- 2015-6-10
今年3月に劇場公開された映画『カニを喰べる』は、目標が見つからないダメ男・田宮と青島が、富山までポンコツの軽トラでカニを食べに行く旅に出て、様々な“過去”と出会った青春ロードムービー。その1年後の姿を描いた新作『羊をかぞえる』の製作が、早くも決定しました!
2人のもとに1人の少女と1人のお人好しの男が現われ、思いもよらぬ事態に巻き込まれていく、笑って泣けてそして少しだけ成長できる、痛快ダメンズムービーの第2弾です。
主演の2人は、前作に引き続き染谷俊之さん(田宮役)と赤澤燈さん(青島役)が演じ、2人の前に現れるお人好し男・丸井役に廣瀬智紀さん、丸井を追いかけるヤクザ役に杉江大志さんが新キャストとして出演します。
今回は、6月7日からクランクインした撮影現場より、染谷さん、赤澤さん、廣瀬さんの囲み取材と撮って出しの撮影風景ショットと、現場インタビューをお届け!
――前作の撮影から約1年。続編となる今回の台本を見て、どんなことを感じましたか?
染谷 作風がガラッと変わりましたね。2人ともちょっとは成長したのかもしれませんが、何も変わっていない2人は面白いと思いました。
赤澤 ファンタジックになったなと思いますが、2人の関係性は変わらなかったことは嬉しかったです。
――廣瀬さんは今回新キャラクターということで、どんなお気持ちで撮影に臨んでいますか?
廣瀬 前作を見させていただいた時は、2人のロードムービー的な映画でしたが、今回はいろいろなことに巻き込まれたりして、その中で2人を成長させる起爆剤になる役です。丸井はお人好し過ぎて、2人はその上でお人好しだから、それによって丸井くん自身も感化されるものがあればいいなと感じながら演じています。
――赤澤さんと廣瀬さんは今回が初共演ですが、現場ではどんな雰囲気ですか?
廣瀬 すごくいい雰囲気ですね。
染谷 無害(笑)。
赤澤 これから起きそうもないし、まずこじれることはしないです。
染谷 共演のくららちゃんが、いい感じでいてくれるポジションで、いい関係で撮影していますね。
――赤澤さんと廣瀬さんという組み合わせ以外は何度も共演されていますが、今回の撮影で改めて役者として、相手の2人で気づいた所や魅力などがあったらそれぞれ教えてください。
廣瀬 染谷くんは何度か共演していて、“作る芝居”をやる人ですが、前作と今作では素の部分が出ていて、“フラットで自然体な芝居”ができるんだなと。燈くんとは初めての共演ですが、すごくやりやすいです。役者を通じてお芝居でのコミュニケーションは楽しいなって思っています。
染谷 廣瀬さんと共演させていただいた作品が、色の濃いキャラクターしか見てなくて。「今回ハマリ役ですね!」って言ったら、「違うんだよ! ハメてるんだよ!」って(笑)。あと台本にないことを積極的にやっている部分は感心しますね。燈とは今回で12回目の共演なので、全然困らないです。本番ではバチっと決まるんで、改めて気が合うんだなって(笑)
赤澤 染ちゃんは何回も何回も共演しているので、今さら新たな発見はないんですが、前の共演の時に“受ける”のが上手いんだなってことが発見できたのと、”ちゃんとも”(廣瀬さんの愛称)さんとは雰囲気が近いと思います。もともとの空気感が近いから、スムーズに出来ているし、台本にないセリフ言ってきたりするので、それがスパイスになって、作品のクオリティを上げるんじゃないかなって思います。
――3人ともお人好しという設定ですが、ご自身と照らし合わせてみてどうですか?
廣瀬 僕は結構似ていると思います。でも、保証人になったりとかはしませんね。親に「保証人になっちゃダメだよ」って言われてるから。もしそういう教えをされていなかったら巻き込まれていたかもしれないので、親に感謝です(笑)。
※劇中では友達の連帯保証人になるという設定です。
染谷 僕、目標がないとダメな人間で……。今は「俳優で頑張る!」という目標がありますが、頑張ることがなかったら、とことん落ちちゃっていただろうし、きっと田宮みたいになっていたと思います。
赤澤 僕らの仕事は、何ヶ月も休みがないこともあれば、突然3日間ぐらい休みがもらえたりしますが、急に休みがもらえたとしても、何をしたらいいかわからなくなる時があって。趣味もないし、誘う友達も少ないし……。何かやっていないと青島みたいになりかねないなと思います。ただ今回の青島は希望的になっているので、その部分は今の自分と重ね合わせていい部分だなって感じています。
――前作から1年ほとんど成長もせず鬱屈している設定ですが、逆にこの1年で各々“この点は成長した”というのはありますか?
染谷 一人で焼肉を食べられるようになったのと。あと積極的にコミュニケーションをとろうと社交的にもなりました。
赤澤 何かあったかな? “いい意味”で変わりませんね(笑)。
廣瀬 芝居に対する臨み方が変わりました。今まではその人の役に成りきればいいと思っていたんですけど、それだけではダメだなと思って。人間力だったり今までの経験したものも出さなきゃいけないと感じていますね。
現在撮影は順調に進んでおり、気になる劇場公開は今秋を予定しているとのこと。新たな情報はスマボNewsで順次ご紹介しますのでお楽しみに!!
《撮影現場撮って出しショット》
《あらすじ》
カニを食べるという理由だけで富山まで珍道中を繰り広げた田宮治(染谷)と青島豪志(赤澤)。
あれから1年、相変わらず定職にも就かずその日暮らしを続けている2人。田宮は気まぐれで小説家を志し、一方青島は地道に就職活動をするが連戦連敗。そんな2人は、いつからか謎の少女カンナ(宮井くらら)と出会い行動を共にするようになる。
ある日、田宮と青島は興味本位からカンナの身元を調べるために尾行をすることに。その道中、ヤクザの2人組に追いかけられている丸井裕之(廣瀬)に遭遇し、その場の成り行きで助けてしまう。追われている理由を聞くと、友人の借金の連帯保証人になったと、騙されていることに気付かず真面目に話す丸井。そんな超が付くほどのお人好しの丸井を放っておけない、お人よしの田宮と青島。あの手この手で借金返済のために奔走する3人だが、うまくいくはずがなく徐々に追い詰められていく。
果たして、丸井の借金は無事返済できるのか。一向に成長しない田宮と青島に明るい未来は訪れるのか!? そして謎の少女カンナの正体とは!?
☆Information
映画『羊をかぞえる』
2015年秋公開予定!
監督・脚本:毛利安孝
出演:染谷俊之 赤澤燈
宮井くらら 中野マサアキ 杉江大志/廣瀬智紀
製作:「羊」製作委員会(クラスター、サモワール、ユナイテッドエンタテインメント、グループファーストエース)
配給・宣伝:ユナイテッドエンタテインメント
(c)2015「羊をかぞえる」製作委員会
関連商品
関連Movie
-
スマボMovie第10弾「regret~放課後の罠」
スマボMovie第10弾「regret~放課後の罠」(全六話) 出演:加藤 将 小西成弥 小松準弥 /輝山 立 染谷 俊之 『誰かに知らせたら…真実は、永遠に闇の中』 主人公 ルナは母校である中…詳細を見る -
東京スマートさんぽ杉江大志
スマートボーイズに新たなバラエティ番組が誕生!! さんぽを通じ、訪れた街の魅力に触れながら、何かに初挑戦したり、カフェタイムでまったりインタビュー! などなど、旬のイケメンキャストの新たな魅力に迫った、バラ…詳細を見る -
雪月花スクランブル~学生寮は恋愛禁止!?~
学生寮に暮らす女子は、アナタひとり! アナタが選ぶ、恋の相手は……誰? 学園の事務員として働きはじめた主人公(アナタ)が暮らすのは、寮生が減り、教師や職員にも入寮が認められた学生寮。 そこには、しっかり者のサ…詳細を見る