宮崎秋人「毛利亘宏さんが『新しい宮崎秋人が見たい』って言ってくれました」舞台『ピカレスク◆セブン』9連続SPインタビュー②

  • 2017-12-19

現在、テレビ朝日系にて放送中の「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本(メインライター)を務める毛利亘宏さんが主宰する劇団「少年社中」と東映による舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」が、2018年1月6日より東京・サンシャイン劇場にて上演。

少年社中20周年記念第一弾となる今作は、“登場人物、全員、悪者”のピカレスクロマン作品。古今東西、様々な“悪”や“悪役”をモチーフにした個性的なキャラクターたちがステージ上で躍動。井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、佃井皆美さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さん、大高洋夫さんといった記念作品に相応しい豪華キャストが揃いました。

スマートボーイズでは、今作に出演する井俣太良さん、鈴木勝吾さん、宮崎秋人さん、椎名鯛造さん、相馬圭祐さん、丸山敦史さん、唐橋充さん、松本寛也さん、細貝圭さんの9名に直撃インタビュー! 9日連続で各キャストをご紹介します。

PART②は、トクガワイエミツ役の宮崎秋人さんです。

トクガワイエミツ役の宮崎秋人さん

トクガワイエミツ役の宮崎秋人さん

――2018年一発目の舞台となりますが、まずは最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞きしたいと思います。

宮崎 お話をいただいた時は、是が非でも出たいと思いました。2016年の「パラノイア★サーカス」は観劇していて、素敵なキャストが集まっていいなぁって思っていたんですが、東映さんと俺って関わったことがなくて(苦笑)。なので、まさか声をかけていただけるなんて思ってもみませんでした。

――少年社中さんの舞台に出演するのは、2014年の「ネバーランド」以来、約4年ぶりになりますね。

宮崎 そうですね。あの時は、共演者の方々に甘えてばかりだったので、今回はもっともっと何かしら出来たらいいなという思いで挑もうと思っています。

――その間、舞台にドラマにたくさんの作品に出演したことによって、役者として成長した姿も見せたいという思いもあるのではないでしょうか。

宮崎 心持としては自分が作品を引っ張っていくくらいのつもりでやっていきたいです。

――登場人物を見ると、いろんな意味でオールスター的なキャラクターばかりですが、どのように思われますか。

宮崎 「ネバーランド」の時はピーターパンやフック船長もいましたし、少年社中さんの作品に登場してきたキャラクターも今回は違った角度から見られるという楽しみ方もあります。勝吾くんのマクベスも見たいし、岩田さんのそうりだいじんも見たいし、毛利さんの配役が完璧だなって思いました。今からもうワクワクしかないですね。

――「ネバーランド」でも登場した唐橋さんのフック船長なんで、「そのまんまでしょ!」って言いたくなりますよね(笑)。

宮崎 本当に唐橋さんのフック船長は大好きなんですよ。とにかく心打たれた役なので、今回はどんなフック船長になるのか楽しみです。

「自分が作品を引っ張っていくつもりでやっていきたい」

「自分が作品を引っ張っていくつもりでやっていきたい」

――今回トクガワイエミツを演じるということで、役作り等は考えていますか?

宮崎 周りの人物たちに翻弄される役ということなので、ああしようこうしようと自分から発信するんじゃなくて、常にいろんなことを受けられるスタンスでいようと思っています。

――トクガワイエミツと同様、物語の主軸を担うマクベスを鈴木さんが演じられますが、鈴木さんとは舞台「東京喰種 トーキョーグール」以来の共演となりますね。

宮崎 はい。共演が決まった時に、勝吾くんから「よろしくね!」とメールをしてくれました。勝吾くんと共演することというのは、自分の中では大きい事件だと思っていて、特に薄桜鬼と共演した方は、正直いつでも共演したいとは思っていなくて。ただこうやってたまに共演した時に、自分の全てをぶつけられる人たちではあるので、今回は特に勝吾くんや毛利さんに対して、今の自分が出来ることを全てぶつけられたらなと思っています。

――毛利さんとは、2015年のミュージカル『薄桜鬼』 藤堂平助編以来ということで、てっきりコンスタントにやられていると思っていたんですが、約3年ぶりなんですね。

宮崎 意外とそんなにやっていないんですよ。その間、自分が出演する作品はスケジュールが合えば、見に来てくれていました。

――毛利さんから何か言われたりしましたか?

宮崎 「新しい宮崎秋人が見たい」って言ってくれました。悪の部分を持っている役というのは今までなかったですし、空気を作って周りを引っ張っていく役が比較的に多かったので、そこは新しい一面が見られるんじゃないかなって。

――新しいことに挑戦することは、かなりハードルも高そうに感じますが。

宮崎 まだ“自分がわからない”自分を見つけないといけないので、それは2018年のスタートに相応しい作品になるんじゃないかなと思いますし、“新しい宮崎秋人のスタート”だなって思っていますね。

――今回のタイトル「ピカレスク◆セブン」の“ピカレスク”は、悪者や悪役という意味でもありますが、宮崎さんにとって、悪への憧れというのはありますか。

宮崎 ありますね。映画、アニメ、マンガなどを見ていても、悪役のカッコよさや色っぽさに憧れはありますね。今回初めて悪人を演じますが、人の道を外す役を自分がやったらどうなるのかまだ想像がつかないですけど、どんな悪い部分が出るのか楽しみです。

――ちなみに好きな悪役のキャラクターはありますか?

宮崎 う~ん、なんだろうな……。たくさんありすぎて、なかなか出てこない。今どうしてもパッと出てくるのが「バイキンマン」しかいないです(笑)。

――(笑)

宮崎 アンパンマンを見ていても、どうしてもバイキンマンに目が向いちゃいますね(笑)。あとは東映さんとのコラボだからではないんですが、仮面ライダーシリーズの敵って、単純にカッコいい。ヒーローよりも見た目凝っているし、一人一人の個性が強いという印象はあって、それが歪な形で集まっているというのは面白みが一つ増しているなって感じます。

好きな悪役キャラクターは、「バイキンマン」しか思い浮かばなかったとのこと

好きな悪役キャラクターは、「バイキンマン」しか思い浮かばなかったとのこと

――ちょっと作品から離れまして、2017年を振り返って、今年一年はどんな年でしたか?

宮崎 今年は「男水!」や「弱虫ペダル」といった映像の作品が多かったこともあって、ある意味「落ち着いた一年」でした。舞台の本数が例年よりも少なかったんですけど、その分しっかり時間を持って臨めたので、有難かったですね。ミュージカル『薄桜鬼』に出ていた時は、年末年始に稽古をやってることが多かったので、毛利さんに「よいお年を」「明けましておめでとう」と言っていましたが、今年の年末年始は「ピカレスク◆セブン」の稽古なので、久々に毛利さんと過ごせると思うと、懐かしい感じもしますし嬉しいですね。

――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

宮崎 毛利さん、社中の皆さん、そして勝吾くんに対しての思い入れは本当に強くて、今年「モマの火星探検記」を見に行った時、みんなの顔を見た瞬間、勝手に涙が溢れるくらい好きな人たちでもあり、いいモノを見せられたら悔しくなる人たちでもあります。自分がそこで受けた衝撃をしっかりと爆発させられる場が「ピカレスク◆セブン」だと思うので、今年舞台出演が少なかった思いをこの作品にぶつけて、2018年一発目で大爆発しようと思っているので、そんな作品、そんな宮崎秋人を見に来ていただけたらと思います。

宮崎秋人さんソロビジュアル画像

宮崎秋人さんソロビジュアル画像

※PART③では、細貝圭さんが登場します。お楽しみに!

少年社中×東映 舞台プロジェクト 「ピカレスク◆セブン」は、2018年1月6日より15日まで東京・サンシャイン劇場に、1月20日・21日、大阪・サンケイホールブリーゼにて大阪公演、1月27日、岡崎市民会館 あおいホールにてそれぞれ上演されます。現在チケットは好評発売中です。

詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

©少年社中・東映

■相馬圭祐 丸山敦史 細貝圭 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

少年社中20周年記念第一弾
少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』

脚本・演出:毛利亘宏

日程・会場
東京:サンシャイン劇場 2018年1月6日(土)~1月15日(月)
大阪:サンケイホールブリーゼ 2018年1月20日(土)・21日(日)
愛知:岡崎市民会館 あおいホール 2018年1月27日(土)

出演
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之

鈴木勝吾 宮崎秋人 / 椎名鯛造 佃井皆美 相馬圭祐 丸山敦史
唐橋充 松本寛也 細貝圭 / 大高洋夫

≪公演特設サイト≫
http://www.shachu.com/p7/

≪少年社中公式サイト≫
http://www.shachu.com/

≪少年社中公式Twitter≫
@shonen_shachu

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