現在、テレビ朝日系にて放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本(メインライター)を務める毛利亘宏さんが主宰する劇団「少年社中」と東映による舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」が、2018年1月6日より東京・サンシャイン劇場にて上演。

少年社中20周年記念第一弾となる今作は、“登場人物、全員、悪者”のピカレスクロマン作品。古今東西、様々な“悪”や“悪役”をモチーフにした個性的なキャラクターたちがステージ上で躍動。井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、佃井皆美さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さん、大高洋夫さんといった記念作品に相応しい豪華キャストが揃いました。

スマートボーイズでは、今作に出演する井俣太良さん、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さんの9名に直撃インタビュー！　9日連続で各キャストをご紹介します。

PART③は、織田ノブナガ役の細貝圭さんです。

――2018年一発目の舞台となりますが、まずは最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞きしたいと思います。

細貝　実は出演が決まったのは滑り込みのタイミングで、鎌苅健太くんと芳賀優里亜さんとの結婚式に出席した際に、東映のプロデューサーや毛利さんがいらっしゃって、プロデューサーと話してたら、あれよ、あれよと出演が決まりました(笑)。

――鎌苅さんと芳賀さんには感謝しないといけませんね(笑)。そういえば調べて意外だったんですが、少年社中の公演は今回が初めてなんですよね。

細貝　まだ作品は見たことがないですが、同じ役者仲間は、口を揃えて「毛利さんは凄くて優しい方」って言っていましたね。客演だと、大高洋夫さん以外は全て共演経験があって、今回久々の共演も何人かいるので、そういった意味では楽しみですね。

――これだけ共演された方が多いと、初めての少年社中公演とはいえ、ほぼホーム的な雰囲気ではないでしょうか。

細貝　そうですね。劇団員の方だと、山川ありそくんと川本裕之さん以外は初めましてになりますが、どういう風に作品を作っていくかなということにも興味はあります。

――劇団公演の出演は、昨年1月の劇団鹿殺し公演「キルミ―アゲイン」以来ですが、劇団公演と通常の舞台公演との違いというのは感じましたか。

細貝　劇団公演の客演は「キルミ―アゲイン」のみですが、劇団鹿殺しさんはまるで「ウルルン滞在記」に出演したかのように、今まで経験したことのないだらけでした(笑)。今回は、ベースにある台本があって、そこからみんなで作り上げていくらしいので、どうなるかわかりません。

――今回は客演のほとんどが共演経験ありということなので、どんな雰囲気か聞いてみるというのもアリなんかじゃないですか。

細貝　既に聞いています(笑)。皆さんが「優しい」「役者の特徴を生かして役を作り上げる」と、ほぼ同じことをおっしゃっていました。

――演出の毛利さんとは今回初めて交わります。

細貝　先ほど、別のインタビューで井俣さんが「大人だけど少年の心を持って作るということがコンセプトにある」とおっしゃっていたので、そこに飛び込むのは楽しみですね。

――今回細貝さんが演じるのは、織田ノブナガになります。そういえば今年出演した舞台「剣豪将軍義輝」でも織田信長を演じられましたよね。

細貝　舞台「剣豪将軍義輝」では、皆さんが想像するであろう織田信長を自分なりに演じました。今回はファンタジーで全くの別物だとは思っているんですが、全く想像がつかないですね(笑)。

――織田ノブナガは「ピカレスク◆セブン」の7人のうちの1人になりますが、7人のキャラクターを見ると絶妙なバランスですね。

細貝　この7人を見るだけでもウキウキします。どんな展開になるんでしょうね。

――キャスト全員が悪者ですが、よくこれだけ悪のキャラクターが揃いましたね。

細貝　きっと悪という悪を絞り出したんでしょうね。

――一番気になるキャラクターは誰になりますか？

細貝　魔女を演じる相馬圭佑くんは気になりますね。男っぽいあいつが女性役？ をどう演じるか楽しみですね！きっと気持ち悪いと思います(笑)。

――織田ノブナガを演じるということで、殺陣やアクションも見どころになりそうです。

細貝　佃井ちゃんがいるんでね。アクションとかは彼女に頑張ってもらって(笑)。

――細貝さんも頑張りましょうよ(笑)。さて、今回のタイトル「ピカレスク◆セブン」の“ピカレスク”は、悪者や悪役という意味でもありますが、細貝さんにとって、悪への憧れというのはありますか。

細貝　悪って何でもアリだから楽しいですよね。「海賊戦隊ゴーカイジャー」で悪を演じた時も本当に楽しかった。こんなにもヒーローをいたぶれるんですから(笑)。

――ちなみに好きな悪役のキャラクターはありますか？

細貝　アル・パチーノとかはカッコいいですね。スカーフェイスやギャングも好きです。選ぶとたくさんいますね。

――その中から一番を選ぶとしたら？

細貝　ドラゴンボールのベジータかな。以前は悪だったけど、あれだけ貫き通していることはカッコいいと思いますね。だからだと思うんですが、ゴーカイジャーで演じたバスコ・タ・ジョロキアが好きなのは、自分の信念を突き通している部分なんです。

――ちょっと作品から離れまして、2017年を振り返って、今年一年はどんな年でしたか？

細貝　毎年同じことを感じるんですが、あっという間の一年でした。その中で10月に出演した「オーファンズ」という舞台では、今までにないくらいの分量と2時間半の3人芝居というのが初めてで、公演毎に吐き気がするくらい緊張するという不思議な時間を過ごしましたね。今振り返ると、役者として一つのターニングポイントになった作品でした。一つ一つの作品にとことん向き合うことは常に思っていることで、今度の「ピカレスク◆セブン」で2018年のいいスタートを切りたいですね。

――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

細貝　このインタビュー時点ではまだ台本は出来ていないんですが、既にプロットの時点で凄い面白そうな作品だと思って、今からにワクワクしています。皆さんが楽しめる作品になるよう、少年社中さんと出演者がいい化学反応が起こせたらいいなと思っています。是非会場へ足を運んでください。宜しくお願いします。

※PART④では、丸山敦史さんが登場します。お楽しみに！

少年社中×東映 舞台プロジェクト 「ピカレスク◆セブン」は、2018年1月6日より15日まで東京・サンシャイン劇場に、1月20日・21日、大阪・サンケイホールブリーゼにて大阪公演、1月27日、岡崎市民会館 あおいホールにてそれぞれ上演されます。現在チケットは好評発売中です。

詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

©少年社中・東映

☆Information

少年社中20周年記念第一弾
少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』

脚本・演出：毛利亘宏

日程・会場
東京：サンシャイン劇場　2018年1月6日(土)～1月15日(月)
大阪：サンケイホールブリーゼ　2018年1月20日(土)・21日(日)
愛知：岡崎市民会館 あおいホール　2018年1月27日(土)

出演
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之

鈴木勝吾 宮崎秋人 ／ 椎名鯛造 佃井皆美 相馬圭祐 丸山敦史
唐橋充 松本寛也 細貝圭 ／ 大高洋夫

≪公演特設サイト≫
http://www.shachu.com/p7/

≪少年社中公式サイト≫
http://www.shachu.com/

≪少年社中公式Twitter≫
@shonen_shachu

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