- 2017-3-16
神永圭佑さん、多和田秀弥さんがそれぞれ主演を務める2チームのWキャストで上演される、中屋敷法仁リーディングドラマ『ぼくらが非情の大河をくだる時―新宿薔薇戦争―』が3月16日に下北沢・本多劇場にて公演開幕を迎えました。
まず先に本日3月16日に初日を迎えた、神永圭佑さん、古谷大和さん、永島敬三さん、高橋里恩さんによるAチーム公演より届いた公演ゲネプロでのステージショットをご紹介します。
劇団柿食う客の代表であり、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』(脚本)や、舞台『黒子のバスケTHE ENCOUTER』(演出)などでも知られる中屋敷法仁さんが「今」に届けたい戯曲を上演する朗読劇“中屋敷法仁リーディングドラマ”。その第2弾として上演される『ぼくらが非情の大河をくだる時―新宿薔薇戦争―』とは、1972年に蜷川幸雄さん演出による初演が上演、1974年に第18回岸田國士戯曲賞を受賞した、清水邦夫さんによる傑作戯曲です。
Aチーム、Bチームとそれぞれ注目の若手俳優を主演に据えた、2チームでのWキャスト上演となる今作。本日3月16日に初日を迎えたAチームには主演・神永圭佑さんのもと、古谷大和さん、永島敬三さん、高橋里恩さんが、そして明日3月17日に初日を迎えるBチームには主演・多和田秀弥さんのもと、安里勇哉さん(TOKYO流星群)、唐橋充さん、田中穂先さんが出演します。
妄想に囚われ、薄汚れた公衆便所へとたどり着いた「詩人」と、彼を追う「兄」と「父親」、そして彼らの情景を浮かび上がらせる「ト書き」の4役が紡ぐ約1時間の物語は、赤い薔薇の花びらが散る中でぶつかり合う感情と言葉のままに、リーディングドラマの枠を超えた激しさに。また一部日程の公演後には、舞台上でキャストが演出の中屋敷さんとともに今作を語るアフタートークイベントも開催されます。
【Aチーム 公演ショット】
【あらすじ】
舞台は都内の公衆便所。
そこは深夜、男が男を求めて集まる、なまめかしい無法地帯。
正体不明の詩人がどこからともなく現れ、便所の壁や柱を愛撫し始める。
「満開の桜の木の下には一ぱいの死体が埋っている。深夜の公衆便所の下にも一ぱいの死体が埋まっている…」
詩人はそんな妄想を信じて壁や柱を愛おしそうに愛撫する。
そこに詩人が入るために作られた、白木の棺桶を担いだ男が2人。
詩人の父と兄である。
奇行を繰り返す息子を追って、夜な夜な棺桶を担いで走り回ることに、心底疲れ果てた、父。
幻想の中にいる「強くたくましいおにいちゃん」でいるために、弟の混沌に寄り添い続けている、兄。
「にいさん、ぼくは気狂いじゃない。にいさん、ぼくを見捨てないで。にいさん……!」
詩人の叫びは、白昼夢のような真実を浮かび上がらせ、その幻想はやがて非情な現実となってゆく……
【出演キャスト・スケジュール】
A 詩人:神永圭佑 兄:古谷大和 父親:永島敬三 ト書き:高橋里恩
B 詩人:多和田秀弥 兄:安里勇哉 父親:唐橋充 ト書き:田中穂先
16日(木)19時 A ※公演終了
17日(金)19時 B
18日(土)14時 A/18時 A
19日(日)14時 B/18時 B
20日(月・祝)13時 A/17時 B
【アフタートーク スケジュール】
16日(木)19時 神永・古谷・中屋敷 ※公演終了
17日(金)19時 多和田・安里・中屋敷
20日(月)13時 古谷・安里・中屋敷
20日(月)17時 神永・多和田・中屋敷
中屋敷法仁リーディングドラマ『ぼくらが非情の大河をくだる時―新宿薔薇戦争―』は、明日2017年3月17日にはBチーム公演が開幕、以降A・Bチームによって3月20日まで下北沢・本多劇場にて上演です。各公演とも当日券販売の予定ありとのこと、公演詳細はInformationより公式サイト、Twitterをご確認ください。
(写真:杉能信介)
☆Information
中屋敷法仁リーディングドラマ『ぼくらが非情の大河をくだる時―新宿薔薇戦争―』
作:清水邦夫
演出:中屋敷法仁
【公演日程】
2017年3月16日(木)~20日(月・祝)
下北沢・本多劇場
3/16(木)19:00 A
3/17(金)19:00 B
3/18(土)14:00 A/18:00 A
3/19(日)14:00 B/18:00 B
3/20(月・祝)13:00 A/17:00 B
A=神永圭佑、古谷大和、永島敬三、高橋里恩
B=多和田秀弥、安里勇哉(TOKYO流星群)、唐橋充、田中穂先
チケット価格:4,200円
《公式サイト》
http://bokuraga.com/
《公式Twitter》
@bokuraga_t