白石隼也は実は超無口キャラ!5/30公開、映画『鏡の中の笑顔たち』インタビュー②

  • 2015-5-25

全てを失い戻った故郷で“訪問美容”を通じて出会った人々との心の交流をきっかけに、周囲の人との間に壁を作っている主人公が、カリスマ美容師から心の美容師へと成長していく姿を描いたハートフルストーリー『鏡の中の笑顔たち』が、5月30日より角川シネマ新宿 ほかで全国公開!
主人公・井上遼を演じた白石隼也さんに、、2回に渡りインタビュー! そのPart②は、役と自分自身の似ている点や、キレイになりたい女心への理解についてお話を伺いました。

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「僕自身、フレンドリーなタイプではないので、主人公の気持ちが何となく分かる気が…」

――今回の映画で演じた井上遼という役と、ご自身の共通点ってありますか?

白石 ん~、あまりしゃべるタイプではないところとか…。

――でも、あそこまで無口だったり、人付き合いが苦手ってことはないですよね?

白石 いや、ホントにそういうタイプなんですよ。

――えぇぇぇ~!?

白石 あれほどひどくはないと思いますけど、僕自身も仲良くなるまでに時間がかかるタイプだし、誰にでもオープンに話しかけたりできないので、そういう意味では遼の気持ちが何となく分かる気がしました。そっけない態度も悪気がないんだなって。なので僕も悪気はないんですよってことを、ここで言っておきたいです(笑)。

カリスマ美容師・井上遼役の白石隼也さん

カリスマ美容師・井上遼役の白石隼也さん

――ストーリーが進むにつれ、遼が技術を磨くことに必死になる理由が開かされますが、それを知ったら人とのかかわりを極力避けていた理由も納得出来る部分がありました。

白石 そうですね。あと“孤独の強み”ってあると思うんですよ。人と遊ぶ時間より自分自身の成長や仕事に全ての時間を費やせるわけじゃないですか。それで果たして技術的に進歩できるかといえば、それはまた個人差があるとは思いますけど、そういうのはどういう職業にも少なからずあるような気がするんですけどね。

――あと、観ていて面白かったのが「女心って分からない」ってポツリとつぶやくシーン。「好きな人のためにシワシワのおばぁちゃんになってもキレイでいたい」と思う女性の気持ちは、この映画を通じて少しは理解できましたか?

白石 何歳になっても美を追求する気持ちは、まだ完全には理解できない部分もあるけれど、女性にとって美は生活の一部で、健康にもつながるくらい大きなものだというのは、この映画の撮影を通じて何となく分かりました。

「美を追求する女心は複雑ですね」と照れ笑いの白石さんでした(笑)

「美を追求する女心は複雑ですね」と照れ笑いの白石さんでした(笑)

――「好きな人のために綺麗でいたい」と思うのと同時に、「今日はお化粧もバッチリ決まったから出かけてみようかな」とか「よし、元気出た! 今日も1日頑張ろう!」っていう気持ちにつながりますからね。ちょっとの変化にも男性が気づいて褒めてくれたら、ますますテンション上がりますし(笑)。ちなみに白石さんは、身近な女性スタッフが髪形を変えたり、いつもと違うメイクをしていたら、すぐに気づいて「いつもと違いますね」とか「似合いますね」って声をかけたりは?

白石 …………。

――あ、気づかないタイプですね。残念なタイプですね(苦笑)。

白石 いやいやいや! 気づかなくもないですよ!! でも単純に「あれ? 髪型変えたの?」と思うくらいで別に「俺、ちゃんと気づいてるぜ」みたいな感じでアピールするようなことはしないだけです(照)。

(スタッフ大爆笑)

――では最後に、映画の公開を楽しみにしている皆さんに向けてメッセージをお願いします。

白石 この映画は一人の青年が人として成長していく青春映画です。美容師という仕事を通じて人間の本質的な部分である“優しさ”や“思いやり”を少しでも描けたらいいなと思いながらキャスト&スタッフ一同で頑張りました。決して派手な映画ではないけれど、心温まるストーリーになっているので、性別や年齢を問わず多くの人が観て優しい気持ちになっていただけたら嬉しく思います。

映画『鏡の中の笑顔たち』は、5月30日より角川シネマ新宿 他 全国公開。
【ストーリー】
数々のコンクールで輝かしい賞を受賞し、東京都内の人気美容室でカリスマ美容師として働く井上遼(白石隼也)。自分の技術を高めることだけにまい進する彼は、同じ職場の同僚にとって、とっつきにくく妬ましい存在だった。しかし遼は毎日が順風満帆の日々を送っていると思っていた。そんなある日、担当する人気モデルからの交際の申し込みを冷たくあしらってしまったことが原因で不服にも店を解雇されてしまう。さらに不運にも自宅のアパートまで火事に見舞われる。
路頭に迷った遼は、疎遠になっていた故郷・札幌へと足を向けた。地元でカフェを営んでいる先輩・倉橋和也(中尾明慶)を訪ねた遼は、和也の紹介で地元の美容室に1週間だけお世話になることに…。そして、その店で働く高橋まり(夏菜)に出会う。

順調にキャリアを重ねて来た遼だが、モデルの誘いを断ったことで店を解雇。さらにアパートも火事になり路頭に迷うことに…

順調にキャリアを重ねて来た遼だが、モデルの誘いを断ったことで店を解雇。さらにアパートも火事になり路頭に迷うことに…

地元に戻り訪問美容に関わったことで遼の心境に変化が。さらに同僚・まり(夏菜)との距離も少しずつ近づいて行く

地元に戻り訪問美容に関わったことで遼の心境に変化が。さらに同僚・まり(夏菜)との距離も少しずつ近づいて行く

【インタビュー写真】
スタイリスト
牛田元(VACANS)
ヘアメイク
キトウマモル(LUCK HAIR)

(c) 2015「鏡の中の笑顔たち」製作委員会

☆Infomation

『鏡の中の笑顔たち』
5月30日(土) 角川シネマ新宿 他 全国公開
監督:喜多一郎
脚本:瀬古千裕
出演:白石隼也 夏菜
中尾明慶 瀬古千裕 深田 綾 秋野太作 筧 美和子 JOY 岡田浩暉
松下由樹/ミッキー・カーチス
松原智恵子 他
《映画公式サイト》
http://www.kagaega.com/
《Twitter》
@kagaega_movie

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