- 2019-9-11
東京に先がけ9月5日~8日に大阪公演が開催されたミュージカル「アルスラーン戦記」。その東京公演が、9月11日よりTHEATER 1010にて開幕しました。
今作は、「鋼の錬金術師」「銀の匙 Silver Spoon」などで知られる大人気漫画家の荒川弘さんが手掛けるコミックス「アルスラーン戦記」が原作。架空の王国パルスを舞台に、王太子アルスラーンを始めとする英雄たちの戦いの軌跡を描いたストーリー。コミックスは1986年に刊行がスタートした田中芳樹さんの歴史ファンタジー小説を原作に、 2013年8月号より「別冊少年マガジン」(講談社)にて連載を開始し、既刊11巻でシリーズ累計650万部を突破。2015年4月にはMBS・TBS系全国28局ネットでTVアニメ第1期が放送され、2016年7月には第2期の放送もされるなど注目度の高い作品です。
東京での初日公演直前に行われた囲み取材に、主演のアルスラーン役に木津つばささんを始めとするメインキャスト12名が登壇。大阪公演を経ての意気込みを聞かせてくれました!
「大阪公演が無事に終わり、本日から東京公演ですが、これまで培ってきた熱量を東京公演でもっとパワーアップさせて皆さんに届けたいと思います!」
「アルスラーン殿下に忠誠を誓う身なので、わたくし如きが言うことはございません! しかし、大阪公演で培ってきたものを最大限に活かし、東京公演でもさらにいいパフォーマンスができたらと思っております」
「残りの9公演、さらに爆発的によくなっていくように、このチームで頑張っていきたいです」
「大阪公演でお客さんからパワーを頂いてとてもいい流れで来てますので、引き続き頑張っていけたらいいなと思っています」
「大阪公演中、自分たちの中で良くなっていってるなと感じているので、東京公演もひとつひとつ大事にして千秋楽まで熱量上げまくって、今日の公演より明日の公演と繋げられるようにしたいです!」
「まだまだパワーアップすることを目指して、熱く丁寧にこの作品にぶつかっていければと思います」
「東京公演でもケガなく、声をからすことなく、全力でできたらと思います。よろしくお願いします!」
「僕たち俳優というのは、瞬間を切る職業だと思っています。1ステージ1ステージで輝く様を見ていただけたらと思います」
「大阪でたくさんおいしいものを食べまして、パワーがつきました! おいしいものだけでなく、大阪でも生ものの醍醐味を見せられたんじゃないかと思います。東京公演も楽しんでください」
「大阪公演では何度倒しに行ってもアルスラーンチームに勝つことができなかったので、東京公演では勝てるように頑張りたいと思います!」
「この作品は壮大かつ悠久の歴史が描かれています。その歴史を優秀なスタッフの皆さん、キャスト陣、そして何より27歳下のつばさ君と共に、詰めていければと思います。最年長、頑張ります!」
「大阪公演も熱く盛り上がって、そのままの勢いで東京公演も頑張りたいと思います。そして、台風被害にあったお客様のためにも、みんなで力を合わせて頑張りたいと思います」
それぞれの意気込みの後、役作りで苦労したことを問われた木津さんは、アルスラーンの14歳という年齢設定を挙げて「僕が14歳の頃、こんな人間じゃなかったと思うところから始まり。それをどういう風にこの舞台に活かしていけるのかを意識しました。小説、コミックス、アニメ等ありますが、それぞれ違ったアルスラーンが見られるので、舞台ならではのアルスラーンを届けられるようにというのを念頭に置きながら取り組みました」と、舞台オリジナルのアルスラーンを作り上げたとコメント。
また、自身が14歳の頃は「部活のサッカーを熱心にやってたので、言いたいことは1つ。ちゃんと勉強しろよ! でございます(笑)」と、過去の自分にアドバイスする場面も。
続けて、アルスラーンと対立するヒルメスを演じる伊万里さんは「ヒルメスは傍から見たら敵役。でも、僕はそう思ってなくて、強さだけでなく人間らしさもあります。ヒルメスはどことこなく弱い部分がある気がしているので、そこを表現するのが難しかったです」と人物背景について語った後、ヒルメスの顔の火傷跡にも触れ、「僕は昔、お兄ちゃんに熱湯をかけられたことがあるので、火が怖いっていう気持ちはなんとなくわかります(笑)」と、苦い思い出と絡めた役作り(!?)を明かしました……!
アルスラーンに仕えるダリューンとナルサスを演じる加藤さんと斉藤さんへ、木津さんの座長ぶりについての質問が飛ぶと、加藤さんは「木津つばさという人間は21歳という若さでこの座組に降臨し、僕が出会った21歳の中でトップオブ21歳というくらい、しっかりしています。周りも見えていて、座長に相応しいなと。役としてだけでなく、個人的にも支えたいなと思える座長です」とベタ褒め! 斉藤さんも「普段はニコニコふざけて、みんなと笑い合う子なのに、舞台に立った瞬間に別人にように堂々とした姿になります。年下とは思えないくらい大人な中身の持ち主で、尊敬の念を持ちながら一緒に取り組んでます」と、プライベートの関係性が役にも活きている様子。
また、公演中の楽屋でのエピソードを聞かれた加藤さんは、今朝起きたばかりの出来事を披露し、「熊谷魁人が舞台袖に置いておく用の水に、緑の物体を突っ込んでて……」と話し出すと、熊谷さんが「青汁!」と緑の物体の正体を明かします。「そうそう。その光景が僕の中でツボで、村田洋二郎さんとジェームスと3人でイジリまくるというね……」と、話の落としどころに困り、言葉を詰まらせる加藤さん。そんな姿をすぐ隣で見ていた木津さんが「めっちゃ汗かいてる!」とフォローすると、「この衣装、めっちゃ暑いっす!」甲冑姿の加藤さんが人知れず暑さと戦っていたことが判明。「こういう感じで和気あいあいとやっております」と、無理やりまとめる加藤さんでした(笑)。
「アルスラーン戦記」のミュージカル化ということで、歌が苦手という山田さんは「歌稽古は地獄でした(笑)。でも、後半から歌えるようになってきて楽しくなりました。冒頭に流れる10分程の曲が壮大で、作品の世界に引き込まれるので好きです」と、苦手を乗り越え、歌唱シーンも楽しんでいるとのこと。
さらに、ハードな殺陣が見どころのひとつで、熊谷さん曰く「アクション指導の六本木康弘さんの殺陣は物語性があって、「アルスラーン戦記」の世界観に合った殺陣をつけていただいた」そう。稽古中はキャスト陣からもキャラクターに合ったアクションを提案し、「それを殺陣に盛り込んでくださりました。なので、細かい仕草も気にして見てもらえると楽しんでもらえると思います」と、熊谷さんがポイントを語ってくれました。続けて斉藤さんは、「曲中の殺陣や、曲と曲の間の殺陣。今回の作品は殺陣の時間がとても意味のあるものになっています。ただ、最初の稽古場は天井が低いところだったので、毎日剣と槍が天井に突き刺さってました(笑)」という殺陣稽古の様子や、槍の殺陣に初挑戦する加藤さんについて「毎日残って練習してる姿を見ていました」と、地道に努力する姿をキャッチしていたことも明かしました。今作は歌、殺陣、振り付けと要素が多いステージということで、斉藤さんは「アクションを得意とするキャストやダンスが得意なキャストと、みんな得意分野が分かれてたので、それぞれ持ってないものを教え合いました」と、キャストやスタッフ一丸となって1つの作品を作り上げたという自信をのぞかせました!
ミュージカル「アルスラーン戦記」東京公演は9月16日までTHEATER1010にて行われます。また、チケットは全公演で当日券の発売が決定。公演の詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
©荒川弘・田中芳樹・講談社/エイベックスピクチャーズ
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☆Information
ミュージカル「アルスラーン戦記」
日程・劇場
東京(THEATRE1010):2019年9月11日(水)~9月16日(月・祝)全9公演
※公演回数・日時は変更の可能性があります
漫画:荒川弘(講談社「別冊少年マガジン」連載中)
原作:田中芳樹(光文社カッパ・ノベルス刊)
演出/脚本:伊勢直弘 作詞:うえのけいこ 音楽:石塚玲依
出演者
【アルスラーン】木津つばさ
【ダリューン】加藤将 【ナルサス】斉藤秀翼 【エラム】熊谷魁人
【ギーヴ】山田ジェームス武 【ファランギース】立道梨緒奈 【アルフリード】岩戸千晴
【キシュワード】村田洋二郎 【カーラーン】内堀克利 【ザンデ】滝川広大 【バフマン】佐久間祐人
【ヒルメス】伊万里有
【アンサンブル】平山トオル 菅原健志 甲斐祐次 白崎誠也 杉浦勇一 松村凌太郎 SOH 佐織迅 門田 奈菜 山﨑 紫生
※出演者は変更になる可能性がございます。
チケット
一般席8,800円(税込/全席指定)※未就学児の入場は不可となります
■来場者特典:荒川弘先生描き下ろし複製ミニ色紙
主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
≪公式サイト≫
https://arslan-stage.jp
≪公式Twitter≫
@arslan_stage
※「スマートさんぽ in バリ島」特設サイト
https://sumabo.jp/bari/
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