映画『闇金ドッグス4』が公開!山田裕貴SPインタビュー①「僕も普通の男の子だよと」

  • 2016-12-13

2015年夏に第一作目が公開され、裏社会を描いたストーリーと、主人公・安藤忠臣を演じる山田裕貴さんの迫真の演技が多くの反響を呼んだ映画『闇金ドッグス』。
そのシリーズ最新作『闇金ドッグス4』が12月10よりシネマート新宿ほかで公開中。

ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)と、元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)が、新たな狩猟場としてたどり着いた先で、忠臣のヤクザ時代の大兄貴分・豊田(升毅)と出会い――。
ほかにも、人知れぬ過去を背負った喫茶店の店員・元子役で『ROCK MUSICAL BLEACH〜もうひとつの地上〜』松本乱菊役の高橋ユウさん、鬼才のAV監督役でお笑いタレントの木村祐一さん、ドラマ『闇金ウシジマくん』、ミュージカル『黒執事-地に燃えるリコリス-』などで人気の荒木宏文さんらが出演。
金に魅せられ、金に苦しみ、金に群がる人間模様を描きます!

公開を記念して、公式より届いた山田裕貴さんのインタビューを2回に渡ってお届けします。
Part①は――

主演の山田裕貴さん

主演の山田裕貴さん

【『闇金ドッグス』シリーズを通じて、僕のこともいろいろ知ってもらえたら】

――主演のシリーズが4作5作と順調に続いています。以前からずっと続けたいとおっしゃっていましたが、実際に今回の製作が決まったときは?

山田 正直なところは2作3作も出来ると思ってなかったんです。だからその時点で「本当にやれるんだ!」とビックリして。でも4作5作となるにあたって、本当の意味で“ずっと続けたい”と思うようになりました。『闇金ドッグス』シリーズで頑張って、ほかの現場でも頑張って、僕のこともいろいろ知ってもらって、またこのシリーズを観てもらう。いいループができればいいなと思っています。

――第4作の脚本を読んだときの感想は?

山田 「あ、(安藤)忠臣の過去が出てくるんだ。なるほど、こういう風に出てくるのか」と、思いました。今まで『闇金ドッグス』では、そういう過去の描写はなかったんですよね。それが今回、過去にかかわる豊田のアニキが出てきて、本当の意味で新しい忠臣の一面が見られると思いましたね。今の忠臣がどういう風に昔のアニキに接していくかも含めて。まさかアニキが金を借りにくるとは思ってないので、そのときの衝撃とか。ただ、表現しすぎずにやろうと思いました。

――これまでのエピソードとは違って、安藤の感情を揺さぶるエピソードになりますが、表現しすぎないように気をつけた?

山田 たとえば単に声を荒らげるから怖いとか、そういうのは一切やめて、目の奥で過去の思いとか、いろんな思いを表現して、そこから生まれるものでしゃべってみたいと思ったんです。豊田のアニキにだけ笑顔を見せるというシーンがあるので、そこも際立つし。それに、表現しすぎないというのは、自分がいろんな現場を踏んできて、感じたことでもありました。忠臣が大人になって、ちょっとした余裕があるというところも見せたかったです。

2017年1月14日より公開される『闇金ドッグス5』にも出演!

2017年1月14日より公開される『闇金ドッグス5』にも出演!

――豊田役は升毅さんが演じました。後半の1対1のガチンコシーンはお二人の芝居だけで成立させるすばらしいシーンでした。共演の感想は?

山田 升さんとは2度目のお仕事ですが、普段とても気さくな方なんです。ご本人も「強面だから怖いって言われるんだけど、全然そんなことないんだよね」っておっしゃってました。すごく冗談もいうし、現場を和ませてくださるので、すごく楽しかったですし、一緒にお芝居することで、長く俳優業を続けられている理由を肌で感じました。役の中で言葉がちゃんと重みを持って返ってくるので、自分も本当の会話ができた。やっていて楽しかったですね。

――1対1のシーンはやはり印象深いですか?

山田 そうですね。目だけで対峙するという。あそこ、本当はもっとセリフがあったんですけど「これは言わないだろう」と升さんがおっしゃって、少し変更があったんです。それで更にあの見合っただけで伝わるシーンになった。僕は何も言わないままに、豊田さんの気持ちを悟らないといけなかった。「なんでこんなことになるんですか?」っていう気持ちとか、「豊田さんだったら…」って気持ちとか。それを目だけで伝えることは、すごくやりがいがありましたし、実際に伝えられるんだと思いました。

――豊田の相手役の元子を演じた高橋ユウさんの印象は。

山田 一緒のシーンがかなり少なかったので、現場では話す機会がほとんどなかったんですけど、前に知り合いの舞台を観に行ったときに、帰りに舞台のメンバーの方たちとごはんを食べに行って、そこにユウさんもいたんです。僕も、僕の知り合いも、ユウさんも同じ年で、そこでいろいろ話したので、面識はありました。すごくまじめな方で、一見、大胆そうに見えるけど、かなり繊細な方だと思いますね。もうちょっと時間があれば、いろんな話ができたかなと思います。

――豊田と元子のエピソードとはまた別に、AV制作会社のパートも出てきます。

山田 そうですね(笑)。

――かなりコントラストが効いてました。

山田 本当にあのシーンはおもしろかったです。楽しかったですよ、現場も。忠臣としてはどう冷たくあしらってやろうかってことだけを考えていたのですが(苦笑)。木村(祐一)さんが鼻くそを食べて、「やめられねえんだよ、これ病気なんだよ」って言うんですけど、それがなんとも言えないトーンで(苦笑)。あそこでもし画面に忠臣が映ってたら、いくら忠臣でも耐えられなかったですね。初めて忠臣が負けた瞬間でした(笑)。

――あの会議は脚本通りなんですか?

山田 アドリブもあったと思います。「アマゾンの奥地でどうたら~」とか、あの辺はアドリブだと思います。めっちゃおもしろかったですね。話がそれますけど、このエピソードのおかげで、僕のファンの人たちに免疫をつけてもらえるかもしれないですね。ファンの方の僕へのハードルが和らぐというか。ファンの人で、僕をすごくキレイなものとして扱ってくれている人もいると思うんですけど、こういうエピソードに触れたことで、僕も普通の男の子だよというのが伝わるかもしれません。あ、でもAVパートにも、すごくいいセリフもあるんですよ。「俺らにしか分からない生みの苦しみがある」とか。あれは本当にそうだと思って。AV業界だけじゃなくて通じる、いいセリフだなって。

―Part②に続く―

映画『闇金ドッグス4』はシネマート新宿ほかで公開中!
詳しくは下記Infomationより公式サイトをチェックしてください。

©2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会

☆Information

映画『闇金ドッグス4』
2016年12月10日(土)シネマート新宿ほか公開中
監督:元木隆史
出演:山田裕貴
升毅 高橋ユウ 坂田聡 ジェントル 瑛蓮 百瀬朔 副島淳 / 木村祐一
青木玄徳
企画・配給:AMGエンタテインメント
《公式サイト》
http://yamikin-dogs.com/
《公式Twitter》
@yamikin_dogs

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