2017-5-8

月刊バーズ誌上で連載中の人気コミック「警視庁抜刀課」(斎藤岬)を原作とする舞台「警視庁抜刀課 vol.1」の公開殺陣稽古が、5月3日に都内稽古場で行われました。

(左より) 岩田華怜さん、中村優一さん、井上正大さん

中村優一さん(『仮面ライダー電王』)×井上正大さん(『仮面ライダーディケイド』)の“平成ライダー”バディが話題の本作は、人を惑わす不思議な力を秘めた“憑き刀(つきがたな)”を取り締まるため、警視庁に設立された銃刀特別対策課(通称“抜刀課”)の刑事、切通弥(きりどおしわたる)と架光隼人(かけみつはやと)の活躍を描くアクション作品。
「殺陣の経験はあるが、本格的な剣術は初めて」という切通役の中村優一さんをはじめ、芸能界屈指の運動神経を持つ「抜刀課」キャスト陣も、姿勢や足の運び、視線の作り方など基本の所作から徹底した稽古を行ない、連日腰が立たぬほど絞られているとのこと。
さらに架光役の井上正大さんが自身のツイッターで真剣を用いた居合稽古の映像をUPし、ファンの間でも期待が高まっている本作の稽古場に潜入！

二人の共通点は、第一印象のギャップ!?

この日の稽古で公開されたのは、とある一家の元に妖刀の回収に来た切通と架光が、“憑き刀(つきがたな)”の影響で我を失い、刀を振り回す男から家族を守りながら、どうやって妖刀を取り戻すかを思案するシーン。
脚本・演出の大和田悟史さん、東映撮影所で30年近く1000を超える時代劇作品に出演している殺陣の第一人者・青木哲也さんとコミュニケーションをとりながら、ひとつひとつの動きを何度も繰り返し確認。

切通弥(きりどおしわたる)役の中村優一さん

架光隼人(かけみつはやと)役の井上正大さん

最初はゆっくりと……次第にスピード感を増していく殺陣に、キャストの皆さんの表情も真剣そのもの。
緊張感が増すなか、中村さんと井上さんも「次の動作に移るまで間が空くので、ここで何かアクションを入れませんか？」と積極的に提案。実際に体を動かして感じたことや、時にアドリブも入れるなどして自然な流れを作っていました。

すでにバディ(相棒)感はバッチリ☆

「本格的な殺陣は初めて」と言っていた中村さんですが、刀の扱いも慣れたもの

流れるような動きで、刀に憑かれた魂を斬る！

中村さんと井上さんも積極的に意見を交換

演出の大和田さんと台詞の言い回しについて相談する井上さん

緊張感が漂う雰囲気の中、丁寧にお芝居が作られていきます

振りおろされた刀を受けるシーンでタイミングを計る中村さん

東映の時代劇には欠かせない存在、殺陣師の青木哲也さん(写真右)による熱血指導が続きます

公開稽古の後には囲み会見が行われ、とある事件に深く関わる女子高生・六人部真名(むとべまな)役を演じる岩田華怜さんも加わり意気込みを語ってくれました。

――本作にかける意気込みを聞かせて下さい。

中村　『警視庁抜刀課』の世界観を大切にしつつ、熱のあるお芝居、殺陣を見せられたらなと思って日々稽古をしています。

井上　舞台ならではのオリジナル要素があったりと、リアルに近づけた演出になっています。『警視庁抜刀課』ファンの方を納得させつつ、原作を知らなかったという方にもファンになってもらえたらうれしいなという思いで稽古をしています。ぜひ会場に足を運んでいただきたいです。

岩田　殺陣稽古で皆さんの迫力に圧倒されています。これに音響や照明がついたらどうなるんだろうと、今からワクワクしています。私自身は原作の六十部真名(むとべまな)ちゃんに少しでも近づけるように、今日髪を切って来ました。 5ミリぐらいですけど(笑)。

中村　そんなに切ってないし！(笑)

岩田　バッサリではないけど、気合い十分です。作品を盛り上げられるように頑張りたいと思います！

――中村さんと井上さんの本格共演となる本作、気持ちはいかがですか？

中村　ディケイドと共演ということで、特撮好きの僕はめちゃくちゃうれしいです！　今まで共演しているようで共演していなかった方なので、今回ガッツリとコンビで組ませていただいて、すごくうれしいです。

井上　僕“も”嬉しいです(笑)。稽古場に入って話をするようになったら「中村優一ってこういう人物なんだ」っていう発見もあり……。

――“意外な発見”はありましたか？

井上　すごく優しいところです。話をするまでは「クールな方なのかな？」と思っていたんですけど、実際はすごく優しくて、芝居に対してすごくストイックな人でした。

中村　俺、どんだけ第一印象悪いの？

井上　俺も第一印象が悪くて、仲良くなると「いいヤツだね」って言われる(苦笑)。だから中村くんに対してすごい既視感を感じるというか、似たような共通点があるなって思いました。

――逆に中村さんから見た井上さんの意外な発見は？

中村　客観的に物事を見たうえでする発言が的確なんですよ。あと、このクールな見た目でたまに面白いことを言うんですけど、「そのテンションでそれ言う？」みたいな(笑)。それが井上くんの面白さだと思うし、今後も何を言うのか楽しみです。

――岩田さんから見た二人はどんな方ですか？

岩田　お二人とも面白いし優しい方です。優一さんとは前に1回舞台で共演していますが、寡黙で真剣にお芝居に取り組んでいるのを見て正直話しかけにくくて。井上さんとは今回初共演ですが優一さんよりもさらに話しかけずらくて……(苦笑)。

井上　俺の方が話しかけにくいんだ！(笑)

岩田　でも井上さんの方から話しかけていただいて、お菓子もいっぱい差し入れてくださって……。あ、別にお菓子くれたから「優しい」って思ったわけじゃないですよ(苦笑)。

井上　餌付け成功(ニヤリ)。

――最後に、改めて本作の見どころと、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

岩田　現代の警察が日本古来の刀を持って戦うという、今までにないような作品です。普通、刀といえば着物ですが、二人はスーツで戦うのも見どころ。私もセーラー服で懐刀を持っている女子高生という役なので、そんなちょっと新鮮な感じを楽しんでください。

井上　演出家の大和田さん、殺陣師の青木さんと共に、リアルなお芝居と殺陣を追求しつつ、僕らも今まで積み上げてきたものを東映の舞台として1から新たに作り上げて、手に汗握るような舞台にしたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。

中村　僕と井上くんとのタッグはもちろん、岩田華怜ちゃんが演じる六十部真名とも『警視庁抜刀課』のストーリーにおいて需要なシーンもあります。ほかにも思わず笑ってしまったり、お客様に感情移入してもらえるようなシーンもあるので、そこもぜひ楽しみにしていただけたらなと思います。舞台「警視庁抜刀課 vol.1」をよろしくお願いします！

公演は、5月26日より東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。各公演終了後(※6/4を除く)には、アフターイベントを開催！
イベント内容や登壇者など、詳細は下記Informationから公式サイトをチェックしてください。

※井上正大さんは、5月13日(土)夜9時からのニコ生・スマボch「汐崎アイルの、なにしてんの？」Vol.2に出演決定！　こちらも下記Informationより、タイムシフト予約をチェック！

☆Information

■舞台『警視庁抜刀課 vol.1』
日程:2017年5月26日～6月4日(14公演)
場所:CBGKシブゲキ!!
原作:斎藤岬「警視庁抜刀課」
（月刊バーズ連載中／幻冬舎コミックス）
脚本・演出:大和田悟史
出演:中村優一、井上正大、星元裕月、岩田華怜、伊藤陽佑、山本一慶　ほか
殺陣:青木哲也
≪公式サイト≫
http://battoka-stage.jp/
≪公式Twitter≫
@battokastage
■スマートボーイズPresents
【ニコ生・スマボch】
汐崎アイルの「なにしてんの？」Vol.2
5月13日(土)21:00～
パーソナリティ：汐崎アイル
ゲスト：井上正大
※約1時間の生放送を予定しています。
※番組はスマボch会員限定放送です。冒頭10分程度はどなたでもご覧いただけます。
《番組URL＆タイムシフト予約》
http://nico.ms/lv297562119
《スマボch》
http://ch.nicovideo.jp/sumabo