2019-12-17

2000年公開の「BLOOD THE LAST VAMPIRE」以降、挑戦的な内容とスタイリッシュな作画で話題を呼び続けた「BLOOD」シリーズより、昨年公開された映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』の続編となる、映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』が2020年夏に公開決定！
2019年12月9日には都内にて制作発表が開催され、前作に続き主演を務める松村龍之介さん、共演の北園涼さん、宮原華音さん、そして今作より登場する新キャストの岐洲匠さんら、豪華キャスト陣が登壇しました。

(後列左から)田中涼星さん、南圭介さん、岐洲匠さん、高崎翔太さん
(前列左から)黒崎真音さん、北園涼さん、奥秀太郎監督、松村龍之介さん、宮原華音さん

2000年公開の『BLOOD THE LAST VAMPIRE』以降、挑戦的な内容とスタイリッシュな作画で話題を呼び続けている「BLOOD」シリーズは、2011年にTVアニメ化、2012年には劇場版、2015年には舞台化、そして2017年には実写映画『阿修羅少女～BLOOD-C 異聞～』が海外でも劇場公開と、様々なメディアにて作品を展開。そして2018年には、実写映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』が公開となりました。
その続編となる今作では、監督は舞台版、そして映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』に続いて奥秀太郎さんが、脚本は「BLOOD」シリーズの第1作から携わる藤咲淳一さんが再び担当。新たな展開を盛り込んだ新作を書き下ろします。

そしてキャストには、主演・蒼炎役は『仮面ライダーゼロワン』暗殺ちゃん役で注目度急上昇中、舞台「戦国BASARA」などで活躍の松村龍之介さんが前作に引き続き務めるほか、ミュージカル「刀剣乱舞」の小狐丸役でおなじみの北園涼さん、舞台版から更衣小夜役を演じている宮原華音さん、数々のアニメ主題歌を担当し、海外でも活発に活躍するシンガー黒崎真音さんと、前作からのキャストが再び集結。
さらに「宇宙戦隊キュウレンジャー」の主演・ラッキー役でおなじみの岐洲匠さんが今作から加わったほか、八嶋智人さん、池田成志さん、朝倉あきさんといった実力派キャストが脇を固めるとともに、八神蓮さん、高崎翔太さん、友常勇気さん、安里勇哉さん、田中涼星さん、郷本直也さん、白柏寿大さん、南圭介さん、河原田巧也さんなど、現在の2.5次元舞台を牽引する豪華キャストが勢揃いしました。

マスコミを前に行われた制作発表では、まずは奥監督から「色んなことが突然決まり、僕自身もびっくりしていますが、続編が決まり有難いです。皆様のおかげでここまでたどり着きました」と、続編制作に感謝の挨拶。そして主演の松村さんは、前作からの変化を聞かれ「変わったことだらけです(笑)。僕たちも、監督以上に驚きを隠せない制作発表になりそうなんですが……“1”での蒼炎は裏社会のトップという役柄だったんですが、“2”では回想と言いますか、蒼炎の人間性に触れるヒントや、ルーツになるような姿が見られます」と、気になる言葉を聞かせてくれます。

奥秀太郎監督

松村龍之介さん

すると藍刃役の北園さんも、前作からの変化として「まず、衣装がガラリと変わりまして！　お着物になったんです」とコメント。さらに「戦う理由みたいなものも変わってきているので、そこも見どころです」と、主要キャラクターの姿もより深く描かれていることを挙げつつ、まだまだベールに包まれている物語については「観てのお楽しみですね！」と笑顔を見せます。

北園涼さん

続いて、舞台版から通算4作目の更衣小夜役となる宮原さんは、藍刃役の北園さんとのアクションシーンがあったことを語り「今回、私は足場が安定しない場所でのアクションが多くて。小夜はセーラー服でローファーなので、足元がすべるんです」とコメント。北園さんも自身の撮影について、ある場面では火に囲まれての殺陣があったと話し、「着物だったので、ヒラヒラすると燃えそうで。ギリギリ燃えませんでした(笑)」と、迫力のロケーションを振り返ります。

宮原華音さん

また猛暑の中で撮影したという有栖川みちる役の黒崎さんは、「有栖川の衣装もガラリと変わりまして、真夏に着るようなお洋服ではない、長袖のフリフリした衣装だったのでとても暑かったです(笑)。ただ、とてもドラマチックで大事なシーンを演じさせていただいたので、最後までお見逃しなく、というのが私からのメッセージです」と、注目ポイントも聞かせてくれました。

黒崎真音さん

奥監督の作品には初参加となる岐洲さんは、「カメラマンさんが途中からイタリアの方になり、これはなかなか体験できないことだなと。果たしてOKと言っているのか、何か伝えようとしているのか分からないことがありました(笑)」と、撮影現場を振り返ってコメント。さらに演じた役柄には「現場でどんどんセリフが追加されたり、瞬発力が試されることが多くて。日々進化していく役柄で、新しい経験がたくさんできました」と語ります。

岐洲匠さん

一方、宮原さんと同じく通算4作目の七原文人役を演じた南さんは、「小夜とともに原作から登場するキャラクターですが、今回はかなり浮世離れしたキャラクターになっているんじゃないかと。色んなところに現れ、色んなところに去り……だから一番、カットされやすいんです(笑)」とジョーク交じりにコメントします。

南圭介さん

また前作にて気になる最後を見せた黒田役の田中さんは、「その後の話になるんですが、僕に関しては大変身です。ここにいるメンバーの中でも、ズバ抜けた変身をしているのでお楽しみに」と話した上、「アクションシーンをやりたいと話していたら、今回は刀を持つことができました！」と、ますます登場シーンに期待が高まる言葉を聞かせてくれます。

田中涼星さん

そして紅班役の高崎さんは「今回、鉄砲を使ったアクションに挑戦しています。人に向けるのは怖かったですね」と話しつつ、「今回の撮影も個々に進んでいたので、僕たちも出来上がりは分かりません。お客様と同じ気持ちで演じております(笑)」と、全シーンが繋がった完成作の公開を楽しみにしていると語りました。

高崎翔太さん

最後に、奥監督は「それぞれのキャスト、ファンにとって、“こんな彼らが観たかった”という、美しい姿をお見せすることができると思います。もちろんストーリーでも、“1”のタネ明かしや、こうなっていたんだという驚きがあり、初めて観る方も、“1”からの続きで観る方も楽しめる作品になっています」とコメント。

そして松村さんは、「先ほどまでの話に出たように、それぞれに物語があり。そのピースが絡み合ってできていく物語だと思います。今回初めて観る方も、どんな風に繋がっていくのかを楽しみにしてほしいですし、最終的には“考えるな、感じろ！”精神で、この世界観を何も考えずに享受してもらうのが、一番楽しめるんじゃないかと思います」と語り、制作発表を締め括りました。