2018-9-23

2008年2月から2009年2月まで、全国テレビ朝日系で放送されたスーパー戦隊シリーズの第32弾「炎神戦隊ゴーオンジャー」の10周年記念作品となるVシネマ「炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX」のBlu-ray＆DVDが9月26日にリリースされます。

「炎神戦隊ゴーオンジャー」公害をまき散らす「蛮機族ガイアーク」から人間たちの世界“ヒューマンワールド”を守るべく、意思を持った乗り物型の機械生命体「炎神(エンジン)」と共に戦う7人の若者たちの姿を追った物語で、「10 YEARS GRANDPRIX」では、古原靖久さん、片岡信和さん、逢沢りなさん、碓井将大さん、海老澤健次さん、徳山秀典さん、杉本有美さんのゴーオンジャー7名が再集結。7月に行われた完成披露上映会や期間限定上映では、多くのファンが駆け付け大きな話題を呼びました。

スマートボーイズでは、ゴーオングリーン／城範人役の碓井将大さんと、ゴーオンブラック／石原軍平役の海老澤健次さんに直撃インタビュー！　SPインタビューとして前後編2回に渡りお届けします。

PART①では、初めて作品を観た感想や今作の見どころなどを語ってくれました。

(右)ゴーオングリーン／城範人役の碓井将大さん
(左)ゴーオンブラック／石原軍平役の海老澤健次さん

――よろしくお願いします。まず、「10 YEARS」が決まった経緯などからお話ししていただければと思います。

海老澤　みんなで集まって、食事をした時に「もう10年経つね」っていう流れから、“やりたい”というみんなの意思が固まって、それを東映さんと照らし合わせ、最終的に決まったという流れでした。

碓井　「忍風戦隊ハリケンジャー」「特捜戦隊デカレンジャー」と10YEARが続いて、ちょっと間が空いてからの僕たちでしたが、陽佑くん(※デカレンジャー／デカグリーンの伊藤陽佑さん)とか「10 YEARS」を経験した方から「やりなよ！」って言ってくださったことがプッシュになったことは事実でしたし、「ハリケンジャー」の10YEARが出来た時に長澤奈央さんや山本康平さんから話を聞いていて、2人から「いずれは絶対叶えてね」っていう話をもらっていました。

――実は以前に「デカレンジャー」10 YEARSで、メンバー6人にインタビューしたことがあって、決まるまでの紆余曲折が大変だったとおっしゃっていたんですが、ゴーオンジャーはどうでしたか？

海老澤　とにかく7人全員のスケジュールを調整するのが大変でしたね。10年前はゴーオンジャーに集中するスケジュールだったんですが、今回は個人個人の仕事があって、合わせるのは大変でしたね。

碓井　そう考えると、スタッフさんが大変だったと思うんです。よく調整できたなって。

「10 YEARS」の戦隊OB・OGからのプッシュも後押しになりました

――ちなみにゴーオンジャー7人の中で、一番「10 YEARS」をやりたかった方は誰でしたか？

海老澤　僕の中ではケガレシア役の及川奈央さんさんだと思うんです。

碓井　奈央さん、今回「ケガイエロー」に変身しますからね。三大臣のヨゴシュタインとキタネイダスとケガレシアって、敵に見えないですし、奈央さんの願いだったかどうかわかりませんが、ちょっとでも戦隊の一員として出来たのはすごく嬉しかったです。

海老澤　よくゴーオンジャーって「7人」と言われますけど、僕の中では奈央さんを入れた8人という感覚です。

碓井　よくイベントとか8人で回っていることが多かったですからね。それと「もう少しイエローやりたかったでおじゃる」という奈央さんのセリフがあるんですが、きっとあれ本心だと思いますよ(笑)。もし次回があったら「ケガワインレッド」に変身するじゃないですかね。

――既に完成披露イベントで一部のファンはご覧になっていますが、反響はいかがでしたか？

海老澤　10年前より僕らも年齢を重ねましたが、見ている方も新しい方もいれば、当時少年で見てくれていた方が青年となった姿で応援してくれたり、当時から“大きいお友達”だった方も声援をかけてくれたんですが、ちょっと声が低くなっていました(笑)。10年経って、懐かしさもありつつ、新しい発見もありましたね。

碓井　僕も高い声が出なくなりました(苦笑)。あとドラマシリーズのオンエアでは生まれる前だったちっちゃいお子さんも多かったですね。

10年経って、懐かしさもありつつ、新しい発見もありました

――10年ぶりに集まって、最初に完成品を見た時の感想はいかがでしたか？

碓井　戦隊ヒーローって受け継がれるものだなって感じました。自分が子供の頃に「忍者戦隊カクレンジャー」や「超力戦隊オーレンジャー」を見て、ああいうのになりたいと思って今こういう仕事をしていて、それを今回の物語で、若い子に「君が大人になったら地球を守ってくれ」と託していく。この“託していく物語”というのは永久に続いていくのかなという意味では、40年以上続いている戦隊シリーズの一部の歴史になれたということに感動しました。

海老澤　僕が最初に試写を見た時の感想は、10年前のイメージも残しつつ、10年経ったからこそできる雰囲気や個性が入り混じった作品になったなと思いましたし、新しい子たちに「大人になっても変わらないんだぞ」というメッセージ性がある作品にも感じました。

戦隊シリーズの一部の歴史になれたことに感動です！

――そういえば、Blu-rayスペシャル版のボーナスディスクに、ビジュアルコメンタリーが入っているそうですね。

碓井　もう収録しましたね。

海老澤　今回の撮影では、主に2つのチームに分かれたんですが、その時にいなかったメンバーは、当時の現場の雰囲気が聞けたりして、新たな発見もありました。ドラマシリーズでは僕と範人が一緒というパターンが多かったんですが、今回は早輝(逢沢りなさん)とのシーンが多くて、早輝の思いを軍平が受け止めるという“物語のカギ”にもなる表現を2人で真剣に考えましたね。でも撮影現場ではみんな和気あいあいでした。

碓井　そういえば、撮影が終わった時、りなちゃん泣いていたもんね。きっと嬉しかったんでしょうね。実は、ほとんど軍平と一緒だったことが辛かったから泣いていたりして(笑)。

海老澤　えー！　それは違うでしょ！！

撮影現場ではみんな和気あいあいでした

――きっと10年前からご覧になっているファンもいらっしゃれば、つい最近ファンになったという方もいらっしゃると思います。それぞれの見どころなどありましたら教えてください。

碓井　今回見て思ったことがあって、ゴーオンジャーってアホなんですよ(笑)。何をやっていても難しいシーンはなくて、強いてあげれば、ゲストで出てくださった神保悟志さんや神尾佑さんといった素敵な俳優さんのシーンを見てもらいつつ、僕らを見るときは全部のシーンで笑っていいと思うくらいラフですし、今回の撮影は本当に楽しかったです。その楽しさを共有できたらと思いますし、10年前の作品から先に見ても、10 YEARSから先に見てもきっと面白いと思います。

海老澤　ゴーオンジャーは、お笑いありの戦隊で、全員が熱いメンバーだからこそ、真面目になってからこその面白さがあるコミカル戦隊だと思っていて、とにかく考えないで見てください。その中で学ぶことがたくさん入っていて、ドラマシリーズを見終わった後に「そういえば人を想うことってこういうことだったな」とか後から気づくことが多くて、今回も見終わった後にホッコリしながら幸せな感覚になる作品になっています。改めて何も考えずに見ていただけたらと思います。

(PART②へ)

(おまけ)碓井さんが海老澤さんを捕えるという、なかなか見られない2ショットポーズ

【あらすじ】
走輔たちゴーオンジャーがガイアークとの激闘を制してから、10年。
その間、ヒューマンワールドにはかつてない平和が訪れていた。防衛大臣・野泉進一郎は“鎖国バリア”を発動し、他のブレーンワールドからの侵略を完全に遮断。さらに“Nチップ”と呼ばれる、財布・携帯・身分証を兼ねるチップを国民に無料配布し、エコで便利な社会を作り上げていた。
一方、ゴーオンジャーは鎖国バリアにより、炎神たちと離れ離れになり力を失っていた。さらに、大翔が野泉に自爆テロを仕掛けたとして“戦隊活動禁止法”が可決される。ゴーオンジャーは正義の味方から一転、悪のテロリストとして世間から恐れられる存在になってしまった……！
そんな折、彼らの前に謎の少年・走児が現れる。彼は懐にベアールVの炎神キャストを隠し持っており、そのことで特別警察に追われていた。
走児を助け出した走輔たちは、国家を敵に回しての逃走劇を繰り広げる。しかし彼らの前に立ちはだかったのは、なんと、早輝だった。早輝はゴーオンジャーと決別し、政府の広報官として野泉に仕えていたのだ！
特別警察の手を逃れたゴーオンジャーの面々は、走児がベアールVを拾ったという場所へ急行する。そこは、Nチップ研究所の目の前で……。
果たして早輝はなぜ袂を分かったのか？野泉大臣に隠された秘密とは？世界を巻き込む大事件を前に、すべてを奪われたゴーオンジャーの運命はいかに！？

『炎神戦隊ゴーオンジャー10 YEARS GRANDPRIX』は、現在「東映特撮ファンクラブ」や「Amazonビデオ」「Google Play」などでも配信中。最新情報は、Informationから公式サイトをチェックしてください。

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☆Information

Vシネマ「炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX」

9月26日(水) Blu-ray＆DVD発売

出演：古原靖久　片岡信和　逢沢りな　碓井将大　海老澤健次　徳山秀典　杉本有美　／　及川奈央
(声の出演) 浪川大輔　江川央生　井上美紀　保志総一朗　浜田賢二　石川静　古島清孝
中川亜紀子　梁田清之、真殿光昭
神保悟志　神尾佑　高橋來

原作：八手三郎脚本：會川昇音楽：大橋恵監督：渡辺勝也

・通常版 DVD 4,500円＋税 Blu-ray 5,500円＋税
【特典】映像特典： PR集、ゾンターク図鑑、POSTER VISUAL

・スペシャル版（初回生産限定） Blu-ray 8,800円＋税
【特典】封入特典：スペシャルブックレット（A4サイズ・68P）映像特典： PR集、ゾンターク図鑑、POSTER VISUAL
ボーナスディスク：メイキング10YEARS!BANG!、VISUAL COMMENTARY、完成披露上映会舞台挨拶

※DVDスペック（全種同様）
COLOR／本編53分／片面1層／1.主音声：ステレオ／16：9LB

※Blu-rayスペック（全種同様）
COLOR／本編53分／1層／1.リニアPCM（ステレオ）／16：9【1080p Hi-Def】

「東映特撮ファンクラブ」「Amazonビデオ」「Google Play」「youtube（有料）」「rakuten TV」「ビデオマーケット」「DMM.com」「J:COMオンデマンド」「ビデオパス」「TSUTAYA TV」「U-NEXT」にて配信中

≪公式サイト≫
https://www.go-onger-10years.com/

≪公式Twitter≫
@go_onger10