2018-4-18

映画「一人の息子」の完成披露イベントが4月15日、東京・浅草のときわホールにて行われ、馬場良馬さん、玉城裕規さん、根本正勝さん、谷健二監督が登壇しました。

今作は東京と群馬を舞台に、映像制作会社で働く若者・山内と引っ越し屋で働く若者・倉田が、父親の死にまつわる“ある一通の書類”をきっかけに繋がっていき、父親の思いを探す旅を始めるヒューマンストーリーで、山内役の馬場さんと倉田役の玉城さんがW主演を務めました。

スマートボーイズでは、第1部の模様をお届けします。

(左より)根本正勝さん、馬場良馬さん、玉城裕規さん、谷健二監督

作品の感想について、馬場さんは「今回は山内と倉田のシーンが交互に描かれていて、作品の制作に関わっている人間ではありますが、一視聴者として見ることが出来て、普段とは違った形で不思議な感覚でした」、玉城さんは「淡々と日常を描いた作品に出させていただいたのは今回が初めてで、ものすごく新鮮で刺激的でした」、引っ越し屋で働く倉田の先輩・市宮役を演じた根本さんは「作品を見てズバ抜けて画が綺麗だなと思って、佇まいや風景の撮り方で、人の心情を伝えてくれる映画だなと感じました」とそれぞれコメント。

山内樹役の馬場良馬さん

倉田歩役の玉城裕規さん

市宮洋介役の根本正勝さん

出演オファーにまつわるトークでは、MCを務めた3人の所属事務所社長から「主演を決める段階で、谷監督は最初違う役者を考えていたけど、悩みに悩んだ結果『僕の中での有名人は馬場良馬だ』って言ったんですよ」と裏話を披露されるも、監督本人はその言葉を言った記憶はなかったよう。それでも「馬場くんとは『リュウセイ』(2014年)、『U-31』(2016年)と一緒に仕事をしたので、もう一本はくどいかなと思いましたが、馬場くんを通して皆さんに伝えていただくと、僕の思っているものを忠実に出してくれるので、今回もお願いしました」と馬場さんを絶賛。気を良くした馬場さんは「監督とお客様の“仲人”みたいなものですね」と付け加えましたが、根本さん「それ“橋渡し”だろ！」と突っ込まれ、会場は大爆笑。

さらに谷監督は「主人公像として馬場くんみたいなのが好きなんだなと思いましたね」と語ると、すかさず馬場さんが「監督！次作もよろしくお願いします！！」と深々と礼をすると、『U-31』にも出演した根本さんも「馬場良馬が使われるということは……。ありがとうございます！」と馬場さんに続いて監督に直訴していました。

次回作も出演してもらうと谷監督に直訴する馬場さんと根本さん

また撮影のエピソードでは、玉城さんが遊園地でのジェットコースターのシーンを振り返り、「絶叫マシーン系はマジで苦手なんですが、ロケで乗ったジェットコースターは子供用だったこともあって余裕でした(笑)。ただ、一緒に乗った子供からしてみればもっと余裕で、俺たちがキャッキャ喜んでいる演技をしている中、子供の表情が“無”で、その対比がヤバすぎたためにジェットコースターを2～3周乗らされました」と玉城さんにとっては辛い(？)撮影秘話を語ってくれました。

前半のトークコーナーが終わり、続いては劇中にも登場した「青汁」に関連して、青汁を使った美味しいオリジナルレシピを提案するコーナーへ。第1部では馬場さんが考案した2品を紹介。1品目は「クリーム系のスープパスタに青汁の粉を入れる「ジェノベーゼ風スープパスタ」。2品目は納豆に「青汁、タレ、辛子、卵黄」を入れて混ぜたもの。それぞれ馬場さんがそれぞれレシピを作り、登壇者が味見をします。「ジェノベーゼ風スープパスタ」はおおむね好評で、青汁入り納豆に関しても「美味しい！」と絶賛する中、玉城さんは渋い表情で「納豆のままでいいんじゃないか」と一言。納得いかない馬場さんは必死で「納豆の方をお勧めします！！」とアピールしていました。

馬場さん考案の青汁レシピを試食する玉城さん

さらに、冒頭のシーンに登場するYoutuberが披露した「ティッシュを箱から何枚出せるか？」というチャレンジに3人が挑戦。最下位になった人には罰ゲームを受けるというルールで、見事(？)最下位に輝いたのは馬場さん。気になる罰ゲームは「ゲームで使用したティッシュを再利用して有効に活用する」といったもの。再利用法の結果はTwitterでUPすることとなりました。(※その日のうちに馬場さんは、ティッシュを丸めて「映画ヒット祈願ダルマ」を製作。その様子は馬場さんの公式TwitterにてUPされていますのでご覧ください)。