廣瀬智紀さんがブルウィップ(鞭)を操る風変わりな探偵に扮し、相棒とともに事件解決へと挑んでいく傑作バディ・ムービーが再び！　待望のシリーズ第2弾となる、映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』がいよいよ2019年10月18日(金)より公開されます。

スマートボーイズでは、主演・紅伊玲二役の廣瀬智紀さん、そして新相棒・柳沢祐介役の小越勇輝さんに直撃！　2日連続更新のインタビュー特集、今回は後編をお届けいたします。

■インタビュー後編
アクションシーンに大衆演劇まで！？　廣瀬智紀＆小越勇輝が語る見どころは？

――新たなバディで挑む今作での事件は、旅一座が舞台に。玲二と祐介も、舞台役者として旅一座に潜入することになります。

廣瀬智紀(以下、廣瀬)　やっぱり潜入捜査での七変化というのは、探偵モノならではの醍醐味というか、そうじゃないと演じられないシチュエーションも可能にしてくれると思うんです。その中でも、旅一座というのはすごくいい設定になっているな、と！
作品としても面白いですし、映画を観てくださる方にも、“旅一座に潜入します”と聞いたら、どんな展開が待っているのかと期待してもらえるんじゃないかなと思っています。

小越勇輝(以下、小越)　大衆演劇的な衣装姿はもちろん、お芝居の中では立ち回りも演じているので、そこも見どころにしてほしいですね。

廣瀬　展開としてはしれっとできているんですけど、実際にはあのお芝居を、玲二と祐介もたくさん練習したのかな？(笑)

小越　劇中では、台本を渡されてお芝居をやることになって、2人ともすぐ舞台に立っているんですけど、実際には影でどうにか練習しているのかもしれない(笑)。特に玲二が、影でめっちゃ練習していると思うと……すごい面白いですね(笑)。

廣瀬　2人でやったのか、1人の時にコソコソ練習していたのかは分からないけど(笑)。
でも実際の僕たちも、劇中でのお芝居の部分は、撮影に入る前に何日間か練習させていただきました。探偵モノでありながら、時代劇テイストもちょっと楽しめる、お得な作品として皆さんには期待していただけたらと思います(笑)。

――今作では、玲二の代名詞であるブルウィップ(鞭)でのアクションはもちろん、旅一座での劇中劇としての立ち回りに、手裏剣を披露する場面も。観客を驚かせてくれる展開が多くありましたが、お二人自身が印象深いシーンはありますか？

廣瀬　やっぱり劇中劇として演じた、国定忠治のお芝居です。役者をしていても普段はなかなか演じることのない任侠劇なので、セリフ回しも独特でしたし……その練習方法も、先生に演じていただいたものを録音して聞いて、まずは全力で真似してみて、イントネーションを身に付けてから自分の色を足していくという、今までにないやり方をしたので、新しい挑戦として特に向き合った部分だと思っています。

小越　僕は、アクションシーンですね。

廣瀬　祐介って、結局は強いんだよね(笑)。ほかの組織からの誘いを蹴って、それでも紅伊探偵事務所に来ているという設定なので、最後のアクションシーンでも、めちゃくちゃ俊敏な動きをするんですよ(笑)。その身のこなしはさすが小越だなぁと思って、そこは僕から見ていても印象に残っています。

小越　でも祐介は、自分からは手を出さないんですよね。避けてうまくかわしながら、相手の力を使って攻撃していくというようなスタイルなんです。

廣瀬　玲二と祐介で、アクションにもキャラクターらしさが出てるよね。
玲二のブルウィップでのアクションシーンも、今までは鞭として長距離の敵を相手に戦うという場面が多かったんですが、今回はアクション指導もしっかりとしていただいて、近距離でもブルウィップを打撃アイテムとして使ったりと、色々なパターンでのアクションにも挑戦しています。第2弾でアクションの幅もすごく広がったと思うので、自分自身も演じていてすごく楽しかったですね。

小越　あとは劇中で一度、祐介が玲二の元から離れてある行動をとるんですが、その間には多分、お互いのことを考えていたと思うんです。その後に、また2人が揃うシーンはやっぱり印象的ですね。

廣瀬　山田ジェームス武くんが演じる、夢野という謎の男が出てくるんですが、その存在によって2人の関係に揺らぎが起きるんです。

小越　そのあとの場面は、すごくいい雰囲気にできたと思う。やっぱり、この2人はバディなんだな、って感じられるというか。

廣瀬　玲二は基本的には、来る者は放っておく、去る者は追わず、という性格だと思うんですが、やっぱりその時には、もうどこか自分の相棒として、自分の探偵事務所の一員として、祐介を見ているところがあると思うんです。2人が車で再会する場面は、その微妙な関係が滲む場面だと思うので、そこは注目してもらいたいです。

――そして今回解決されていく事件のほか、今作では玲二の父親の行方や、新たに登場した祐介に関しても謎が残されます。

廣瀬　そう簡単には、まだまだ全部は教えられませんよ(笑)。

小越　むしろ、謎が増えていきますから(笑)。

廣瀬　本当に、僕はこのシリーズはずっと続けていくつもりでいるんです。
僕自身、まだまだ真相を知らない部分も多いんですが、毛利監督は『探夢』を3・4・5……と続けていけるように、今回は色んな材料を揃えて、謎を散りばめてくれたな、と。今回で世界観も大きく広がったので、次回作以降で描けるエピソードも、無限に広がったなと思います。

小越　柳沢祐介に関する謎も新たに描かれたことで、観てくださる皆さんにとっても「実際はどうなの？」「敵なの？味方なの？」と、想像を膨らませてくれる存在になったと思います。僕自身、ここから柳沢祐介の物語がどう展開していくのかが楽しみです。

廣瀬　演じる側としても、次の作品ではどの部分の謎が明かされるんだろう、って楽しみにできる作品はあまりないと思うんです。
それに今回の第2弾があることで、例えば第3弾で「今回、小越くんのスケジュールが空いてないんです」ってなっても、どこか潜入捜査に行ってもらっていることにして、その間に玲二のストーリーが展開する形にしたり、逆に僕がいなくても、スピンオフとして祐介の抱える謎を追う、という形でも展開できるくらいの準備ができたと思うんです。

小越　いきなり祐介のスピンオフは、責任が大きいです(笑)。

廣瀬　でも、男のロマンとして、僕自身がやりたいことを追求できる作品を与えてもらったと思っています。全ての謎を明かさず、ひとつの謎を回収するとまた新たな謎が生まれるような展開で、一話完結のストーリーでありながらも、シリーズ物として大きな軸を辿っていくものにできたら。

――今後の展開にも、期待しています！　それでは最後に、公開を待つ皆さんへのメッセージをお願いします。

小越　本当に、観ていて「どうなるんだろう」と想像も膨らみますし、謎もたくさんありますが、その分だけワクワクできる作品になっていると思います。見どころになる場面もたくさんありますので、1人でも多くの方に劇場で楽しんでいただけたらと思います！

廣瀬　どこかコミカルな部分と、シリアスな部分のコントラストがクセになるような作品で、合間のシュールな場面では、観ていて少し口元が緩むような面白さがあると思います。ひとつ新しい作風の探偵物語として、この先も応援していただける作品になっているはずです！
僕にとっても、名刺代わりになる作品にしたいと思っているので、今後の展開にも皆さんには期待していてほしいです。玲二と祐介の活躍を、ぜひ劇場でお楽しみください！

以上、2日連続更新でインタビュー特集をお届けいたしました。
映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』は、2019年10月18日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲ほか順次公開となります。10月20日(日)には、ユナイテッド・シネマ豊洲にてキャスト・監督による舞台挨拶も開催されます。
ほか映画に関する最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

ⓒ「探夢2」製作委員会

☆Information

■映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』
2019年10月18日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲ほか順次公開

【ストーリー】
前回の事件を解決した後も、なんら変わりのない日常が続く「紅伊探偵事務所」
そんなある日、玲二に憧れて事務所で働きたいという一人の若者がやってくる。
彼の名前は柳沢祐介。
二人が組んだ最初の依頼は「芝居で使う刀がなくなったので調査して欲しい」という仕事だった。
依頼主は旅芸人一座の座長。
果たして、今回はふたりにどんな事件が待ち構えているのか？
そこで明らかになったのは、驚きの真相と裏に潜む巨大な敵の存在だった…。

出演：廣瀬智紀
小越勇輝　岸明日香　中野マサアキ　山田ジェームス武 ／ 仁科貴　諏訪太朗 田島令子

企画・原案 プロデューサー：長田安正　監督：毛利安孝　脚本：野本史生
ラインプロデューサー：大日方教史　撮影：西村博光　照明：関輝久　録音・整音：光地拓郎　編集：野本稔
衣裳：森内陽子　ヘアメイク：コウゴトモヨ　音楽：鷹尾まさき
主題歌：廣瀬智紀「彷徨のラビリンス」DMM music
製作：「探夢2」製作委員会（ユナイテッドエンタテインメント／GFA）
制作：UE　配給・宣伝：ユナイテッドエンタテインメント

≪公式サイト≫
http://tantei.united-ent.com/
≪公式Twitter≫
@tanyume_movie

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