蕨野友也、ウォル役にオファーされた理由とは!舞台『デルフィニア戦記 第一章』SPインタビュー①

  • 2016-10-20

シリーズ累計320万部を超える長編ファンタジー小説『デルフィニア戦記』がついに舞台化!

『デルフィニア戦記』は1993年に刊行されたライトノベル作家・茅田砂胡さんの代表作で、これまでCDブックによる音声ドラマやオーケストラを組み入れた音楽会などさまざまなメディア展開を行い、根強い人気を誇っています。

来年1月に上演される第一章では、文庫版1巻~4巻までの「放浪の戦士」のエピソードが描かれ、主人公・ウォル役には、仮面ライダードライブでハート役を演じた蕨野友也さん。共演には佃井皆美さん、細貝圭さん、山口大地さん、林剛史さん、大沢逸美さん、小林勝也さん、山本亨さんといった東映特撮出身の若手俳優から実力派舞台俳優まで、豪華なキャストが揃いました。

スマートボーイズでは、今作の座長を務める蕨野さんに直撃インタビュー! 3回に渡りタップリお届けします。

ウォル役の蕨野友也さん

ウォル役の蕨野友也さん

PART①では、見どころや出演が決まった時の反響などを語ってくれました。

――仮面ライダードライブの製作発表や舞台挨拶では何度か取材をさせていただきましたが、初めてこうしてガッツリとお話を伺うことができて光栄です。よろしくお願いします!

蕨野 よろしくお願いします。

――まずは簡単なあらすじを教えていただけませんでしょうか。

蕨野 ある国の王様が、ある人の陰謀で「実は腹違いの子供だ」と言われ、その国を追放されてあやうく殺されかけているところを、謎の戦士が現れて助けてもらうところから物語が始まります。ずっと追い詰められながらも、私を慕ってくれた周りの人たちが加勢して、再び国を取り戻しに行くお話です。

――蕨野さんは、その国の王様役ということですね。

蕨野 はい。いきなり「王様は腹違いの子供」と言われたら、国民は「嘘でしょう?」という人もいれば、「やっぱそうなんだ」という人もいたりして、人間心理がちゃんと働いているし、今まで側近でいた人たちも、ずっと陛下として慕っていたにも関わらず、急にそういう立場になったら裏切ったりと、人間の表裏の変わり方がリアルに描かれていている作品だと思います。

――作品自体が大ベストセラーで、情報解禁された時の反響は、ものすごいものがあったのではないでしょうか。

蕨野 基本的に原作を読んだことのある方からの反響が多かったですね。「ハートからウォルやるのか。嬉しいな」というコメントをたくさんいただきまして。ロイミュードの王様から今回はデルフィニア国の王様になって、まさに“王”尽くしですね(笑)。王様とはいえども、今回は違った王様で、最初から王様気取りをしていないんです。前回は機械生命体というのもありますが、今回は人間味あふれる王様の人間模様が描けるかなと思います。

ロイミュードの王様から今回はデルフィニア国の王様に!

ロイミュードの王様から今回はデルフィニア国の王様に!

――既に原作を読まれたということですが、ウォルと蕨野さんのここが似ているなという部分があったら教えてください。

蕨野 これ、僕が言うのもあれなので、マネージャーに聞いたほうが早いんじゃないのかな?

――すみません。そういうことなので、蕨野さんのマネージャーさん、お答えいただけませんでしょうか?(笑)

蕨野さん担当マネージャー 真面目という部分では似ていると思っていて、その点に本人があまり気づいていないです。あとは田舎育ち(笑)。

蕨野 本当です。

――蕨野さんは宮崎育ちですよね。

蕨野 はい。最初にそういう話をした後、「書いているセリフが蕨野さんそっくりだ」ということで僕にオファーが来たそうです。

蕨野さん担当マネージャー お父さんとのエピソードもよく似ていて、実はお父さんも真面目で、蕨野家ではこんなくだらないことで喧嘩しているんだという話をよく聞きます。

蕨野 遠方なのに年一ペースで口喧嘩しますよ(笑)。そういう経緯でオファーがあって、原作を読んでみたら「これ、似ているというより俺らだろ。うちのお父さんと一緒やん」って(笑)。

――それじゃ「デルフィニア戦記」じゃなくて「蕨野戦記」ですね。

蕨野 (笑)。親子関係で言ったら、似ている部分はありますね。

ウォルと蕨野さんは、ビジュアルだけでなく性格までそっくり!?

ウォルと蕨野さんは、ビジュアルだけでなく性格までそっくり!?

――本番はお父さんも見に来るんじゃないですか?

蕨野 はい、もちろん呼びます。

――そしたら、お父さんも「俺に似ているな」とかおっしゃるかもしれませんね。

蕨野 父はあまり言葉を発しないですね。「よくやったな」ぐらいな感じだと思います。

(PART②へ続く)

舞台『』舞台『デルフィニア戦記』第一章は、2017年1月20日~29日の期間、東京・天王洲銀河劇場にて上演。また舞台化を記念したコラボカフェ「デルフィニア・カフェ」が10月23日、Blimp Clubにてオープンします。

詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

(取材・文:冨岡弘行)

■細貝圭 山口大地 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

舞台「デルフィニア戦記」第一章
日程:2017年1月20日~29日 ※全12回公演(予定)
公演会場:天王洲銀河劇場
脚本・演出:児玉明子
出演:蕨野友也 佃井皆美 細貝圭/小林勝也 山本亨 他
企画・製作:舞台「デルフィニア戦記」製作委員会
企画協力:茅田砂胡プロジェクト

≪公式サイト≫
http://delfinia-stage.jp/

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る