芸能界No.1″ザリガニ王”村上幸平の『913祭5』レポ①故・泉政行さんへの想いと「献杯」

  • 2015-11-1

2003年に放送された『仮面ライダー555(ファイズ)』にて、仮面ライダーカイザ/草加雅人役を演じた村上幸平さんが、新宿のトークライブハウス・ロフトプラスワンにて今年も9月13日に恒例の「913(カイザ)祭」を開催しました。

仮面ライダーカイザに変身する草加雅人は、「俺のことを好きにならない奴は、邪魔なんだよ!」の名セリフに象徴されるように、ライダーとしては異色なキャラクターでカルト的な人気を獲得。その自己偏愛っぷりをさらに愛する村上さんのキャラクターとも相まって、いまも愛され続けている存在。
カイザが変身する際のコード番号「913」にちなみ、村上さんがブログにて9月13日を”カイザの日”と制定しお祝いを始め、いまや毎年恒例の祭典としてチケットが発売即日完売になるほどの人気イベントとして愛されています。

2015年は9月13日が日曜日ということもあり、今回もチケットは即完売。仮面ライダーカイザのテーマソング「existence~KAIXA-nized dice」の音楽に乗り、村上さんが場内を練り歩きながら登場すると、満員のファンは一気にヒートアップ! 「カーイザ! カーイザ!」のカイザコールが響き渡り、村上さんの「皆さん、草加雅人は好きですか~!?」の問いかけに、全員が「イェー!」と応える熱狂ぶり。村上さんも「一年で今日だけは、大いに草加雅人を好きだと言ってください!」と、普段はカイザファン、草加雅人ファンを公言できない”信者”の皆さんを褒め称えます。

"デビルスマイル"の名で愛される"自分の笑顔"Tシャツを自ら作り着こなす村上幸平さん、39歳!

“デビルスマイル”の名で愛される”自分の笑顔”Tシャツを自ら作り着こなす村上幸平さん、39歳!

トークのパートナーは、読売新聞記者で”日本特撮党党首”を名乗り、今年6月には『昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか』(集英社)を上梓した鈴木美潮さん。美潮さんのリードでまずは乾杯。カイザの変身シーンを再現し、会場全員で「9、1、3、Complete!」をコールする様子は、カイザ好きにはたまらなく、そうでない人には理解不能な光景です。
そんなカイザ好きであふれた会場ながら、最初のトークテーマは”ザリガニ”。
芸能界1のザリガニ好きを公言する村上さんだけに、毎年そのディープさには誰もトークについていけないほど。ですが今年は8月21日に『タモリ倶楽部』にて村上さんメインで”ザリガニ”テーマ回が放送されたばかりということもあり、村上さん鼻高々でザリガニトークを展開。「いまブームなのは色が変化するザリガニで、名前は”ゴースト”。あ! 次の仮面ライダーもゴーストだから、これはキテる!(笑)」などなど、最後は”ザリ家”の総帥として”ジーク ザリ!”コールで締めくくり、ファンを置いてけぼりにしつつも、世界ザリガニ学会の学会員として面目躍如なトークを展開してくれました。

"ザリポーズ"をレクチャーする村上さんと、若干ヒキ気味に付いていこうと努力する鈴木美潮さん

“ザリポーズ”をレクチャーする村上さんと、若干ヒキ気味に付いていこうと努力する鈴木美潮さん

ザリトークを終えて、いよいよ913祭も本番。まずは、ずっと一緒に913祭をやってきたスーツアクターの伊藤慎(まこと)さんが昨年で引退したこともあり、また出演する舞台本番直前であったことからも、今年は開催する考えはなかったと吐露。それでもファンや関係者からのリクエストがものすごく、開催を決意したあとに、ゲストとして泉政行さんを呼ぼうと考えたとのこと。
泉さんは仮面ライダー555にホースオルフェノク/木場勇治役で、村上さんとともに1年間レギュラー出演し、仮面ライダーカイザの最期を演出した重要なキャラクターであり、村上さんとは切っても切れない絆の間柄。ここ数年体調を崩しており、残念ながら今年の7月に帰らぬ人となった泉さんに、亡くなる直前にメールでオファーをしたけれども、返信がないまま訃報を聞いたそうで、「お父様からは復帰したがっていたと聞きました。今日、来てるんじゃないかなぁ?」と天井を見上げる村上さん。「カイザコールは(泉さんが劇場版で演じた仮面ライダーオーガの)”オーガコール”が元ネタ」など、泉さんとの想い出も語ってくれ、村上さんの提案で会場の皆さんと一緒に「献杯」。仮面ライダーファンにとって大きな悲しみだった泉さんの訃報、その追悼の機会がなかっただけに、ファンにとっても気持ちのケジメをつけられる貴重な時間となりました。

そんな急遽開催を決めた913祭だけに、今回はスペシャルゲストはなし! と言いつつも、そこはサービス精神旺盛な村上さん。ファイズでスネークオルフェノク/海堂直也役で共演した唐橋充さんからは、アーティスティックなVTRが「913祭、大変さは、ぼくにはわからないけれど、そのままでがんばってください。」との応援(?)メッセージが上映され、ファンを喜ばせてくれました。
そうかと思えば「スペシャルゲストの登場です!」と宣言し、会場が驚きと期待に包まれる中に現れたのは……人の頭ほどの大きさのピンクのマリ(ボール)。ファイズのヒロインで、草加雅人が恋い焦がれたキャラクター”園田真理”に見立てたマリを持ち出し、妄想全開でマリに向かって独りよがりな愛の言葉を並び立てる村上さん(39歳)は、草加雅人が乗り移ったような偏愛ぶりを披露。美潮さんに止められてようやく正気に戻る村上さんに、会場からは大きな拍手が送られます。

555で共演した唐橋充さんから激励(?)メッセージ。ポイントは名前の脇の蛇のイラスト!

555で共演した唐橋充さんから激励(?)メッセージ。ポイントは名前の脇の蛇のイラスト!

そしてマリをパートナーに、恒例の「草加雅人クイズ」コーナーへ。ファイズのとあるシーンを村上さんが読み上げ、そのシーンにある草加雅人ファンなら答えられるはずのセリフを答えるというもの。サービス問題として、園田真理を「俺の母親になってくれるかも知れない女なんだよ!」と言い放つ名セリフや、劇場版の「パラダイスロスト」からも問題が飛び出しつつ、さすがカイザ”信者”の集まりだけにたくさんのファンがこぞって回答、正解者続出となりました。

(園田)マリへ愛を語る村上さんと、若干ヒキ気味にそれを見守る鈴木美潮さん

(園田)マリへ愛を語る村上さんと、若干ヒキ気味にそれを見守る鈴木美潮さん

イベント前半では”ファイズの父””巨匠”の異名で知られる脚本家の井上敏樹さんからも、913祭へのメッセージメールが届くなど、アットホームな雰囲気のまま終了。休憩を挟んで、怒涛の後半へと突入しました!

一部ラストは草加雅人イメージソング『REDROCK』を熱唱!

一部ラストは草加雅人イメージソング『REDROCK』を熱唱!

※村上さん本人がデザインしたイベント記念グッズが通販スタート! 下記Informationよりチェックして、ぜひ悪魔のような草加雅人スマイルが誇らしいTシャツやうちわをゲットして、来年の913祭に参加されることをオススメします!

☆Information

■村上幸平「913祭5」
直筆デザインオフィシャルグッズ販売
《通販サイト》
http://dolce-star.com/store/index.html
■村上幸平出演舞台
SOLID STARプロデュースVol.5
舞台「負けんな漫研!」
10月30日~11月3日 新宿村LIVE
《公演サイト》
http://solid-star.net/makenna/
《村上幸平公式ブログ》
http://blog.koheimurakami.com/

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る