青木玄徳主演映画『闇金ドッグス5』が絶賛上映中!SPインタビュー①山田裕貴と「行くところまで行こうぜ!」

  • 2017-1-16

2015年夏に第一作目が公開され、裏社会を描いたストーリーと、主人公・安藤忠臣を演じる山田裕貴さんの迫真の演技が多くの反響を呼んだ映画『闇金ドッグス』。
昨年末に公開された『闇金ドッグス4』に続き、シリーズ最新作『闇金ドッグス5』が1月14よりシネマート新宿ほかで公開されました。

主演の青木玄徳さん

主演の青木玄徳さん

今回の主役は、元イケメンホストで女性債務者から、絶大の信頼を得ているラストファイナンスの須藤司(青木玄徳)。
かつて街金から金を騙し取る為に結婚離婚を繰り返し、戸籍上の名字を忘れてしまっている沼岸に、銀行系のローン会社から「あなたの奥様が借金をして、飛んだ。夫である貴方には支払いの義務がある」と連絡が入るところから物語が始まる。
社長の安藤忠臣(山田裕貴)から新規の客・沼岸光夫(菅原大吉)をあてがわれた須藤。認知症を患う母を介護しながら薄給で働く彼だが、理不尽な理由で急に解雇されてしまう。生活保護の申請をするも断られ、ラストファイナンスからの追加融資も受けられない彼にNPO法人を営む五条礼(荒木宏文)が現れて――。

本作には日本映画界に欠かせない名優の菅原大吉さんや、ドラマ『闇金ウシジマくん』、ミュージカル『黒執事-地に燃えるリコリス-』などで人気の荒木宏文さんら、実力派俳優が出演。
介護・生活保護、貧困ビジネスといった、現代社会が抱える問題も取り上げ、単なる闇金映画ではない見ごたえのあるストーリーを描きます!

絶賛上映中の本作、青木玄徳さんのオフィシャルインタビューを2回に渡りお届けします。

そのPart①は――

今回、須藤のちょっと特殊な“フェチ”も描かれてます(笑)

「今回、須藤のちょっと特殊な“フェチ”も描かれてます(笑)」

【須藤は前作までのチャラい部分を薄くして、もうちょっと闇金ぽいヤツにしました】

――シリーズも『5』まで来ましたね。

青木 ありがたいなと思いますね。新しい人たちがラストファイナンスに来て物語が展開するというパターンをつなげていけたらいいなと思っている中で、『5』まで来たなと実感してます。

――今回の作品の台本を読まれたときの感想は?

青木 重いなぁと思いました。でも菅原大吉さんが演じた沼岸の家庭の話は、実際にあった話にインスパイアされているので、事実こういうことは起きてるんですよね。そこにどうラストファイナンスが絡んでいくかというところでしたが、菅原さんのお芝居が徹底されていたので、あとは乗っかっていけばいい感じでした。

――ベテランの菅原さんがいらっしゃることで、刺激を受けましたか?

青木 どういうお芝居をするかは、台本を読んでいる段階では分からないんですよね。会ってみないと。菅原さんはほんとすごかったです。生で見て、完全にスイッチが入りました。それまでは手探りだったんですけど、「これはもう手探りとか言ってるどころじゃねえな」という感じになりましたね。この作品で須藤にできることはこれだなと明確になったし。菅原さんのお芝居を見て、もうちょっとコミカルな部分を大事にしたほうがよさそうだなと思ったので、そこは徹底してやりました。

――須藤はやはり女性への接し方が素晴らしかったです。

青木 癒しになりますよね。全編通して須藤の存在が(笑)。『3』を経ての須藤というのがあるので、そこをコンセプトとしては大事にしたかったんでしょうけど、正直めちゃくちゃな設定でもありますけどね(苦笑)。須藤の戸籍上の妻を牧野ステテコさんが演じてらっしゃるんですが、ご本人はキレイな方ですけど、設定が“あれ”なので。そういう人に恋をするというフェチを『5』に来て初めて聞きました。

――本気でかわいく見えてるんですかね?

青木 須藤は本気だと思いますよ。めちゃくちゃだなと思いましたけど(苦笑)。ふたつのストーリーが平行線で進んで行って、交わった先に重たい話が乗っかってくる感じはよかったですね。今回はおもしろく見せるというか。息抜きというか。話は菅原さんのパートがメインだと思うので、というか、メインにしたほうがいいと思ったので、そこにどう“ラストファイナンス”のやつが入っていくか。須藤の弱いところを忠臣(山田裕貴)が正したりとか、ジョン・キヴィマキー(副島淳)っていう新しいキャラクターが入ってきたりとか。どこを観てもおもしろい、すごく映画らしい作品になっていて好きです。

――須藤自身はどのように変化してきていますか。

青木 前作よりもチャラい部分を薄くしました。子どもっぽいところというか。分かるか分からないくらいの調整ですけど、もうちょっと闇金ぽいヤツにしたいなと。それまでの過程で忠臣と一緒にほかにも仕事をしているはずなので、元ホスト感よりは、闇金業者っぽく映るように……。今回のエピソードがあって、須藤は今後さらに闇金ぽくなるんだろうなと。だから本当の意味で、今回は人生の分岐点を迎えた須藤が観られるんじゃないかと思います。

――山田さんからは、撮影の合間に「ふたりで今後のシリーズについて話をした」と伺っています。

青木 どんな話だったっけな?(笑) 撮影後にビール1杯飲むくらいの時間だったんですけど、『4』、『5』でシリーズの雰囲気も変わりましたし、「行くところまで行こうぜ」という話はしましたね。「誰かがブレーキかけるまで、俺たちは乗り気で行こうぜ」と、そんな話をしたかな。

――山田さんとバディを組めている、山田さんでよかったなと思うことは?

青木 彼は引かないところはまったくひかなくて男らしいし、こういう作品をやっているときに彼が傍にいてくれているのはありがたいですね。『闇金ドッグス』は彼の作品だと思っているし、そこをもうちょっと盛り上げられるように須藤として頑張れたらなと思っています。ちゃんと須藤バージョン、忠臣バージョンのおもしろさで盛り上げていけたらなと。

――『5』まできて、改めて須藤司というキャラクターと青木さん自身で似ている面、違う面は?

青木 昔の自分にはちょっと似てるかな。後先考えないでなんでもやっちゃうところとか。その結果、僕は芸能界に入ったので(笑)。そういう部分では似てるなと思うんですけど。でも須藤よりは落ち着いてるかな。今回は、道端に座り込んでどうしよう……みたいなシーンもありますが、僕はさすがにそういうことはしないです。でも、あのシーンにも監督の細かいこだわりが入ってるんですよ(笑)。

――なんだかんだいって、須藤には優しさが見えます。

青木 まぁね。でもなんでこいつが優しさを持っているのか分からない。だって優しさ持ってる場合じゃないですからね。でもそういう部分も今後はだんだん削られていくんじゃないですか。ひょっとしたら女にも興味がなくなっていくかもしれませんよ。須藤が女好きじゃなくなった瞬間っていうのもおもしろそうですから。

――そういうエピソードも見たいですけど、また女好きに戻ってほしいですね。

青木 そうですか?(笑) まぁ、そこはみなさんのご要望を感じながら(笑)。

――ちなみに青木さんは、女性には優しいタイプですか?

青木 そうでもないですよ。嫌いな人には嫌いな態度を取るし、好きな人にはべたべたするし、女性だからっていうだけで誰でも受け入れるタイプではないです。

―Part②に続く―

映画『闇金ドッグス5』はシネマート新宿ほかで公開中!
詳しくは下記Infomationより公式サイトをチェックしてください。

©2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会

☆Information

映画『闇金ドッグス5』
1月14日(土)シネマート新宿ほか公開中
監督:元木隆史
脚本:池谷雅夫
出演:青木玄徳
菅原大吉 美谷和枝 牧野ステテコ 蒲生純一 副島淳 / 荒木宏文
山田裕貴
企画・配給:AMGエンタテインメント
※15歳未満の方のご鑑賞は、ご遠慮くださいませ。

《公式サイト》
http://yamikin-dogs.com/
《公式Twitter》
@yamikin_dogs

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