2015-10-28

10月28日より、劇団”ポップンマッシュルームチキン野郎”と”ぴあ”の第1弾プロデュース公演・ポップンマッシュルームぴあ野郎舞台『錆つきジャックは死ぬほど死にたい』が、渋谷CBGK シブゲキ!!にて開幕します。

ジャック役の久保田秀敏さん(左)と正田幸雄役の水石亜飛夢さん

スマートボーイズでは、本公演に客演するジャック役の久保田秀敏さんと、一人二役演じる水石亜飛夢さんに直撃アンケート取材！　本人直筆の見どころや意気込みとともに、貴重な”稽古画像”をお届けします。

【あらすじ】
たった二時間で語られる、
機械人間ジャックの数千年の物語。
私はジャック。本名は忘れた。
かすかに残る記憶によれば、かつて私は人間だったらしい。
いつ生まれたのか、そしてどんな理由で改造されたのか…
最早すべてが曖昧だが。
昨日、友達の吸血鬼が銀の杭で心臓を突かれて死んだ。
何て羨ましいことだ。
私の体も、銀の杭が刺さるくらい柔らかければ良かったのに…。
そうだ。私は死にたくてたまらないのだ。
悠久の時の中で、私は様々な人間の愛を知り、
哀しみをとらえ、絶望を眺めてきた。
あと何年生きるのだろう。
不意に浮かぶ、あの子の泣き顔は何を伝えたいのだろう。
…私はジャック。
永遠の意味を知る、ただひとりの人間である――

【Ｑ＆Ａ】
Q. ジャックの役どころを、演じる本人として紹介してください。

紀元前から数千年を生きる、機械に改造された機械人間。
ある一人の少女と出会い、その子も含め、その後世をもずっと見守ることを決意し、自分の生きる意味・価値を見出している。
元々は気弱でナイーブな性格だが”誰かの為に生きる”ことを生きがいとしている。

Q.ジャックは機械人間で不老不死…。久保田さんとの共通点はある？　演じてみて難しい部分は？

僕は機械人間ではないので、もちろん共通点はありません。
演じる上で難しいところは、完全に”機械”なのではなく、半分”人間”が入ってるというところで、その機械人間具合を表現するのがなかなか難しいです。

Q.稽古場での印象的な出来事や、共演者とのエピソードがありましたら、教えてください。

顔合わせの時から思ってたことですが、ポップンマッシュルームチキン野郎の皆さんは本当に賑やかで面白いです。稽古を何度もやって知っているのにも関わらず、毎回爆笑してしまうシーンもあったりして、毎日笑顔になれて本当に楽しいです。

Q.ズバリ、舞台『錆びつきジャック～』の魅力とは？

自分なりにいうと、スペクタクル・ヒューマン・コメディーという感じですかね。
今回の作品は僕一人が主役なのではなく、皆が主役になるオムニバス形式のような演出になっています。ただのコメディーではなくて、笑いはあくまでストーリーを作り上げていく中の一つの表現方法にしかすぎません。笑いを取りにいくのではなく、その笑いの裏にあるストーリーをじっくり体感してほしいです。

Q.今回の作品は”ハロウィーン”公演とのこと。ハロウィーンの想い出は？

数年前、今ほど日本がハロウィーンに対してそれ程湧き上がってない時期に、役者仲間とガッツリ仮装をして渋谷の街並みを練り歩いていたことがありました。人間って不思議なもので自分が”何かに変装”したりすると全然周りの目も気にならなかったりするものです。
ハロウィーンの時期は無敵ですね。笑

Q.今回、仮装してきたファンには特典があるとか。久保田さんが女性ファンに期待しちゃう仮装は、どんな仮装ですか？

ここ数年でハロウィーンの仮装は劇的に進化しています。もはや目や脳が麻痺してよく分からなくなってるので、逆にシンプル目なのがいいのかも。……でもやっぱり派手なのがいいー！笑刺激的でエロティックなのを期待しています。

Q.最後に、楽しみにしているファンにメッセージを！

今回の公演はハロウィーンの時期の公演ということで、僕達キャストのみならずファンの皆さんも一緒になってハロウィーンらしい壮大な作品にしていきましょう。
当日本番は皆さん、客席と舞台上どちらがステージなのか分からなくなるような混乱に陥ると思います。存分に混乱して笑って泣いて、楽しい時間を過ごされてください。

【稽古場Photo】