2018-2-12

映画『やっさだるマン』の完成披露舞台挨拶が、2月11日に東京・中野のスペースZERO大ホールにて行われ、主演の佐藤永典さん、共演の須藤茉麻さん、竹達彩奈さん、大森研一監督らが登壇しました。

今作は、広島県三原市にある三原城の築城450年を記念して製作。三原市役所に勤める職員たちが同市公式マスコットキャラクター“やっさだるマン”を「ゆるキャラグランプリ」で上位にランクインさせるために、一大プロジェクトを立ち上げる青春ストーリー。

(左より)大森研一監督、竹達彩奈さん、佐藤永典さん、須藤茉麻さん、やっさだるマン

舞台挨拶前にマスコミによる囲み会見が行われ、主演を務めた佐藤さんは「撮影の前から三原で映画を撮るというのは監督から聞いていて、実現出来たらいいなと思っていたことが、こうやって今日実際にご覧になっていただけて、本当に嬉しいです」とコメント。

撮影は“オール三原ロケ”で行われ、数百名もの市民エキストラも撮影に参加したとのこと。

三原市の印象について、佐藤さんは「空気が綺麗で、外に出たくなるような街でした。それと三原市はタコが有名で、僕はタコが一番好きな食べ物ということもあって、現地で美味しくていただきまして、三原市民になりたいな思うくらい、美味しい食べ物がたくさんありました。あとは三原市民の方とのふれあうことがたくさんありましたが、皆さんすごく温かくて、心にゆとりがある人たちが多かったです」と三原市を絶賛。
須藤さんは「三原市の皆さんが優しく温かい方が多くて、話しかけてくださる方も多くて、とても救われたなと思っています」、竹達さんは「自然が綺麗で、海や山が素敵な街並みに囲まれながら撮影できましたが、何よりも“やっさだるマン”というキャラクターが生まれたことが、一番の魅力だと思います」と、こちらも実感のこもった賛美の言葉を聞かせてくれました。

如月肇役の佐藤永典さん

佐藤さん、須藤さん、竹達さんは、2010年公開の映画「ライトノベルの楽しい書き方」で共演して以来、今回が7年ぶりの再結集。
7年前と比べて変わったところがあるかどうか聞いたところ、佐藤さんは「普段の空き時間では、空気感とかは前から全く変わっていないですね。ただ撮影で何度か須藤さんに引っぱたかれるシーンがあったんですが、7年前と比べて力が強くなったかな？(笑)」と振り返り、竹達さんは「確実に年は取っているので、大人になった部分もありますし、7年前の共演以降も各方面で活動されていて、役者としてレベルアップして帰って来られたのかなと思っています」と佐藤さんの成長を肌で実感。
同作が長編映画デビューでもあった大森監督は、「7年前の公開以降も、たまに会ったり飲んだりしながら、いつか再結集出来たらいいなと思っていました。現場では、なかなかこんな楽しい現場はないと思っていて、和気あいあいとやりながらも、慣れ合いはしていなくて、それぞれが確実にレベルアップした姿をこの映画で見せてくれました。本当に頼もしかったです」と3人を褒め称えていましたが、佐藤さんから「7年経ったということで、監督から『このシーンはどんな演技を見せてくれるの？』といった空気を出しているのを感じて、微妙なシーンには『あぁ、そっちね』と言われることもありました(笑)」と、実際に馴れ合いのないエピソードを、冗談交じりに語ってくれました。

さらには、やっさだるマンも須藤さんの通訳を介し、「有名になるチャンスだ！今年のゆるキャラグランプリで僕の映画を見て、いいなと思ったら投票してください」と自らPR。

話すことが出来ないやっさだるマンを須藤さんが通訳

また、今月14日に28歳の誕生日を向かえる佐藤さんに、サプライズバースデーケーキならぬ“サプライズバースデーお好み焼き”をプレゼントが。須藤さんと竹達さんの2人にお好み焼きを食べさせてもらったものの、お好み焼きのサイズが大きすぎて、口の周りがソース＆青のり＆マヨネーズだらけになってしまう一幕も。作品同様、終始あたたかい雰囲気の中で舞台挨拶は終了しました。