白石隼也「カットに超緊張!」の美容師役に!映画『鏡の中の笑顔たち』インタビュー①

  • 2015-5-24

技術だけを追求するカリスマ美容師から、人々の笑顔のために働く美容師へと成長する主人公を描いた映画『鏡の中の笑顔たち』が、5月30日より角川シネマ新宿 ほかで全国公開!
主人公・井上遼を演じた白石隼也さんに、2回に渡りインタビュー! そのPart①は、撮影時の印象的なエピソードについてお話を伺いました。

5月30日より全国公開!

5月30日より全国公開!

「女性の髪を切るシーンは失敗が許されない一発勝負!今までのどんな撮影より緊張しました」

――主演映画『鏡の中の笑顔たち』で初めて美容師の役を演じたそうですね。演技とはいえ、人の髪をカットするのは大変だったのでは?

白石 はい。クランクイン前にいつもお世話になっている美容院を閉店後にお借りして、ハサミの持ち方など細かく教えていただいたんですけど、一人前になるにはあと5年は修業が必要だなと思いました(苦笑)。撮影現場ではプロの美容師の方が横に付いて指導してくださったおかげで、なんとかカリスマ美容師っぽく見えたかな(笑)。

――撮影中、一番印象的だった出来事は?

白石 実際に髪を切るシーンを撮影したことです。エキストラの女性の髪を20cmくらい切らせていただいたのですが、カツラではなく地毛だったので撮り直しがきかない一発勝負なので緊張しました。

――それは責任重大!

白石 マジで震えました! 手にしたハサミがめっちゃ重く感じましたね。今までのどんな撮影より緊張しました。最後はプロの美容師さんにちゃんと整えていただいたので大丈夫だったんですけど、“女性の命”ともいわれる髪を切るなんて…。貴重な経験をさせていただきました。

「初めての美容師役は緊張の連続でした」と語る、主演の白石隼也さん

「初めての美容師役は緊張の連続でした」と語る、主演の白石隼也さん

――この映画は、白石さんが演じる主人公が人の優しさに触れて閉ざしていた心の扉を少しずつ開いて行くお話ですが、映画やドラマの撮影って順番通りに進まないものですよね? そういう心の変化を表現するのは難しくなかったですか?

白石 そうですね。ストーリーでは東京で働いていた主人公が職場をクビになり、アパートも火事で焼けてしまって故郷の札幌に戻るんですけど、撮影の順番的には札幌から東京だったんです。なので1シーン1シーン台本を細かくチェックしながら、うまく気持ちがつながるように心がけて演じましたが、実際に完成した映像を観るまでは不安でした。

――クランクインしてまず最初に、どのシーンを撮影したんでしょう?

白石 松原智恵子さんが演じるさくらさんに、携帯の操作を教えるシーンでした。

――それって、けっこう後半のシーンですよね?

白石 そうそう、だいぶ後半なんですよ。いきなりあのシーンから撮影が始まったので、気持ちを作るのが大変でした。今回、僕は「何かを感じたら動こう」「言いたくなったら台詞を言おう」という感じで気持ちを優先して自由に演じさせていただいたので、共演の方たちにはご迷惑をかけてしまいました。
先輩役の中尾明慶さんとの喫茶店のシーンは1日で全シーンの撮影をしたんですけど、最初に僕が間をたっぷりとってセリフをなかなか言わずにいたら、「俺がセリフ忘れたのかな?」って感じで中尾さんから言って来たりしていたんですね。でも「あ、白石はこういう感じなのか」ってスッと汲み取って自然と合わせる感じでお芝居をしてくださったので「さすがだなぁ」って思いました。

――ミッキー・カーチスさんが演じるおじいちゃんも、飄々としたお茶目な感じが、いい味を出していました。

白石 台本を読んだ印象では「頑固でカタブツな、面倒くさそうなおじいちゃん」ってイメージだったんですけど、ミッキーさんは説教臭い台詞を笑い飛ばして言うんですよ。それがとても説得力があったし、お芝居をしながらも「こんな感じで言われたら、嫌だなと思っていても素直に聞いちゃうな」って感じだったので、すごく印象に残っています。

――相手役の夏菜さんは、今回が初共演ではないんですよね?

白石 はい。4年前に映画『GANTZ』で共演して以来の久しぶりの共演でしたけど、相変わらず明るくてエネルギッシュな方でした。僕がそんなにフレンドリーにしゃべるタイプではないので、夏菜ちゃんがスタッフさんとコミュニケーションをとって現場を盛り上げてくれたのは、ありがたかったです(笑)。

(※Part②に続く)

行きつけの美容院で特訓したという“カリスマ美容師”のハサミさばきにも注目♪

行きつけの美容院で特訓したという“カリスマ美容師”のハサミさばきにも注目♪

映画『鏡の中の笑顔たち』は、5月30日より角川シネマ新宿 他 全国公開。
【ストーリー】
数々のコンクールで輝かしい賞を受賞し、東京都内の人気美容室でカリスマ美容師として働く井上遼(白石隼也)。自分の技術を高めることだけにまい進する彼は、同じ職場の同僚にとって、とっつきにくく妬ましい存在だった。しかし遼は毎日が順風満帆の日々を送っていると思っていた。そんなある日、担当する人気モデルからの交際の申し込みを冷たくあしらってしまったことが原因で不服にも店を解雇されてしまう。さらに不運にも自宅のアパートまで火事に見舞われる。
路頭に迷った遼は、疎遠になっていた故郷・札幌へと足を向けた。地元でカフェを営んでいる先輩・倉橋和也(中尾明慶)を訪ねた遼は、和也の紹介で地元の美容室に1週間だけお世話になることに…。そして、その店で働く高橋まり(夏菜)に出会う。

技術だけを追求する遼は、腕は確かだが人とのコミュニケーションは苦手

技術だけを追求する遼は、腕は確かだが人とのコミュニケーションは苦手

地元でカフェを営む先輩役で、中尾明慶さんも出演

地元でカフェを営む先輩役で、中尾明慶さんも出演

【インタビュー写真】
スタイリスト
牛田元(VACANS)
ヘアメイク
キトウマモル(LUCK HAIR)

(c) 2015「鏡の中の笑顔たち」製作委員会

☆Infomation

『鏡の中の笑顔たち』
5月30日(土) 角川シネマ新宿 他 全国公開
監督:喜多一郎
脚本:瀬古千裕
出演:白石隼也 夏菜
中尾明慶 瀬古千裕 深田 綾 秋野太作 筧 美和子 JOY 岡田浩暉
松下由樹/ミッキー・カーチス
松原智恵子 他
《映画公式サイト》
http://www.kagaega.com/
《Twitter》
@kagaega_movie

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る