2015-10-11

10月9日に東京・CBGKシブゲキ!!にて初日を迎えた、本格文學朗読演劇極上文學第9弾『高瀬舟・山椒大夫』。
前日にはマスコミ向けの囲み取材が行われ、村田充さん、伊勢大貴さん、藤原祐規さん、松本祐一さん、椎名鯛造さん、水石亜飛夢さん、服部翼さん、天宮良さん、松田洋治さんが登壇。初日を前にして意気込みを語ってくれました。

(前列左より) 雨宮良さん、伊勢大貴さん、村田充さん、服部翼さん、藤原祐規さん
(後列左より) 松田洋治さん、椎名鯛造さん、水石亜飛夢さん、松本祐一さん

極上文學3度目の出演となる藤原祐規さんは「このシリーズの難しいところでもあり魅力でもあるのがマルチキャスティング。同じ役を、演じる人が変わるだけでまったく違う作品になるのが見どころかなと、個人的には思っておりますす」

『極上文學』初登場の服部翼さんは「女性役は何回かやったことがありますが、日本の昔の女性の強さを出していけたらいいなと思っています。ダブルキャストということで、それぞれの”色”を出せたらなと思っているのと、普段本を読まない人には僕たちが演じて分かりやすく伝えられたらなと、今からすごく楽しみです」

『極上文學』には昨年12月の『走れメロス』以来2度目の登場となる村田充さんは「独特な作品ですので、指先ひとつ、まばたきひとつ上手にコントロールして、ミスのないように公演を最後までやりとげたいと思います」

『極上文學』初登場の伊勢大貴さんは「今回の『高瀬舟』と『山椒大夫』は、出演が決まってから読んだんですけど、すごく魅力的なストーリーを2役……それ以上ですけども演じさせていただくのがすごく楽しいです。千秋楽まで頑張るので、よろしく願いします！」

同じく『極上文學』初登場の雨宮良さんは「毎公演、キャストが同じことがないので、役者同士のいいセッションが出来るんじゃないかと楽しみです。繊細に、丁寧に、大胆な表現で、頑張りたいと思います」

『極上文學』を第二弾から第五弾まで＜具現師＞として舞台を支え、今回は＜読み師＞として『極上文學』の舞台に戻って来た松本祐一さんは「今回は庄兵衛と厨子王の二役を演じますが、立場によっていろいろな見え方や感じ方を楽しむと共に、その空気を皆さんと共有できたらいいなと思っております」

初めての『極上文學』登場で、初めての女性役に挑戦する水石亜飛夢さんは「演劇と朗読のバランスを取った独特な世界観を皆様に楽しんでいただきつつ、音楽や舞台装置もすごく幻想的で素敵なので、自分自身も作品世界の女性をしっかり楽しんで生きようかなと思っています」

初の関西公演に胸を高鳴らせている様子の椎名鯛造さんは「朗読なので台本を持っていますが、その台本がいろんな小道具に変化したり効果的に使われているので、そちらもぜひ楽しんでいただきたいです」

前回の『草迷宮』に続き二度目の登場となる松田洋治さんは「今回、私が演じる”林太郎”は、言うまでもなく作者・森鴎外の本名であります。なぜ”森鴎外”ではなく”林太郎”なのかというところから、今回の役のアプローチを作って行くのを楽しくやらせていただいております。そんなところにも注目して見ていただければ幸いです」

その後行われたゲネプロでは、『高瀬舟』のワンシーンを公開。

村田充さん

伊勢大貴さん

藤原祐規さん

服部翼さん

雨宮良さん

＜読み師＞と＜具現師＞が舞台上に上がり、セットを動かすタイミングやセリフ回しなどを細かく確認。動いて見せる朗読劇というスタイルで、日本文學の上質な世界観を立体的に表現していました。

村田充さんと伊勢大貴さんの、ゆったりしたお芝居の中に漂う心地よい緊張感！

庄兵衛(藤原)は弟を殺した喜助が晴れやかな顔をしている事を不審に思い……

“読み師”と”具現師”によるビジュアルと音楽が、朗読劇を効果的に彩る

東京公演は10月18日まで、大阪公演は大阪ビジネスパーク円形ホールで10月24日と10月25日の2日間にわたり上演されます。
詳細はInfomationから公式サイトをチェックしてください。

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☆Information

本格文學朗読演劇　極上文學　第９弾『高瀬舟・山椒大夫』
演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
音楽:橋本啓一
【東京公演】
日程:10月9日～10月18日
場所:CBGKシブゲキ!!(東京)
【大阪公演】
日程:10月24日～10月25日
場所:大阪ビジネスパーク円形ホール
《オフィシャルサイト》
http://www.gekijooo.net/
《公式Twitter》
@MAG_play