【新春SP】馬場良馬「覚悟を持って『やってやろうじゃん!』という気持ちで臨みたい」 少年社中20周年記念舞台「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」1/10開幕直前インタビュー③

  • 2019-1-7

劇団「少年社中」の20周年記念公演のファイナルを飾る「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」が、2019年1月10日より東京・サンシャイン劇場にて上演。

松田凌さん&生駒里奈さんのW主演!

松田凌さん&生駒里奈さんのW主演!

今作は、オペラ「トゥーランドット」をモチーフに、遠い未来の厳格な管理社会に抗い、“演劇で世界を変える”物語が描かれ、脚本・演出を劇団「少年社中」の主宰・毛利亘宏さんが手掛ける新作公演。
井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員12人に加え、W主演となる生駒里奈さんと松田凌さん、さらには有澤樟太郎さん、赤澤燈さん、ザンヨウコさん、馬場良馬さん、鈴木勝吾さん、藤木孝さんといった20周年記念公演ファイナルに相応しい豪華キャストが出演します。

【出演】
トゥーランドット/ケツァール……生駒里奈
カラス……松田凌

インコ……赤澤燈
モズ……井俣太良
ガン……馬場良馬
ハゲタカ……山川ありそ
トンビ……廿浦裕介
アジサシ……加藤良子
キュウカンチョウ……ザンヨウコ
ダチョウ……内山智絵
サイチョウ……大竹えり
ペンギン……堀池直毅

謎の男……鈴木勝吾
ティムール……岩田有民

高貴な女……杉山未央
アルトゥム……藤木孝

大将軍ローラン……有澤樟太郎

ピン……川本裕之
ポン……竹内尚文
パン……長谷川太郎

スマートボーイズでは、今作に出演するキャストの中から5名にそれぞれ単独インタビュー! 5日連続で各キャストをご紹介します。

PART③は、「ガン」役の馬場良馬さんです。

「ガン」役の馬場良馬さん

「ガン」役の馬場良馬さん

――よろしくお願いします。意外なことに、馬場さんが少年社中さんの舞台に出演するのは初めてなんですね。

馬場 そうなんですよ。周りにも「既に何度も出演していたのかと思った」と言っていただくことが多いですね。元々社中さんの舞台は何度も観に行って、特に世界観が素敵だなと思って、しかも客席から観た時に、演者さんが楽しそうにやっている印象があって、いずれは社中さんの作品に出られる役者になりたいなとは思っていました。毛利さんともお仕事をする機会も何度かあったんですけど、なかなかタイミングが合わなくて……。僕の中ではやっと社中さんの作品に出られるというモチベーションが高いというか、喜びにあふれているというか、犬だったら“嬉ション”していますね(笑)。

――最初に観劇した少年社中さんの作品は?

馬場 5年前の「ラジオスターの悲劇」です。その時に「特命戦隊ゴーバスターズ」(2012~2103年、馬場さんはブルーバスター/岩崎リュウジ役で出演)や、「デスティニー」(2013年出演の30-DELUX公演)の脚本が毛利さんだったこともあって、自分の中では昔から知っている感じのイメージがあるので、単純に5年ですが正直言って長い5年でしたね。

――「ラジオスターの悲劇」を観劇しての感想はいかがでしたか?

馬場 毛利さんの人柄がカンパニーのカラーになっているところもあると思うんですけど、出演者が生き生きとお芝居をしているのを観ると、役者をやっている身として、一緒の舞台に立ちたいなと思える空気感があるのは素敵ですし、毛利さんが描く世界観が自分の少年心を奮い立たせてくれるんですよね。

――最初にプロットを読んでみての印象はいかがでしたか。

馬場 単純に面白くなりそうだなと思ったし、重要な場面の展開が、毛利さんっぽいなと感じました。今回、物語の世界の中でもまたお芝居をする劇中劇があるので、各役者の引き出しを問われることが多いかなと思いました。

――馬場さんから見て、毛利さんの印象は?

馬場 懐の深い方だなと思っています。演劇をやっている人って、否定することで自分の世界感を確立する方が多い中、毛利さんはすべてを受け入れる方だと思っていて、それが毛利さんの優しさだったりもして。自分の世界観プラスみんなで一緒に作っていくという感覚が素敵ですし、毛利さんのような大人に私もなりたい!!

――今回の出演者の方々では、松田凌さん、赤澤燈さん、鈴木勝吾さんと過去に共演されていますね。それぞれどんな役者さんだと思っていらっしゃいますか?

馬場 凌くんと燈くんは、純粋に若さもありハツラツとしたお芝居が素敵だなと思っていて、自分は最近30歳を過ぎて“おじさんポジション”に収まろうとしているんですけど(笑)、2人の芝居を観て、自分もそのポジションに逃げちゃダメなんだなと奮い立たせてくれる役者ですね。勝吾くんも若いですけど、自分よりしっかりしていますし、お芝居が純粋に好きな人だから、一緒にやっていて楽しいし、自分も引っ張られるという意味では、好きな役者さんですね。凌くんも燈くんも好きな役者の一人ですし、そういう意味では今作での共演は楽しみですね。

――そして、少年社中の劇団員で馬場さんと同じ事務所の長谷川太郎さんとも今回共演されます。これまで事務所のイベントでご一緒でしたが、今回は長谷川さんのホームとなります。

馬場 太郎さんとは、まだイベントしか共演していませんが、素敵な役者さんで、優しくて、でもお芝居になると狂っている部分が羨ましくもあったりして、お芝居が好きなんだなと感じています。今でも太郎さんのことを尊敬していますが、一緒の現場でやると、改めて“役者 長谷川太郎”という凄まじさにぶつかるだろうなという楽しみがありますね。

――ビジュアルも素敵ですね。

馬場 ビジュアル、本当に素敵です。普段のビジュアル撮影って2時間ぐらいのことが大体ですが、今回のビジュアル撮影は4~5時間ぐらいかかったんです。社中さんのビジュアル撮影は、その場でセッションして作り上げるスタイルで、モノづくりしているんだなと感じましたし、本当に楽しかったです。やっと社中さんの舞台に参加できるというところで期待値が上がました。

――ビジュアル撮影だけでも、一本の作品になりそうですね。

馬場 そうですね。今回のタイトルが「トゥーランドット」ということで、「ドット」をモチーフとした衣装やヘアメイクというところも遊び心があって、楽しんで仕事ができるのは素敵だよなって感じました。もう心の底から少年社中を楽しでいます!!

意外にも少年社中公演は今回が初出演!

意外にも少年社中公演は今回が初出演!

――今回の舞台のキャッチフレーズが「演劇で世界を変える、世界が変わる」です。馬場さんにとって、自分の世界観が変わったと感じた作品ってありますか?

馬場 役者が楽しんで、全力で大真面目にお芝居をしているのが素敵だなと思っているので、少年社中さんの作品も当てはまりますし、「劇団☆新感線」の舞台を観たときは、「これがエンターテイメントか!」って衝撃を受けました。

――今度は「トゥーランドット」を観劇した役者さんが、自身の世界観が変わるようなお芝居を見せたいですね。

馬場 そうですね。「演劇で世界を変える、世界が変わる」というキャッチフレーズで、「そんな芝居かよ」って思われたら、一番嫌じゃないですか(苦笑)。そういう意味でも、自分の役者人生において、ターニングポイントとなる作品になれるように頑張りたいですし、覚悟を持って「やってやろうじゃん!」という気持ちで臨みたいです。

――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

馬場 僕自身「出たい」と言い続けていた少年社中さんの舞台にようやく出演できます。「出たいと言っていた割には、馬場良馬はしょうもなかったな」って思われるのはしゃくだし、やっぱり「出たい」と言い続けたからには、みんなで作り上げつつ、自分としても「役者 馬場良馬」が関わってよかったなと、少年社中に関わる皆さんに思われるようなお芝居を作っていきたいです。2019年の一発目ということで、どうしても気合が入りしますし、いろんな意味で自分の中のモチベーションが上がっている作品なので、作品をご覧になった方が、少しでも世界観が変わるような芝居を全力で作っていきたいです。劇場でお待ちしています!

【あらすじ】
これは遠い未来の物語。
世界は一つとなり、争いの無い平和な世の中となっていた。

世界を統治する『トゥーランドット姫』の元、人々が「感情」すら失う厳格な管理社会。
平和を脅かす危険な思考を持つ者は姫の命令のもと、その場で処刑される…。

だが、姫はその世界に疑問を感じ始めていた。
そして遙か昔に失われた感情「愛」を夢見るようになる。

そんな中、姫は一人の少年と運命の出会いを果たす。

その少年の名は『カラフ』。
彼は管理社会を打ち壊そうとするレジスタンスの一員であった。
彼らの反逆の手段は、遙か遠い昔に禁じられた「演劇」。
カラフたちは、この世界に演劇を蘇らせることで世界を変えようとしていた。

カラフは「演劇」した罪で捉えられるが、そこでトゥーランドット姫と出会い、 二人は運命の恋に落ちる。
二人は仲間と共に世界を変えるために、偶然にも「トゥーランドット姫」と「カラフ」という名前の主人公が出てくる物語『トゥーランドット』を演劇として上演しようとする。
演劇で世界を変える。世界は変わる。

少年社中・舞台「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」は1月20日まで東京公演が行われ、1月24日より梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて大阪公演、1月30日よりももちパレス(福岡県立ももち文化センター大ホール)にて福岡公演がそれぞれ上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

衣装協力:GOSTAR DE FUGA

©少年社中

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☆Information

少年社中20周年記念ファイナル
少年社中第36回公演
「トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~」

【日程・会場】
(東京公演)
2019年1月10日(木)~20日(日) サンシャイン劇場
(大阪公演)
2019年1月24日(木)~27日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
(福岡公演)
2019年1月30日(水)・31日(木) ももちパレス(福岡県立ももち文化センター大ホール)

脚本・演出:毛利亘宏

出演:井俣太良  大竹えり  岩田有民  堀池直毅  加藤良子  廿浦裕介
長谷川太郎  杉山未央  山川ありそ  内山智絵  竹内尚文  川本裕之
生駒里奈  松田凌 / 有澤樟太郎  赤澤燈  ザンヨウコ
馬場良馬  鈴木勝吾 / 藤木孝

チケット <全席指定>
前売・当日:7,800円(税込)
※未就学児入場不可
チケット発売中

≪公演特設サイト≫
http://www.shachu.com/trd/
≪少年社中公式サイト≫
http://www.shachu.com/
≪少年社中公式Twitter≫
@shonen_shachu

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