2017-1-19

男子高校水泳部を舞台にした人気マンガを実写にて連続ドラマ化した『男水！』が1月21日にスタートします！

『男水！』は、白泉社・花とゆめ「花LaLaONLINE」にて連載中の男子高校生による競泳マンガ。部員不足で同好会落ちのピンチに陥った都立東ヶ丘高校とインターハイ常連校で全国制覇を目指して日夜練習に励む桜下大附属龍峰高校の各競泳部に所属する個性豊かな男子部員たちによる青春体育会系ストーリー。

松田凌さん、宮崎秋人さん、安西慎太郎さん、赤澤燈さん、佐藤永典さん、小澤廉さん、黒羽麻璃央さん、池岡亮介さん、神永圭佑さん、廣瀬智紀さんなどといった、主に「2.5次元舞台」で活躍している若手俳優たちが勢揃いしており、5月には舞台化も決定している連動企画でも話題となっています。

スマートボーイズでは、メインキャストの中から4人に直撃インタビュー！　3回に渡ってお届けするその PART②は、篠塚大樹役の宮崎秋人さんです。

篠塚大樹役の宮崎秋人さん

――まず「男水！」のオファーを聞いた時の率直な感想はいかがでしたか？

宮崎　初めてお話をいただいた時、「松田凌」の名前を同時に聞いていたので、『この時が来たか……』って思いましたね。「男水！」という題材以前に、まず自分の中で一番突き刺さったのは松田凌という名前でした。

――以前から松田さんを意識していたのですか？

宮崎　ずっと仲良くここまでやってきて、でもミュージカル「薄桜鬼」以来、共演はお互いどこか避けてきた部分は正直ありましたね。「30代40代になってもいいから、もっと育ってから共演したいね」と話していましたが、今回2人が“幼馴染み”という間柄の設定だったので、「それだったらやりたいね」とオファーを受けました。

――昨年11月のキックオフイベントで、松田さんが「舞台を中心に活躍している役者から選抜されたメンバーが揃った」とコメントしていましたが、宮崎さんもその言葉に心揺さぶられたのではないでしょうか。

宮崎　そうですね。周りにもそう思わせないといけないな、という気持ちは正直ありました。注目されているキャストがたくさんいしますし、寄せ集めと思われないようにしないといけないなと思うと同時に、切磋琢磨し合っている役者さんたちに「やられたわ」って思わせる作品にしなきゃいけないなという“責任”を感じました。

――「男水！」は、TVドラマと舞台との連動企画となります。宮崎さんは舞台を中心にご活躍されていますが、TVドラマと舞台の違いを肌で感じたのかなと思いますが。

宮崎　スタート時は手探り状態でした。舞台だと稽古を積めるし、稽古の中で見つけたものを取捨選択して、板の上で表現するという形をとってきましたが、ドラマだとテストをやってすぐ本番ですからね。最初は「これでいいのかな」と思いながら撮影しました。1話の1シーン目から順番に撮っていくわけではないので、戸惑いを感じましたが、徐々に慣れました。

――今回の作品は「競泳」を題材としていますが、水泳の方は得意でしたか？

宮崎　小学校＆中学校と体育の授業で習ったぐらいで、スイミングスクールにも通っていませんでしたし、種目がバタフライと聞いてかなり戸惑いました。

――では、それまでバタフライの経験は？

宮崎　生で見たこともなかったんです(笑)。でも、だからこそやってみたいという気持ちはありましたね。

――バタフライは泳ぎ方が下手だと、溺れているように見えますからね。

宮崎　初めてのことに向き合うのが好きで、「ゼロスタート」だから自分の中で追及できたかなって思いました。上のアングルと横のアングルを録画することができる「流水プール」という設備で練習をやらせていただいて、しかもオリンピックのメダリストがコーチをしてくれたりとバックアップ体制がしっかりしていたので、自信をもって撮影に臨めました。

――バタフライの練習をすると、筋肉の付き方も変わっていくと思います。特にバタフライは肩周辺の筋肉がつくと言いますが、体の変化というのは実感しましたか。

宮崎　丸一日泳いでいるシーンとかもあって、そういうのが続いていくと、周りからも「大きくなったね」と言われました。撮影のほとんどが水着のシーンだったので、気にしなかったんですが、たまに制服のYシャツを着ると「ちょっと肩が張ってきたな」って実感しました(笑)。

――そういえばキックオフイベントで松田さんが「秋人くんの筋肉に注目して！」とおっしゃっていましたね。

宮崎　はい。彼があのコメントを言わなかったら、もうちょっと気楽に臨めたのに(笑)。

――まさに水泳漬けの撮影だったと思いますが、今回の出演を通して、水泳に対する考え方も変わったのではないでしょうか。

宮崎　それまでは水泳自体に全く興味がなかったので、ずいぶん考え方が変わりました。撮影期間中は動画サイトで、バタフライの映像を細かく見たりしましたし、競泳の大会にも生で見に行ってみたいですね。

――プールでの撮影は屋内の温水プールだったそうですね。

宮崎　屋内の温水プールとはいえ、冷たかったです。何時間も水の中にいたので。

――ちなみに、一日最長どのぐらい泳いでいましたか。

宮崎　時間だと12時間ぐらい泳いだ記憶があります。

――えっ！半日も！？　それだけ泳ぐとカロリーが消費しすぎて痩せてしまうのでは？

宮崎　僕の場合は痩せるよりも筋肉がついてきました。ただ周りのメンバーは、泳ぐ度にみるみると痩せていっていましたね。

――撮影中のエピソードがあったら教えていただけませんでしょうか。

宮崎　深夜まで撮影していたので、しょうもないことでも笑ってしまうくらい、変なテンションになっていました(笑)。部屋に戻ったらすぐに寝ちゃうので、部屋の中でワイワイ遊んだという記憶は全くないですね。

――キャストの中でもずっと泳ぎっぱなしの方もいれば、マネージャー役の赤澤燈さんのように全然泳がない人もいたりして。

宮崎　燈に関しては、泳がないのが逆にかわいそうだなって見ていましたし、燈も「いいな、みんな楽しそうだなぁ……」って言っていました。もちろん泳ぐシーンは過酷でしたが、次の日になったら「早く泳ぎたい！」って思ったし、泳ぎの撮影がない日は、ストレスすら感じていましたね。撮影が終わっても水泳は続けたいですね。

――これだけのめり込んだら、本当の水泳大会に出てみたいと思ったりしませんか？

宮崎　大会に出たいというより、純粋に早く泳げるようになりたいですね。撮影の空き時間に共演者と競走したりしましたが、ずっと水泳をしていた池岡亮介には全然かなわなかったです……。

――キックオフイベントで、一番速いのは池岡さんっておっしゃっていましたよね。

宮崎　本当に悔しかったので、次の機会では「池岡に勝つ」ことを目標に、プライベートで練習を積もうと思っています。

専門種目はバタフライという篠塚の泳力は、東ヶ丘高校の中でナンバーワン！

――ちなみに2017年の目標はいろいろあると思いますが、仕事面での目標は何ですか？

宮崎　先日、久しぶりに芝居のワークショップに参加して、自分の中で勝手にクリアしていたと思っていたことが、まだまだ出来ていないことを確認できたので、2017年は一から自分のお芝居を見直して、弱点を減らしていきたいです。

――昨年もたくさんの作品に出演していましたし、なかなか基礎を学ぶ機会って少ないですからね。

宮崎　一番大事なのは基礎だということを再確認できたので、そこはずっとやっていかないといけませんね。

――ちょっと作品から離れますが、宮崎さんは学生時代、バスケットボール部だったそうですが、どういう部活生活を過ごされていましたか？

宮崎　中学時代が一番バスケットに夢中でした。1年生からレギュラーをやらせてもらって、3年の時には部長もやっていましたが、一言で言えば「スーパーワンマンチーム」でした。

――ということは、エースとも言えるんですね。

宮崎　1試合で50点取ったことがあって、前半だけで40点取ったものの、疲れてしまって、後半に10点だけ取ったところで、「あとは任せた」っていう感じでした。

――まず前半だけで40点も取れるなんて、驚きの一言です。

宮崎　コーチからは「後半も40点取ってこい！」ってよく言われていました(笑)。3人も4人もマークを付かれていたんで、途中でスタミナが切れるんです。それと、中学時代の副キャプテンからは「バスケットボールを持つと人が変わるから、高校に行ったらバスケするなよ」って言われていて、コートの中では先輩も後輩も関係なく潰しにいっていました(笑)。もちろんコートを出れば、普通に先輩後輩の関係できちんと接していました。

――貴重な学生時代の部活生活を聞くことができました。では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

宮崎　今できることをスタッフさんたちの力を借りて、全部カメラの前に残してきたので、オンエアを楽しみにしていてください。それと、エンディングの挿入歌も僕たちが歌っています。聞いていて素敵な楽曲だなと思ったので、最後まで楽しみにしていてください！

「エンディングの挿入歌は、僕たちが歌っています！」

PART③では黒羽麻璃央さん＆廣瀬智紀さんが登場します。お楽しみに！！

ドラマ『男水！』は1月21日より毎週土曜24時55分より日本テレビほかにて放送スタート。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

©男水！製作委員会

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☆Information

ドラマ『男水！』
放送：日本テレビ…1/21より毎週土曜24:55～　読売テレビ…1/24より毎週火曜 25:29～
原作：男水！（木内たつや/白泉社『花とゆめ』）
脚本：吉田恵里香
監督：松永洋一
制作プロダクション：ポリゴンマジック、日テレアックスオン
企画制作：日本テレビ
製作著作：男水！製作委員会

≪出演≫
松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎
赤澤燈、佐藤永典、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介
神永圭佑、齊藤教兵、奈須田雄大、津嘉山寿穂、櫻井圭佑、上村海成
大浦龍宇一、モロ師岡／廣瀬智紀

≪公式サイト≫
http://www.ntv.co.jp/dansui/