累計2100万部の大ヒットを記録した人気漫画「GANTZ」を舞台化した『「GANTZ:L」-ACT＆ACTION STAGE-』が、2018年1月26日より東京・天王洲の銀河劇場にて上演されます。

「GANTZ」は集英社「ヤングジャンプ」で2000年から2013年まで連載された奥浩哉さん原作のSF漫画で、2011年には実写映画化、2016年にはフルCG映画化されるなど、様々な形でメディアミックスされ、ついに今回、初の舞台化が決定。

線路に落ちたホームレスを助けた際、入ってきた列車に轢かれてしまったことがきっかけで、「GANTZ(ガンツ)」と呼ばれる謎の球体から指示され“星人”と戦う、「ミッション」に参加をすることになった主人公・玄野計と偶然再会した同級生・加藤勝が、同じくガンツに召喚された人たちと共と協力して“星人”を倒していくストーリー。

主演の百名ヒロキさんをはじめ、高橋健介さん、佐藤永典さん、浅川梨奈さん、藤田玲さん、村瀬文宣さん、影山達也さん、大原海輝さん、久保田悠来さんらといった人気実力とも兼ね揃えた豪華キャストが集結。演出には。脚本・演出には、『BIOHAZRD THE Experience』、『ファントム』など手掛け、演劇の醍醐味を駆使した巧妙な演出と人間ドラマに定評のある鈴木勝秀さんが務めます。

スマートボーイズでは、先日行われたビジュアル撮影に潜入し、高橋健介さんと佐藤永典さんに直撃インタビュー。公演が決まった時の第一印象や役作り、意気込みなどを語ってくれました。

PART②は、西丈一郎役の佐藤永典さんが登場です。

西丈一郎役の佐藤永典さん

――人気漫画の初舞台作品への出演が決まりました、まずは最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞きしたいと思います。

佐藤　ヤンジャン(「週刊ヤングジャンプ」)をずっと買っては、連載もずっと読んでいたくらい好きな作品で、普段から自分が読んでいる作品に出演する経験があまりなかったこともあって、お話をいただいた時は、とても嬉しかったです。しかも僕が好きだった西丈一郎を演じることになって、出演が決まってから、原作の好きなシーンを読み返すくらい、テンション高まっています(笑)。

――ずっと原作を読んでいたということは、役に対してもすぐに溶け込めそうですね。

佐藤　映画も見ていたので世界観は想像はつくんですが、舞台だとどうやってやるのかなって。まだ台本をいただいていない状態ですが(※取材当時)、楽しみですね。それと、スタッフさんからは、見た目が似ていると言ってもらえました。

――稽古に向けての役作りとかは考えていますか。

佐藤　まずは髪を切ろうかと(笑)。演出の鈴木勝秀さんはマンガを見て研究するタイプではなくて、一度お話をした際も舞台ならではのオリジナリティを出すそうなので、まずは台本をもらったうえで、役作りのプランを考えようかと思っています。

――インタビュー前にGANTZスーツを見させていただいたんですが、実際に着用してみていかがでしたか。

佐藤　今日撮影したのはビジュアルのスーツで、本番ではまた動きやすいものになるんですが、最初にスーツを着た時は、すごい辱めにあった気分だったんですが(苦笑)、写真で見るとGANTZの見た目になっていて、普通に嬉しかったです。

――共演者のリストを見ると、久保田悠来さんとはミュージカル『テニスの王子様』で共演経験がありますが、初共演の方が多いですね。

佐藤　そうですね。10月(2017年)に出演した舞台「危険な関係」は全員初共演で、とても緊張しました。“初めまして慣れ”しているかもしれませんが、やっぱり初共演の方が多いと思うとドキドキしますね。あんまり喋れない方ですが、稽古でいろいろ親睦を深めたいです。

――ファンの中には、原作を知らない方もいらっしゃると思います。その方たちのために、「GANTZの魅力」を教えていただけませんでしょうか。

佐藤　現世で死んだ者たちが「GANTZ」によって集められ、勝手に星人と戦わさなければならない状況の中、ミッションをしながら生き抜いていくという話で、戦いのシーンでは壮絶に描かれているんですが、まっとうな人もいれば、絶対悪な人もいますし、色々な人間模様が入り乱れているのが魅力です。あとは、究極の生き死にの中で、見え隠れするものがいっぱい出てくる点や、キャラが一人一人立っているところも面白いです。

――佐藤さんが演じる西丈一郎は、どういう男だと解釈していますか。

佐藤　仲間を見捨てたり、最後にオイシイところだけ取ったり、みんなを格下に見ているんですが、登場した瞬間に殺されかけたり、いい要素を一杯持っている男ですね。カッコいい部分もありながら、クズだなと思ったら、凄いダサい部分もあって僕は好きです。

――佐藤さんの性格とは全然違うタイプですかね。

佐藤　僕は穏やかな性格で、虫は殺さない主義です(笑)。

――アクションシーンも見どころになりそうですね。

佐藤　鈴木さんがおっしゃっていたのは、わかりやすく武器を使ってバンバン戦うのではなく、戦っている最中でも、その中にそれぞれの心の叫びや葛藤を言葉として表現するみたいです。

――となると、舞台版ではマンガや実写映画とは違う「GANTZ」が見られそうですね。

佐藤　僕も鈴木さんの話を聞いて、面白いなと思いました。

――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

佐藤　この作品は27歳最後の舞台というのもあって、大成功を収めて28歳を迎えたいですし、少年漫画や少女漫画みたいなのとは、ちょっと違うというところでは楽しんでもらえるかなとは思っていて、キュンキュンしたりカッコいいといったものではないところも魅力です。舞台版では“言葉”が武器になると思うで、その部分を特に楽しみにして欲しいと思います。

≪ビジュアル撮影風景≫

『「GANTZ:L」-ACT＆ACTION STAGE-』は2018年2月4日まで上演。詳細はInformationから公式サイトにてご確認ください。

©奥浩哉／集英社・「GANTZ：L」製作委員会

☆Information

「GANTZ:L」-ACT＆ACTION STAGE-

【公演期間】2018/1/26(金)～2/4(日)全12公演
【劇場】天王洲 銀河劇場
【原作】奥浩哉「GANTZ」(集英社刊)
【演出・脚本】鈴木勝秀
【アクション】清水順二（30-DELUX)
【キャスト】百名ヒロキ、高橋健介、浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)、佐藤永典
村瀬文宣(30-DELUX)、影山達也、大原海輝 ／ 藤田玲 ／ 久保田悠来
【チケット価格】
プレミアチケット(非売品グッズ付) 9,500円(税込/全席指定)
一般 7,500円(税込/全席指定)
【主催】「GANTZ：L」製作委員会

≪公式サイト≫
http://www.gantz-l-stage.com

≪公式Twitter≫
@stage_gantz_l

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