- 2013-2-28
高良健吾さん主演映画『横道世之介』が2/23に公開され、新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が開催されました。ヒロイン役の吉高由里子さんはじめ、池松壮亮さん、伊藤歩さん、綾野剛さん、沖田修一監督が登壇しました。
『蛇とピアス』以来、5年ぶりの共演となる高良さんと吉高さん。主人公・世之介役の高良さんは「(公開初日を迎えたが)この映画に関わるのが、今日で終わる感じがしません。観終わった後、皆さんの中で育っていく映画だと思うので、終わる気がしないです」と、真摯に挨拶。
ヒロイン・祥子役の吉高さんは、「海外へ行く飛行機に乗った12時間のうち、8時間は世之介のことを考えていました。そのぐらい愛が多くなった映画になりました」と、喜びいっぱいで映画と高良(?)への思いを語り、「好きになりましたか?」と客席にも声をかけ、物語さながら、あたたかな幸福感に包まれる舞台挨拶となりました。
作中では“16年後”が大きなテーマのため、「16年後にどうしていたいか?」のトークが交わされ、綾野が「正直言っていいですか? 考えるのが苦痛です(笑)。そういうことを考える余裕が持てるようになりたい」と語れば、池松も「めちゃくちゃ難しい質問ですが、映画の中みたいに子どもがいたらいいなって思います」とリアルな受け答え。高良は「16年後も、世之介好きですって言われたら嬉しいですね」と言いつつ、「僕も普通に生きていたいですね」とリアルな答え。
そんななか綾野が「16年後のこのメンバーで(映画を)観ようか?」と突然の提案。監督はじめ「いいね!」と全員が賛同して、吉高さんが「みんな16年後まで生きていないとね!」と、ここでも仲の良さを見せてくれました。
挨拶の最後では吉高さんが高良さんへの想いを聞かれ、「スタートした時からいる戦友なので……自分が精神的にコントロールできていない頃も知っている存在なので、この映画をこんなに好きになれたのも高良くんが相手だったからだと思うので、こんなに寂しいほど愛おしい映画を一緒にできたことが嬉しい。これからも続いていくと思います、高良くんへの気持ち……好きだよ」と、ハニカミながらも告白。
これには高良さんは「嬉しいですよ。嬉しいですけど、恥ずかしいけれど、ありがとう!」と、こちらはテレまくりながらも、しっかりと答えていました。
舞台挨拶後のフォトセッションでは、劇中で世之介がかぶる太陽のお面をかぶった客席のお客様をバックに撮影。劇場全体があたたかさに包まれる舞台挨拶となりました。
映画は2月23日より、新宿ピカデリー他、全国ロードショー。
☆Information
『横道世之介』
原作:吉田修一「横道世之介」(毎日新聞社 文春文庫刊)
監督・脚本:沖田修一 脚本:前田司郎
出演:高良健吾 吉高由里子 池松壮亮 伊藤歩 綾野剛 朝倉あき 黒川芽以 柄本佑 佐津川愛美 堀内敬子 大水洋介(ラバーガール) 田中こなつ 江口のりこ 眞島秀和 ムロツヨシ 黒田大輔 渋川清彦 広岡由里子 / 井浦新 國村隼 / きたろう 余 貴美子
制作:日活 配給:ショウゲート 製作:『横道世之介』製作委員会
2013年2月23日(土)新宿ピカデリー他、全国ロードショー!
(C)2013『横道世之介』製作委員会
■公式サイト
http://yonosuke-movie.com/