鈴木勝吾「2018年一発目に相応しい作品です!」舞台『ピカレスク◆セブン』9連続SPインタビュー①

  • 2017-12-18

現在、テレビ朝日系にて放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本(メインライター)を務める毛利亘宏さんが主宰する劇団「少年社中」と東映による舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」が、2018年1月6日より東京・サンシャイン劇場にて上演。

少年社中20周年記念第一弾となる今作は、“登場人物、全員、悪者”のピカレスクロマン作品。古今東西、様々な“悪”や“悪役”をモチーフにした個性的なキャラクターたちがステージ上で躍動。井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、佃井皆美さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さん、大高洋夫さんといった記念作品に相応しい豪華キャストが揃いました。

スマートボーイズでは、今作に出演する井俣太良さん、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さんの9名に直撃インタビュー! 9日連続で各キャストをご紹介します。

PART①は、マクベス役の鈴木勝吾さんです。

マクベス役の鈴木勝吾さん

マクベス役の鈴木勝吾さん

――2018年一発目の舞台となりますが、まずは最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞きしたいと思います。

鈴木 単純にものすごく嬉しかったです。少年社中さんの20周年記念作品という意味でも光栄ですし、東映さんという部分では不思議な感じで有難いことではあるんですが、今年は「さらば俺たち賞金稼ぎ団」「モマの火星探検記」と立て続けに東映さんの作品に出演していて、「俺でいいのかな?」と思うことはたまにありますが、ちゃんと願えば叶うんだなって思いましたね。

――周りからの反響はいかがでしたか。

鈴木 松田岳くんが、「いいなぁ」とは言っていましたね。(ミュージカル『薄桜鬼』でも共演した)秋人も入っていましたし。「モマの火星探検記」で共演した方々からも「見に行きたい!」とはおっしゃってくれました。

――宮崎さんとの共演は、舞台「東京喰種 トーキョーグール」以来となりますね。共演が決まってから、連絡し合ったりしましたか。

鈴木 はい。その時はまだキャスティングが決まっていなかったので、「秋人がメインじゃないの?」とは言っていましたが、後日、毛利さんから主人公は2人いて、秋人と自分が主人公になるという話を聞いてびっくりしましたね。

――約2年ぶりとなる宮崎さんの共演ということで、感慨深いものもあるんじゃないですか。

鈴木 僕にとって秋人は特別な後輩でもあるし、彼自身が他でやっていることも知っていますし、お互いに楽しみにし合える関係というのはいいのかなとは思っています。

「僕にとって秋人は特別な後輩」

「僕にとって秋人は特別な後輩」

――そして相馬圭祐さんとは、「モマの火星探検記」からすぐに、再び共演となります。

鈴木 今年は立て続けに相馬さんとご一緒出来るので、彼にとっても大事な年であったと思いますし、再び戻ってきてくれたことに関してはシンプルに嬉しいですし、その中で続けて共演出来ているというのは、自分が舞台をやっていてよかったなと感じていますね。

――さらに「侍戦隊シンケンジャー」つながりでは、唐橋充さんとも共演します。2016年の「パラノイア★サーカス」以来ですね。

鈴木 そうですね。「パラノイア★サーカス」が終わった時に「また共演したいね」と話をしていたので、また共演できて嬉しいですし、あの時は他の方とはあまり絡む芝居が少なかったんですが、今回はいろんな方々と絡める役なので、唐橋さんともちゃんと、目と目を合わせて芝居ができるんだと思うと今から楽しみです。

――今回、鈴木さんはマクベスを演じます。

鈴木 シェイクスピアの戯曲「マクベス」じゃないお話でマクベスを演じるのは不思議な感覚です。あの話があるからこそのマクベスであって、今回、いろんなキャラクターが出てくる中で、マクベスという役がただの記号にならないように『マクベスをやっていた』というのをお客様に伝えられたらいいなと思います。

――ちょうど配役表を見ているんですが、各キャラクターがバラエティ過ぎて、どこから突っ込めばいいかというレベルです。

鈴木 カオスですね。こう見るとやっぱり一番気になるのが「そうりだいじん」でしょうか。全員が悪という設定の中で、この役を持ってくる毛利さんの挑戦は凄いですし、岩田有民さんが演じるというのもいいですね。稽古場でいっぱい楽しもうと思っています(笑)。あとは「悪の秘密結社の大首領」を丸山敦史さんが演じるというのも僕にとっては“ツボ”で、先日のスチール撮影で一緒でしたが、相変わらず丸山さんの面白さが前面に出ていたので、楽しみですね。

――丸山さんは、その場にいるだけで楽しいですよね。

鈴木 ちょっとずるいです(笑)。僕からは絶対出てこない角度からお芝居をされる方なので、カッコいいんですけど、雰囲気が何故か面白いという不思議な方ですね。

――今回のタイトル「ピカレスク◆セブン」の“ピカレスク”は、悪者や悪役という意味でもありますが、鈴木さんにとって、悪への憧れというのはありますか。

鈴木 僕は悪に対しての憧れはすごくありますね。

――ちなみに好きな悪役のキャラクターはありますか?

鈴木 う~ん、なんでしょうね。仮面ライダーって本来ダークヒーローだなって思っていて、昭和ライダーや平成ライダーの序盤は、ヒーローとして描かれてなくて、闇の部分があったりしているところがあるからこそ、仮面ライダーなんだなって。谷口賢志さんが演じてる「仮面ライダーアマゾンズ」は、まさに好きな仮面ライダーです。

好きな悪役キャラクターは、意外にも「仮面ライダー」

好きな悪役キャラクターは、意外にも「仮面ライダー」

――ちょっと作品から離れまして、2017年を振り返って、今年一年はどんな年でしたか?

鈴木 有り難いことに主演を務める機会が多かったですね。それまではトリッキーな役や主演と対峙する役が多かったんですが、今年は主演としていろんな方たちと関わったお芝居をする機会が多かったので、役者として、キャストのメンバーや演出家と密に責任を持ってお話が出来た一年ではないかと思います。あとは、今までやってこなかった役どころが多かった一年でもあって、ある意味では我慢していたこともありましたし、ものづくりの中で自分が立つ位置なりのパーツとしての役割を考えた一年でもありました。

――いろいろな役を演じられたということもあって、ファンの方にとってはいろいろな側面が見ることが出来て、新鮮に感じられたのかなとは思いますが。

鈴木 新鮮ではあったとは思いますが、世話しなく作品に出させていただいたので、ファンの方たちは、嬉しい反面大変だったんだろうなと思ってます。ついてきて頂いた方は、すごく有難く思っていますし、感謝ですね。

――あとは、Twitterを始められたことも大きなニュースになったのではないでしょうか。

鈴木 これまではブログだけでしたが、より多くの方が気軽に見ていただける場所が欲しいと思って、今年立ち上げました。ファンからのリアクションもダイレクトに来るので、28歳なので臆せず自分がやってきたことを信じて、発信していきたいです。

――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

鈴木 2018年一発目には相応しい作品です。毛利さんという恩師とともに真ん中をやる秋人をはじめ大好きなキャストたちと本当に恵まれた環境の中で、しっかりこの作品を背負ってやっていきたいと思います。年明け早々、皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

鈴木勝吾さんのソロビジュアル画像

鈴木勝吾さんのソロビジュアル画像

※PART②では、宮崎秋人さんが登場します。お楽しみに!

少年社中×東映 舞台プロジェクト 「ピカレスク◆セブン」は、2018年1月6日より15日まで東京・サンシャイン劇場に、1月20日・21日、大阪・サンケイホールブリーゼにて大阪公演、1月27日、岡崎市民会館 あおいホールにてそれぞれ上演されます。現在チケットは好評発売中です。

詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

©少年社中・東映

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☆Information

少年社中20周年記念第一弾
少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』

脚本・演出:毛利亘宏

日程・会場
東京:サンシャイン劇場 2018年1月6日(土)~1月15日(月)
大阪:サンケイホールブリーゼ 2018年1月20日(土)・21日(日)
愛知:岡崎市民会館 あおいホール 2018年1月27日(土)

出演
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之

鈴木勝吾 宮崎秋人 / 椎名鯛造 佃井皆美 相馬圭祐 丸山敦史
唐橋充 松本寛也 細貝圭 / 大高洋夫

≪公演特設サイト≫
http://www.shachu.com/p7/

≪少年社中公式サイト≫
http://www.shachu.com/

≪少年社中公式Twitter≫
@shonen_shachu

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