茅田砂胡さんが描いた名作ファンタジー「デルフィニア戦記」シリーズが、2017年1月に蕨野友也さん主演によって舞台化！　2016年11月24日都内にて舞台『デルフィニア戦記』第一章の製作発表が行われ、キャストから蕨野友也さん、佃井皆美さん、細貝圭さん、山本亨さんの4名が登壇、また蕨野さん演じるウォル、佃井さん演じるリィのビジュアルが公開されました。

(左から)細貝圭さん、佃井皆美さん、蕨野友也さん、山本亨さん

ライトノベル作家・茅田砂胡さんによる代表作であり、シリーズ累計320万部を超える長編ファンタジー小説「デルフィニア戦記」シリーズが待望の舞台化！　これまで「茅田砂胡プロジェクト」により、CDブックによる音声ドラマ、オーケストラ演奏による音楽会などの二次展開が行われてきた今作。今回の舞台化では、1993年より刊行された全4部18巻に及ぶ大作から、文庫版1巻～4巻の「放浪の戦士」エピソードが描かれます。

【公演概要】
舞台「デルフィニア戦記」第一章
公演：2017年1月20日～29日 天王洲 銀河劇場
原作：茅田砂胡「デルフィニア戦記」シリーズ
脚本・演出：児玉明子
【キャスト】
ウォル：蕨野友也
リィ：佃井皆美
ナシアス：細貝圭
イヴン：山口大地
バルロ：林剛史
ガレンス：須藤公一
シャーミアン：綾那
ドラ将軍：三田村賢二
ブルクス：大原康裕
カリン：大沢逸美
フェルナン伯爵：小林勝也
ペールゼン：山本亨

注目のキャストには、東映特撮ヒーロー作品出身の若手俳優、さらにベテラン舞台俳優が夢の競演！　貴族によってデルフィニア国の王位を追われ、命を狙われる身となった主人公ウォル役には蕨野友也さん、そして「異世界から落ちてきた」謎の少女剣士リィ役には佃井皆美さんと、“戦記”を演じるにふさわしい、アクションを得意とする俳優が集結し、今までにないハイレベル、ハイクオリティなステージが期待されています。

この舞台化にあたり、11月24日に開催された「デルフィニア音楽祭」とともに舞台『デルフィニア戦記』第一章の製作発表が行われ、客席から原作ファンも見守る中、ウォル役の蕨野さん、リィ役の佃井さん、そしてナシアス役の細貝圭さん、ペールゼン役の山本亨さんが登場。今作への意気込みを語りました。

リィとウォルのビジュアルもいよいよ公開！

蕨野友也さん扮するウォル

佃井皆美さん扮するリィ

まずは「ウォルのようにたくましく、猛々しくこの役を演じられたら」と語った蕨野さん。今作への出演にあたり、担当マネージャーから“主人公のウォルが蕨野さんにしか見えない、人情味とちょっと抜けているところがそっくり”と言われたそうで、それから原作を読んだところ「僕もウォルも田舎育ちとか、似ている部分も多くて、読み進めるうちに“自分がウォルならどうしただろう”と考えるようになりました」と、ウォルに自分を重ねるほど物語に引き込まれたようで、「舞台でも最後まで“ウォルらしさ”で突っ走っていけたら」と力強く意気込みます。

デルフィニアの若き国王・ウォルを演じる蕨野友也さん

今作のヒロインである謎の美少女、リィを演じる佃井さんは「元々原作の大ファンで、原作を読んだときからリィを演じたいと思っていたんです。なので、舞台化で私の名前が出ていると聞いたときは夢のようでした」と笑顔でコメント。そんな佃井さんは、自ら「年も実年齢の半分くらいだし、身長もリィのイメージより大きいので原作ファンの方はどう思うだろう、と思ったのですが…。蕨野さんにお会いしたらすごく大きくて、“あっ大きい！”ってホッとしました(笑)」と語り、たくましい蕨野さんのウォルと華奢な佃井さんのリィ、ばっちりな体格差に客席からも歓声が起こります。

女優随一のアクションスキルで、剣士の少女リィを演じる佃井皆美さん

続いて、騎士団の団長である剣士ナシアスを演じる細貝さんが「ナシアスは容姿端麗、剣術もうまいって、どうしたらいいんですか！　整形しますか！？(笑)」と客席に訴えかけると会場には大きな笑いが。そんな細貝さん、「僕の顔はこのままとして(笑)、剣でのアクションは一流の方が揃う作品なので皆さんの指導を受けたいと思います。一か月かけて、デルフィニア戦記ファンのみなさんにも納得していただけるものを作りあげていけたら」と意気込みを語ります。

美麗かつ剣術の達人でもある剣士ナシアスを演じる細貝圭さん

そして主人公ウォルの敵となるペールゼン侯爵を演じる大ベテランの山本さんは「原作を読んだ方が抱くイメージを壊さないよう、僕なりに一生懸命やりたいと思います。ただ、いかんせん蕨野さんとの身長差が…シークレットブーツをはこうかな(笑)」と笑顔を見せ、会場を和ませます。

ウォルの敵役、ペールゼン侯爵を演じる山本亨さん

このキャスト陣、蕨野さんは「仮面ライダードライブ」での敵幹部ハート役、そして佃井さんは「仮面ライダー鎧武」での仮面ライダーマリカ役、また細貝さんは「海賊戦隊ゴーカイジャー」での敵役バスコ・タ・ジョロキアを演じており、特撮ヒーローでの悪役経験者という共通点が。さらに山本さんも、過去に仮面ライダーで戦闘員ショッカーを演じていたと明かします。

それぞれ過去に演じた特撮作品でのキャラクターと今回の役柄の違いを聞かれると、蕨野さんは「まず今回は人間というところですね(笑)。でも何かをやり遂げようとする心の強さなど、共通する面もあります」と語る一方、佃井さん＆細貝さんは「真逆のキャラクターで、共通点ゼロです！(笑)」とコメント、そして山本さんは「悪役と言っても、当時は“イーッ！”しか言ってなかったので…。今回は侯爵なので、人間の言葉をしゃべることができます(笑)」と話し、会場＆後輩キャスト陣は笑いが止まりません。

製作発表は終始、キャスト陣の楽しい掛け合いで笑いがあふれるトークに。マスコミからの質問コーナーでは、記者席に紛れていたガレンス役の須藤公一さんを細貝さんが見つけ、壇上へと呼び込み「なんでこんなところにいるの！？」とツッコミを入れる一幕も。またウォル役の蕨野さん、リィ役の佃井さんがそれぞれの役柄に扮したビジュアルも公開され、自らの衣装姿に蕨野さんも「ついに始まる、という気持ちになります」と改めて舞台への想いを強くしていました。

ガレンス役の須藤公一さん(写真左)を、客席から細貝さんが発見！

製作発表の最後には、蕨野さんが「原作は原作、そして舞台は舞台で新しい思い出として、“舞台のデルフィニア戦記、面白かったね”と言ってもらえるようにしたい。原作を読んだことのない方にも、小説を読んできてとは言いません。僕たちと一緒に、デルフィニア戦記の世界を旅してもらえたら」と話し、また新たな作品の完成を目標に掲げました。

実力派キャストによるキャラクターたちが、原作の壮大な世界観とストーリーを繰り広げる舞台『デルフィニア戦記』第一章は、2017年1月20日～29日に天王洲 銀河劇場での上演です。チケット情報ほか、最新情報はInformationから公式サイトをチェックしてください。

(c)茅田砂胡(C★NOVELS/中公文庫)・舞台「デルフィニア戦記」製作委員会

☆Information

■舞台「デルフィニア戦記」第一章
公演：2017年1月20日～29日　全12回
会場：東京・天王洲 銀河劇場
原作：茅田砂胡「デルフィニア戦記」シリーズ
出演：蕨野友也 佃井皆美 細貝圭／小林勝也 山本亨
脚本・演出：児玉明子
企画・製作：舞台「デルフィニア戦記」製作委員会
企画協力：茅田砂胡プロジェクト
《公式サイト》
http://delfinia-stage.jp/
《公式Twitter》
@delfinia_stage

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