

丸山　きっと、あのキャラクターのことだと思いますが、お話している時点では、何も聞かされていないので、全くの謎です(笑)。

――ビジュアル撮影は既に行われたそうですが、スタッフさん情報によると、その時にいろいろあったようですね。

丸山　ビジュアル撮影といっしょに撮ったコメント動画の収録の様子を見ていた毛利さんが「もっといろんなことが出来るポジションの方がオイシイ」ということで、この役を頂いた…と先程、毛利さんから話しがありました。

――へぇ、役を変えさせるほどのそれほどのインパクトがあるコメント動画だったんですか。それは楽しみですね。

丸山　そこまでハードルを上げなくてもいいですよ(苦笑)。

――今回のタイトル「ピカレスク◆セブン」の“ピカレスク”は、悪者や悪役という意味でもありますが、丸山さんにとって、悪への憧れというのはありますか。

丸山　ありますね。悪役を演じて楽しいですし、今までずっと「悪のボスをやりたい」と言ってきたんですが、今年出演した「闇狩人」でラスボスを演じることが出来て、悪役への憧れひとまず達成できました。

――念願だったんですね。ちなみに好きな悪役のキャラクターはありますか？

丸山　悪役がどうか、人の見る目によって違うのが面白いというのだと、「キングダム」(『週刊ヤングジャンプ』連載中)の桓騎(かんき)将軍です。男から見たらカッコいいですよね。「秦国」を描いているから悪に見えませんが、「趙」「魏」「韓」といった他の国からしたら悪ですし。憧れとはちょっと違うかもしれませんが、生き方とか男らしさという面で好きなキャラクターです。

好きな悪役キャラクターは、「キングダム」の桓騎(かんき)将軍

――ちょっと作品から離れまして、2017年を振り返って、今年一年はどんな年でしたか？

丸山　前半は舞台を中心に、後半は映像を中心にやらせていただたので、充実した一年でしたね。舞台「里見八犬伝」で3年ぶりに犬村大角を演じた際も、ファンの方からお褒めのコメントをいただいたりして、少しは役者として成長したことを感じましたし、さらにもっともっと頑張らなきゃという気持ちにもなりました。

――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

丸山　今回の作品は豪華なキャストが揃って、しかも少年社中さんの20周年記念作品ということで、出させていただくことが個人的にはとても嬉しいです。この作品に向き合うことが自分の人生を左右するかもしれないですし、目撃することが、今後あなたの人生をも左右するかもしれません！　とにかく楽しい作品になりますので、是非「ピカレスク◆セブン」、公演を楽しみにしていただきたいと思います。