中屋敷法仁×市川知宏・陳内将ら俳優32人による愛憎×群像×スポ魂活劇『露出狂』が9月開幕!

  • 2016-8-17

新進気鋭の演出家・劇団「柿喰う客」の代表、中屋敷法仁(なかやしき のりひと)さんの原点『露出狂』が、Zeppブルーシアター六本木に今秋登場!

日本の現代演劇界の大きな存在、寺山修司さん、井上ひさしさん、つかこうへいさんといった才人たちの発信の場であったパルコ劇場。同劇場はその後も、三谷幸喜さんをはじめ、長塚圭史さん、本谷有希子さん、前川知大さんなど、演劇界を牽引する新しい才能を次々と発掘し育ててきました。
そのパルコ劇場が、次世代を代表するクリエイターの一人として注目するのが、劇団「柿喰う客」代表の中屋敷法仁さん。

いち早く中屋敷さんの才能に惚れ込んだパルコ劇場は、彼が注目されるきっかけになった作品『露出狂』(2010年上演)を、パルコ・プロデュースとして2012年にリニューアル上演。
劇団での初演では14名の登場人物すべてが女優だったものを男優のみに変え、キャストの約半数をオーディションで選抜。若い才能のぶつかり合いが昇華し、新しい感覚の芝居として話題となりました。

◆あらすじ
高天原高校サッカー部に入部した〈佐反町〉〈白峰〉〈比留〉の3人はその圧倒的な実力が災いし、入部早々先輩たちと対立する。同じ1年生の〈御器〉も含めた4人は、退部を掛けて上級生と真剣試合した結果、あっさり勝利をおさめてしまう。高天原高校サッカー部は1年生4人だけで再スタートを切ることになった。

とにかく、勝ちたい。
とにかく、勝てるだけ勝ちたい。

勝つために必要なのは最高のチームワークだと悟った彼らは、驚異的なまでの結束力を築く。
わずか3年で強豪校として全国に名を馳せるまでになった高天原高校サッカー部の掟とは?
個人の能力とチームの結束力を飛躍的に伸ばした秘訣とは?

部活という閉塞的社会で巻き起こる男同士のプライドを賭けた泥試合!!
ダマせ! 蹴落とせ! 這い上がれ!
こんな青春に誰がした!?

パルコ劇場での初演から4年。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の脚本や、舞台『黒子のバスケ』の脚本・演出など、劇作家・演出家として劇団外部でも数々の経験を重ね、研ぎ澄まされたその才能がより注目されてきた中屋敷さんが、再びパルコ・プロデュースのもとで新生『露出狂』を創りだします。

今回の『露出狂』は、14人×3チームでの上演となり、市川知宏さん、陳内将さんらの人気若手キャストのほかに、オーディションで選ばれたのは28名。総勢32名が、14名×3チームをつくり、それぞれ若手俳優同士たちが舞台で互いにぶつかり合います。

「炸裂する若い才能たちによる 熱い魂の叫びを聴け!」

「炸裂する若い才能たちによる 熱い魂の叫びを聴け!」

2012年での作品からは当時無名に近かった若手俳優たちが何人も、本作出演をきっかけに俳優として大きく羽ばたき、まさに本格派俳優としての登竜門となっており、さらに本作では、3チームのうち1チームはU-23、つまり23歳以下の俳優だけによる上演。
このチームからも誰かが飛び出してくるかも!? 新しい世代の新しい才能たちが絡み合う、熱い男たちの物語に、期待が高まります。

そんな32人の顔ぶれは、以下の通りです。

【各チーム出演者】
○チーム露(あらわ)
市川知宏(佐反町) 陳内将(白峰) 小沢道成(御器) 永島敬三(蔵毛)/
川合諒(氏川) 紺野真(九門) 渋谷謙人(真今井)
鈴木勝大(比留) 砂原健佑(野宮) 田中穂先(宇津保) 松井薫平(蒲郡)/
赤楚衛二(葉枝) 井藤瞬(香森) 小松直樹(羽生)

○チーム出(いずる)
市川知宏(御器) 陳内将(佐反町) 小沢道成(比留) 永島敬三(白峰)/
小野一貴(真今井) ケイン鈴木(香森) 高良亘(蔵毛) 坂口涼太郎(野宮)
畠山遼(蒲郡) 松井勇歩(羽生) 見雪太亮(葉枝)/
石賀和輝(九門) 佐藤信長(氏川) 三原大樹(宇津保)

○チーム狂(くるう)
赤楚衛二(佐反町) 石賀和輝(御器) 井藤瞬(野宮) 小松直樹(白峰)
佐藤信長(比留) 三原大樹(真今井) 井澤巧麻(蒲郡)池本啓太(九門)
菊池修司(葉枝) 鈴木翔吾(羽生) 髙橋里恩(蔵毛) 中山龍也(香森)
飛葉大樹(氏川) 三永武明(宇津保)
※チーム狂は、23歳以下の俳優だけによる回です。

■登場人物
【最強の1期生】
御器(ゴキ):質実剛健! 不屈のリベロ!
佐反町(サソリマチ):喧嘩上等! フィールドの狂犬!
白峰(シラミネ):頭脳明晰! 秀才ゲームメイカー!
比留(ヒル):予測不能! 天才トリックスター!
蔵毛(クラゲ):笑う敏腕マネージャー!

【波乱の2期生】
野宮(ノミヤ):恋する暴走ファンタジスタ!
蒲郡(ガマゴオリ):大地を揺さぶるスーパーサブ!
葉枝(ハエダ):炎のオフサイドマイスター!
氏川(ウジガワ):やんちゃな凡庸サイドバック!
真今井(マイマイ):半ベソ新米マネージャー!

【驚愕の3期生】
宇津保(ウツボ):正確無比なサッカーコンピューター!
羽生(ハブ):嵐を巻き起こす万能ルーキー!
香森(コウモリ):軽薄なフリーキックの魔術師!
九門(クモン):敵を欺くシャドーストライカー!

そして、本作を手掛ける中屋敷さんのコメントをご紹介します。

◆劇作家ノート『露出狂』によせて(中屋敷法仁)

「俳優の魅力が”露出”する舞台を創りたい!」
『露出狂』はそのような強い想いから生み出しました。

舞台となるのは高校の”サッカー部”。
部活という閉鎖された空間、濃密かつ複雑な人間関係の中で、俳優たちから様々な感情がこぼれ出るように仕向けました。出演者14名は、互いに悩み、傷つけ、慰め合い、戸惑い、苛立ちながら、少しずつ成長していきます。俳優のあらゆる演技を味わいながら、ともに「青春」を過ごすことができる作品を目指しました。
主題は、単なる青春讃歌ではありません。「青春」への、愚かしくも儚い憧れと絶望。出会いと別れを繰り返す中で輝く、一瞬のきらめき。そして「青春とは何か」という問いに愚直に挑んでいます。
2010年に私が代表をつとめる劇団「柿喰う客」のオリジナル作品としてオール女性キャストで上演。その後、男性キャストにアレンジし、2012年にパルコ・プロデュースとして再演されました。いずれも、若く、才能と野心に満ちあふれた俳優たちが、存分にその魅力を”露出”させていたと思います。
この『露出狂』という作品が、これからも、演劇文化を担う若き俳優たちをたっぷりと味わう事の出来る、貴重なレパートリーとなることを願っています。

チケットは8月7日より発売されており、公演期間が前半戦と後半戦とで分かれているなど、ユニークな公演が予定されています。
詳細は下記Informationより、公式サイトをチェクしてみてください。

☆Information

パルコ・プロデュース2016
『露出狂』
【公演日程】
2016年9月30日(金)~10月10日(月・祝)
【会場】
Zeppブルーシアター六本木
【作・演出】 中屋敷法仁
【出演】
市川知宏、陳内将、小沢道成、永島敬三/
小野一貴、川合諒、ケイン鈴木、高良亘、紺野真、坂口涼太郎、渋谷謙人、
鈴木勝大、砂原健佑、田中穂先、畠山遼、松井薫平、松井勇歩、見雪太亮/
赤楚衛ニ、石賀和輝、井藤瞬、小松直樹、佐藤信長、三原大樹/
井澤巧麻、池本啓太、菊池修司、鈴木翔吾、髙橋里恩、中山龍也、飛葉大樹、三永武明
【入場料金】
○チーム露(あらわ)・チーム出(いずる):¥6,000(全席指定・税込)
※9月30日(金)~10月2日(日)は前半戦割引として各席種500円引きにて販売。
○チーム狂(くるう)23歳以下の俳優だけによる回:¥5,000((全席指定・税込)
★U-23チケット:\4,000((観劇時23歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書)
※U-23チケットはチケットぴあ・前売り販売のみのお取扱いです。
※未就学児のご入場はお断りいたします。
※営利目的の転売禁止。
※車イスでご来場予定のお客様はご購入席番号を公演前日までに、サンライズプロモーション東京宛にご連絡ください。
<主催>Zeppブルーシアター運営委員会
<企画制作>パルコ/ゴーチ・ブラザーズ/ミーアンドハーコーポレーション
<製作>株式会社パルコ
《公式サイト》
http://www.parco-play.com/

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