ぼくとしょSP☆三上真史×滝口幸広×原田優一『僕等の図書室 特別授業』座談会①

  • 2016-11-16

2012年のシリーズ初演から3度の上演がされてきた人気リーディング公演『僕等の図書室』、通称“ぼくとしょ”シリーズが2年ぶりに復活! 『僕等の図書室 特別授業』と題した最新作が、今年12月に東京・大阪の2都市で上演されます。
スマボでは、“ぼくとしょ”常連メンバーの三上真史さん&滝口幸広さん、そしてシリーズ初登場の原田優一さんによる座談会インタビューの模様を3回に渡って更新! 今回は公演情報とあわせて、インタビューPart.1をお届けします。

(左から)滝口幸広さん、原田優一さん、三上真史さん

(左から)滝口幸広さん、原田優一さん、三上真史さん

こんな先生、いたらいいな。役者だからこそ「読める」さまざまな物語を題材に、出演者を“国語の先生”、観客を“生徒”、公演を“授業”とし、まるで国語の授業のように舞台が展開していく新感覚のリーディング公演『僕等の図書室』が、特別授業として2年ぶりに復活します!

回替わりで組まれた3つの物語で1公演とし、公演の始まりには先生全員が登場しての「ホームルーム」、物語の間には一人の先生による語りの「休み時間」、3つ目の物語の最期には再び先生全員による「終わりの会」という“芝居”が入る、“学校”をテーマとしたスタイルでの上演形式の今作。メインの読み手1人とサポート3人の計3人で1つの物語を朗読するというスタイルを基本とし、メインの読み手は物語に沿った衣装で登場する等、他では見ることのできないエンターテインメント朗読劇となっています。

2012年4月、大阪限定上演として始まった『僕等の図書室』は、初日があけた瞬間からたちまち噂となり、口コミだけで広まって4日間で集客動員数は3000人に。その後上演された第2弾、第3弾とシリーズを重ねるごとに評判を呼び、昨今、若者たちの「本」離れが進む中、見終わった観客たちに“本屋に行きたくなる!”と言わしめる人気作品に成長。そんな前シリーズから2年ぶり、「特別授業」と題して今年12月に上演される第4弾では、“愛”をテーマにした6作品の物語がラインナップされました。

この6作品を“先生”となって読み聞かせるのは、6人の実力派俳優たち。今回は三上真史さん、滝口幸広さん、中村龍介さん、井深克彦さん、木ノ本嶺浩さんとそれぞれ過去シリーズに出演経験のある若手俳優陣に加えて、ミュージカル俳優としてミュージカル『レ・ミゼラブル』マリウス役など、多作品で美声を響かせている原田優一さんが初登場。それぞれのキャストがメインで演じる物語は下記のとおり。

<授業内容>
■三上の『クリスマス物語』
(三上真史ft.木ノ本嶺浩&中村龍介)
脚本:西森英行
イエス・キリストのおはなし。

■たっきーの『奥のほそ道』
(滝口幸広ft.三上真史&木ノ本嶺浩)
脚本:吉増裕士
松尾芭蕉と弟子曾良の東北俳句珍道中

■りゅうの『たけくらべ』
(中村龍介ft.滝口幸広&井深克彦)
脚本:登米裕一
吉原の遊女の妹 美登利と僧侶の息子 信如。子供から大人に変わっていく中で叶わない淡い恋

■かっちの『不思議の国のアリス』
(井深克彦ft.全キャスト)
脚本:ほさかよう
白ウサギ、チェシャ猫、帽子屋、ハートの女王、等多彩なキャラクターで綴るアリス IN かっちランド

■みねの『細川忠興とその妻』
(木ノ本嶺浩ft.原田優一&三上真史)
脚本:赤澤ムック
戦国武将細川忠興と、その妻たまの物語。たまを愛しすぎた故、他の男たちにたまの顔を見られることを恐れ、妻を幽閉した夫とクリスチャンとして生きた妻。その最期。

■『マッチ売りの少女』原田
(原田優一ft.中村龍介&滝口幸広)
脚本:加藤啓
リーディングミュージカル(予定)。ひたすらにマッチを擦る少女。果たして何が!?

脚本執筆陣にも演劇界を賑わせる多彩な面々を迎え、板垣恭一さんの演出のもと、聖夜に相応しく“愛”をテーマに厳選された6作品を、少し大人のビターな味付けで「特別授業」として届ける今作。スマボでは、今回の上演キャストから三上真史さん、滝口幸広さん、原田優一さんを直撃! 3人による座談会形式で、今作の見どころや、それぞれがメインを務める作品について語ってもらいました。

■『僕等の図書室 特別授業』
滝口幸広×三上真史×原田優一 座談会インタビューPart.1

――2012年の初演からスタートしてシリーズ4作目、2年ぶりの上演となる『僕等の図書室 特別授業』ですが、今回の上演決定のお話を聞いたときのお気持ちから伺いたいと思います。まずはシリーズ初演から全作に出演されている、滝口さんはいかがでしたか?

滝口幸広 この作品は自分がメインテラーになる話と、ほかのキャストがメインの話にサブキャストとして参加させてもらう話とあるんですが、今回は題材となる作品が本当に多種多様で、まず面白そうだなと思いました。特に優ちゃん(原田優一さん)の『マッチ売りの少女』と、かっち(井深克彦さん)の『不思議の国のアリス』とかは、女性が主人公のストーリーじゃないですか。作品のキャラクター男女比率がちょうどよく分かれていて、色んな目線で楽しめる……ハイ(笑)。

原田優一 急に止まってどうした!?

三上真史 最初にたっきーに聞くからこうなるんですよ!(笑) たっきーはオチ担当だから、最後に振ってあげないと。真面目な話でも、どうしてもオチをつけたくなっちゃうんですよ。

滝口 今日の取材1件目だから、まだ体が温まってなかった(笑)。

――すみません(笑)。今回はシリーズ出演歴の多い滝口さんや三上さんたち5名に、新キャストとして原田優一さんも加わり、また新しいメンバーでの上演ですね。

滝口 今回で4作目の『僕等の図書室』シリーズですけど、全作に出演しているのは僕と龍くん(中村龍介)だけで。そこに初演でも一緒にやっている三上くんとかっち、3作目で加わってくれた嶺(木ノ本嶺浩さん)、そして今回初登場の優ちゃんという、圧倒的な実力を持っている先輩が加わることによって、このシリーズがどう発展していくのかも楽しみですね。でも優ちゃんが…

三上  たっきーもういいよ、しゃべらなくて!(笑)

原田 本当によくしゃべるなぁ! 3人の配分考えて!(笑)

滝口 優ちゃんは、なんで『僕等の図書室』シリーズに出ようと思ったの?

原田 もちろん出演のお話をいただいたからだけど…たっきー、今日インタビュアーまでやるの?(笑)

滝口 僕、今日まだあんまり人と会話してないので、しゃべりたくて仕方ないんですよ。

三上 そろそろ三上もしゃべっていいですか!(笑) 僕も出演した『僕等の図書室』初演は4年前で、僕たちもその時は新しいスタイルでの朗読劇に手探り状態で、お客様もどんな作品か全く知らないところからのスタートだったので、初演の初日公演は満員にはならなかったんですよね。

滝口 大阪の、シアタードラマシティでの上演だったよね。

三上 初日に客席が埋められなくて、僕たちも悔しい気持ちだったものの、来てくださったお客様に楽しんで帰っていただければ、口コミでも噂は広まって次の公演につながると信じて全力で挑んだんです。そしたら第2弾、第3弾と続いて、今回シリーズ4年目で第4弾を迎えて、また演じることができるのはすごく感慨深いですね。

滝口 初演から全作に出演している僕と龍、今回のキャストだけじゃなくて、村井良大や大山真志とか、歴代シリーズのキャストみんなで繋いだバトンっていう気がする。

三上 キャスト同士もみんな仲良くて、腹を割って作品を作れるカンパニーだよね。

滝口 最初の公演は、満席にはできなかったけど、演じている僕たちはすごく面白かったんですよ。観ている皆さんだけじゃなくて、演じる僕たち自身がすごく楽しめているっていう感覚が残る公演だったので、ここまでシリーズが育ったことが嬉しいです。

三上 授業形式のリーディング公演なので、僕たちキャストだけではなく、お客様にも生徒役として参加していただくことで初めて成立する作品なので、会場の一体感がすごくありますね。そんな作品が皆さんにだんだん認知していただけて、人気作と呼ばれるようになったことは心から嬉しいよね。…こういう感じで、僕が先にしゃべるとたっきーは勝手に横からしゃべってくれるので、僕から話を聞いていただけると同時にたっきーへのインタビューも済みますよ(笑)。

――なるほど! 勉強になります(笑)。

三上 そうやって育ってきた作品に、今回は原田優一さんという強力な新メンバーが入ることによって、また大きな進化があるんじゃないかなと思うと楽しみですね! その辺はぜひ、原田さんに。

原田 僕は最初にこの公演のお話をいただいたとき、「朗読劇です」って言われていたのが、詳しく聞くと「先生になってもらいます」とか、「授業をやります」とかよく分からないワードが増えていって。で、過去の公演をDVDで見させてもらって、「あっ! こういうことなのか」って理解して、すごく興味がわいて。

――先生が生徒に語る、授業形式での新感覚リーディングという『僕等の図書室』ならではの演出ですよね。

原田 お客様も今作から観てくださる方、過去のシリーズを知っている方といらっしゃると思いますが、キャストが違えば題材となる作品も違う、だけどその変化が授業という同じフォーマットの中で演じられる、このアイディアがすごく面白いなと。そこへ僕が加わることでまた変化があるのかな、と思うと、僕自身もすごく公演が楽しみです。

……座談会インタビューPart.1はここまで、続くPart.2、Part.3もお楽しみに。

今から公演が待ち遠しい、リーディング公演『僕等の図書室 特別授業』は東京公演が2016年12月24日~27日まで有楽町朝日ホールにて上演、続いて大阪公演は12月31日にサンケイホールブリーゼにて上演。チケットはそれぞれ好評発売中、ほか公演詳細はInformationから、る・ひまわり公式ブログなどのお知らせをご確認ください。

※滝口幸広さん×兼崎健太郎さん×井出卓也さん with 高崎翔太さんによる聖夜のラブストーリー『いつかはきっとクリスマス』は、スマボアプリで好評配信中!

※滝口幸広さんと松田岳さんが、弓道に恋と青春を賭けるドラマ『恋弓』はスマボアプリで好評配信中! DVDがスマボSHOPで好評発売中!

※ニコニコ生放送【スマボch】滝口幸広&宮下雄也&米原幸佑の『花の!85年組!』~最近(プチ)ブレイク中の元祖イケメン双子”斉藤祥太・斉藤慶太”参戦~SPが、11月25日(金)21:00~からOA!タイムシフト予約は、Informationをチェック!↓

☆Information

リーディング公演『僕等の図書室 特別授業』
監修:板垣恭一 演出:西森英行 音楽・ピアノ演奏:伊藤靖浩
出演:三上真史、滝口幸広、中村龍介、井深克彦、木ノ本嶺浩、原田優一
【東京公演】2016年12月24日(土)~27日(火)有楽町朝日ホール
※12月24日19時開演の部はクリスマススペシャル公演「もろびとこぞりて、先生もきませりNIGHT~クリスマスキャロルが流れるころのぼくとしょ聖夜祭~」の上演となります。
【大阪公演】2016年12月31日(土)サンケイホールブリーゼ
※12月31日22時開演の部は、カウントダウン公演「ぼくとしょカウントダウン~夜空のムコウにやっぱり明日が待っている~」の上演となります。
チケット:価格 5,980円(全席指定・税込)
各プレイガイドにて好評発売中
《る・ひまわり公式ブログ》
http://ameblo.jp/le-fair/
   *    *    *
ニコニコチャンネル【スマボch】
■滝口幸広&宮下雄也&米原幸佑の『花の!85年組!~30歳になったイケメンたち~』~最近(プチ)ブレイク中の元祖イケメン双子”斉藤祥太・斉藤慶太”参戦~SP
生放送:11月25日(金)21:00~
係長:滝口幸広(1985年5月29日生まれ)
副部長:宮下雄也(1985年9月3日生まれ)
副部長:米原幸佑(1986年3月13日生まれ)
ゲスト:斉藤祥太&斉藤慶太(1985年11月18日生まれ)
※番組冒頭約10分は無料で視聴が可能です
《視聴&タイムシフト予約》
http://nico.ms/lv282051063
《番組URL》
http://ch.nicovideo.jp/sumabo
※過去放送分をアーカイブ配信中!

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