2014-12-29

東京を描く短編、戯曲、エッセイなど、古今の名作に描かれた「東京」を二人の俳優が朗読するリーディングシリーズ第三弾『朗読「東京」』が、2015年1月7日より東京芸術劇場シアターイーストにて上演。

1/8(木)『少年』(谷崎潤一郎作)に出演する百瀬朔さん

1月8日の『少年』(谷崎潤一郎作)に出演するのは、『仮面ライダー鎧武/ガイム』ペコ役や、舞台『タンブリング FINAL』で人気の百瀬朔(ももせさく)さんと、舞台出演経験豊富な名児耶(なごや)ゆりさん。

百瀬さんに、劇中で使われる写真の東京ロケ後に、現在の心境をインタビューしました。。

【若い人たちと文学をつなぐ、橋渡し的な役割ができたら嬉しいな】

――今日は『少年』(谷崎潤一郎作)の舞台で撮影をしましたが、感想は？

百瀬　楽しかったです(ニコニコ)。実際に自分の足で歩いてみると、何となく情景が浮かぶし実感もわいてきました。昔の面影はほとんど残っていませんでしたけど、今の街はこうなっているんだという現実を自分の目で見る必要は、十分あったと思いましたね。

――ところで、百瀬さんは今まで朗読劇の経験は？

百瀬　台本を手にアクティブに動く感じの朗読劇は経験がありますけど、今回のような二人芝居の本格的な朗読劇は初めてです。文学作品を朗読で聞かせる面白さを、劇場に来ていただく皆さんにも伝わるように頑張って演じたいです！　今の若い人たちは谷崎潤一郎という作家の名前は知っているけど実際に本を読んだことがないという方も多いと思うので、これを機に「ちょっと読んでみようかな」と思っていただけるような……文学への橋渡し的な役割になれたら嬉しいなって思います。

「新たな自分を発見できるんじゃないかと、ワクワクしています☆」

――今日は、共演の名児耶ゆりさんも一緒でしたが、明るくてお茶目な方でしたね。

百瀬　今日お会いして、一気に距離が近くなった気がしました(笑)。物語の舞台になった街を共演者と一緒に歩きながら作品についてお話が出来たことは、稽古と同じくらい大事なことだったと思います。稽古が始まったら演出家の方にいろいろ教えていただきながら、自分自身を高めつつ新しい自分を見つけていきたいです。

――ちなみに、百瀬さんにとっての”東京”って、どんな場所ですか？

百瀬　”仕事をする場所”ですね。この仕事を始めたばかりの頃は、実家のある兵庫から東京に通っていたので、いまだに”東京＝仕事”というイメージなんです。

――では最後に『朗読「東京」』を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

百瀬　”東京を舞台とする短編、戯曲、エッセイを朗読する”なんて聞くと、難しい作品なのかと敬遠される方もいるかもしれません。ですが、お話自体は分かりやすいものですし、その中でも『少年』はサディスティックやマゾヒズムな要素も描かれている、面白い作品です。僕自身、朗読を楽しめたらいいなと思っていますし、皆さんにも気軽に劇場に足を運んで観ていただきたいです。

朗読「東京」』は、2015年1月7日～1月9日まで、東京芸術劇場シアターイーストで上演。チケット好評発売中です。

☆Information

芸劇＋トーク『朗読「東京」』第三回ー東京を読み東京を語るー
日程:2015年1月7日(水)～1月9日(金)
19:30開演／19:00開場
場所:東京芸術劇場シアターイースト
演出:山本卓卓 (範宙遊泳)
企画監修･トーク聞き手:川本三郎
■1月7日(水)
演目：『白痴』坂口安吾作
出演：川口覚 × 藤井美菜
■1月8日(木)
演目：『少年』谷崎潤一郎作
出演：百瀬朔 × 名児耶ゆり
■1月9日(金)
演目：『品川心中』 (古典落語より)
出演：橋本淳 × 宮菜穂子
チケット料金(全席指定・税込)
一般 3,000円高校生割引1,000円 25歳以下2,000円 65歳以上 2,500円
＜お得なセット券＞ 3公演セット券 6,000円 2公演セット券4,500円(組み合わせ自由)
※未就学児入場不可
※65歳以上、25歳以下、高校生割引チケット及びセット券は、東京芸術劇場ボックスオフィスにて、前売のみ取扱い。(枚数限定・入場時要証明書)
※障害をお持ちの方：割引料金にてご観劇いただけます。詳しくは、劇場ボックスオフィスまで。
【チケット取扱】
■東京芸術劇場ボックスオフィス
0570‐010‐296(休館日を除く10：00～19：00)
http://www.geigeki.jp/t/ (PC)
http://www.geigeki.jp/i/t/ (携帯)
■チケットぴあ
0570-02-9999(24時間・音声自動応答)
http://pia.jp/t/(PC・携帯)
チケットぴあ店舗・セブンイレブン・サークルKサンクスでも直接販売
■イープラス
http://eplus.jp/(PC・携帯)
ファミリーマート店舗(店内Famiポート)でも直接販売
■ローソン
0570-000-407(オペレーター対応10:00～20:00)
0570-084-003(音声自動対応)
http://l-tike.com/
【お問合せ】
東京芸術劇場ボックスオフィス 0570‐010‐296(休館日を除く10：00～19：00)
《詳細》
http://le-himawari.co.jp/galleries/view/00139/00319