【新春SP】唐橋充&藤原祐規W主演!おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』開幕直前インタビュー①

  • 2016-1-1

2005年には長瀬智也さんと中村七之助さん主演で映画化もされた人気コミックが、満を持して初の舞台化。
リヤル(=リアル)と現実が入り混じるハチャメチャ時代劇コメディで、主役の弥次郎兵衛(弥次さん)役を演じるのは『最遊記歌劇伝』你(ニィ)健一役のほか、イラストレーターとしても活躍する唐橋 充さん。
もうひとりの主役・喜多八(喜多さん)役を舞台『バカフキ!』ラゴ役、『最遊記歌劇伝』猪八戒役などで活躍の藤原祐規さんが演じます。
ほかにも、空の守(ソラノカミ)役に松本寛也さん、バーテンダー役に三上 俊さん、紅牛役に西山丈也さん、うその弥次さん役に汐崎アイルさんら、実力派俳優陣をキャスティング。
また、藤田 玲さん、滝川英治さん、植田圭輔さん、碕 理人さん、水石亜飛夢さん、小笠原 健さん、平野 良さんが日替わりゲストでうその喜多さん役を演じることも話題です。

(写真左より)松本寛也さん、唐橋 充さん、藤原祐規さん

(写真左より)松本寛也さん、唐橋 充さん、藤原祐規さん

《あらすじ》
弥次さんと喜多さん……
薄っぺらな江戸の町からリヤルを求めて旅に出る。
お伊勢さんに行けば全部叶うんだぃ!
しかし、途中の関所は奇妙奇天烈なところばかり……
出逢う人も、出来事も不思議なことばかり……

はたして!
弥次さんと喜多さんは、お伊勢さんにつけるのか……
お客様はリヤルを実感することができるのか……

スマートボーイズでは唐橋 充さん、藤原祐規さん、松本寛也さんの3人に直撃! 開幕直前SPインタビューとして3回に渡り特集します。

Part①は――

【人気コミック初の舞台化で、唐橋 充さんと藤原祐規さんがディープに愛し合う恋人同士に!?】

――最初に、おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』に出演が決まった時の気持ちを聞かせていただけますか?

"弥次さん"こと弥次郎兵衛役の唐橋 充さん

“弥次さん”こと弥次郎兵衛役の唐橋 充さん

唐橋 身に余る大役をいただいたなと光栄に思っております。Yプロデューサーとは2015年の初夏に上演した舞台でもご一緒したのですが、「スキルの高い面々が揃っているから、このメンバーで何かやったら面白いですね」と言ったところまで覚えているんですけど……まさかこうなるとは思っていませんでした。

"喜多さん"こと喜多八役の藤原祐規さん

“喜多さん”こと喜多八役の藤原祐規さん

藤原 え? 言いっぱなし?

唐橋 他人事のように「いいですよ、このメンバー。絶対に何かやった方がいいです!」って言ったら、こんなんなっちゃった(苦笑)。

藤原 「こんなん」ってなんですか!(笑)

唐橋 来年、僕は39歳になるんですけど、40歳手前で主演として舞台に立たせていただく機会をいただけたので潔く散ろうかなと。「これで気が済んだら実家に帰れよ」というYプロデューサーからの引導だと思うので……。

空の守(ソラノカミ)役の松本寛也さん

空の守(ソラノカミ)役の松本寛也さん

松本 いちいち突っ込むの面倒くせぇ~(苦笑)。

(一同、爆笑)

唐橋 正直ビックリしちゃって心中複雑なんだよ。「まさか!?」って感じで素直に喜べない。だって観客として僕が観てみたかった舞台に、自分自身が主演として立つなんて……不本意ですよね!

松本 「不本意」の使い方、間違ってるし! そしてこのコメントも多分使えねぇ!

(一同、爆笑)

唐橋 コメントの順番的に、藤原さんや松本さんから話を始めていただいて「僕もそう思います」っていうのがまとめやすいと思うんですよね(苦笑)。フッキーさんはどう思います?
(と、隣の藤原さんにサッサと話をふる唐橋さん)

藤原 最初に「『真夜中の弥次さん喜多さん』を舞台でやりますけど、いかがですか?」ってお話をいただいた時は「ぜひやりたいです! イエ~イ!」って感じだったんですよ。

――最初から「藤原さんは喜多さん役で」というオファーだったのでしょうか?

藤原 最初は聞いていなかったんですけど、ある夜ツイッターに唐橋さんから「よろしくお願いします」ってダイレクトメッセージが届いて「こちらこそ共演よろしくお願いします」ってお返事をしたら「どうやら僕らが弥次さん喜多さんをやるらしいよ」って来て「えぇぇぇぇ~!?」って。

唐橋 ゴメン、ゴメーン! てっきりもう配役を聞いてるもんだと思っていたんだよ(苦笑)。その後、すぐプロデューサーに謝罪のメール送りました!

藤原 どうりで俺の「マジですか?」「それは本当に?」っていうメッセージに、すぐ返事がなかったわけだ(笑)。俺その後、ベッドに座って放心状態でしたからね。電気も点けず真っ暗な部屋で「主演ってマジかぁ~」「このすげぇ話をどうやって舞台で?」って急に現実味が湧いて来てが頭の中がグルグルしてました。

――数々の舞台に出演された皆さんをもってしても、出会ったことのない作風でしょうからね。未知の領域ですね。

藤原 本当に不安と期待と楽しみと期待と不安と……。

――同じこと2回言ってます。落ち着いて、藤原さん!

藤原 もう~、いろんなものがごちゃまぜになったような状態でした。ある意味、原作はちょっと観る人を選ぶような作風かもしれないですけど、劇場に来てくださる皆さんには心底楽しんでもらえるような作品にしたいっていう思いを日々噛みしめて……あれ? これもう出演が決まった時の感想じゃなくなっていますね(苦笑)。だから簡単にひとことでまとめるなら「びっくりした!」(笑)。

唐橋 僕は「うれしかった!」 松本さんは?

松本 え? そういう流れ? 三段オチ?

――今までの流れは気にせずに(苦笑)、松本さんはご出演が決まった時の心境はいかがだったんでしょうか?

松本 僕は、お二人とちょっと違うのかなっていうところがあって……。Yプロデューサーとはもう10年来の長い付き合いなんで「断れない」んですよね。

唐橋 ちょっと、待って待って! 「断れない」ってなに?

藤原 まぁまぁ、続きを聞いてみましょうよ(笑)。

松本 ホントに昔からお世話になっていて、だから「断りたくない」んですよ。

唐橋 あぁ、なら分かる。

松本 だから「とりあえず舞台やるけど出る?」って言われて「Yさんが「出て」って言うんだったら出ます! 出させてください!」っていうことで出演を決めたので。

――プロデューサーの頼みとあっちゃ、断ったら男がすたると?

松本 はい。そして共演者が発表されて「唐橋さんとフッキーさんがいる! うれしい!」ってなって、現在に至ると……。唐橋さんも藤原さんも共演する度に「うれしい! 楽しい!」「またぜひお仕事したい!」って思わせてくださるステキな先輩方なので。だから今はこの作品に僕のベクトルは全て向いています。この二人の演じる弥次さんと喜多さんが楽しみでしょうがないです。頑張ってください!

藤原 が、が、頑張ります!

唐橋 ありがとうございます! って、キミも頑張るんだよ!

~Part②に続く~

(取材・文/近藤明子)

☆Information

おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』
【東京公演】
日程: 2016年1月10日~1月17日
場所:東京ドームシティ シアターGロッソ
【大阪公演】
日程: 2016年1月22日~1月24日
場所:サンケイホールブリーゼ
原作:しりあがり寿
原作漫画出版:「真夜中の弥次さん喜多さん」(マガジンハウス刊)
「弥次喜多in DEEP」(エンターブレイン刊)
演出:川尻恵太(SUGARBOY)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
出演:唐橋 充、藤原祐規、松本寛也、三上 俊、田上真里奈、岡田あがさ、西山丈也、松本祐一、田代哲哉、富田麻帆、伊藤修子、汐崎アイル
日替わりゲスト:藤田 玲、滝川英治、植田圭輔、碕 理人、水石亜飛夢、小笠原 健、平野 良 ほか
(C)しりあがり寿 (C)しりあがり寿/2015おんすて弥次喜多
《オフィシャルサイト》
http://www.clie.asia/on_yajikita/
《公式TWitter》
@clie_seisaku

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