2019-7-26

No4（エヌオーフォー）がプロデュースする、舞台『古 -inishie-』が7月24日に東京・シアターサンモールにて開幕を迎えました。
馬場良馬さん、上杉輝さんら注目キャストが出演し、5年ぶりに集まった劇団員たちの姿を描く今作。スマートボーイズでは、公演ゲネプロでの舞台写真をお届けいたします。

荷物とともに紐解かれていく、劇団員たちの歪な関係とは……

14年前に旗揚げされるも、ある事件をきっかけに、10周年公演を前に空中分解した劇団『タイムストリップ』。2階部分が劇団の倉庫と化していたスナック『古‐inishie‐』の立ち退きが決まり、荷物整理のため、かつての劇団員たちが5年ぶりに集合し……。作・池谷雅夫さん、演出・私オムさんのタッグにて、元劇団員たちの複雑でいて、どこか滑稽でもある再会を描き出します。

キャストには、5年前から消息不明だった主演男優・板垣翔役には馬場良馬さん、2.5次元で活躍する人気俳優となった森宮歩夢役には水瀬慧人さん、家業の不動産屋を継いだ薄井健役には上杉輝さん、そして劇団の座長・星野旺次郎役には西ノ園達大さんが登場。ほか、宮下貴浩さん、瀬尾タクヤさん、木野村温子さん、小野寺ずるさん、栗生みなさん、沖なつ芽さんが出演と、俳優として活躍する彼らが、演劇で夢を追った人々の表裏を演じます。

劇団『タイムストリップ』の座長・星野旺次郎(西ノ園達大さん)

『古‐inishie‐』には次々と懐かしい顔ぶれが集まってくるが……

議員秘書になったと話す、主演男優の板垣翔(馬場良馬さん)

不動産屋を継いで働く元劇団員・薄井健(上杉輝さん)

現在は2.5次元で人気を集める、元劇団員・森宮歩夢(水瀬慧人さん)

劇団員たちの間には、それぞれ秘めた過去や噂もあり……

かつての仲間たちから明かされた本音や事実に、互いの感情もぶつかり合う

再会を果たすや、当時と変わらない掛け合いが繰り広げられ、懐かしい思い出話にも花が咲く中、今になって明らかになる事実も。そして演劇を続けている者、新たな職に就いた者と環境も大きく変わっており、不完全に途絶えた劇団への未練に、劇団員同士が抱えていた当時のわだかまりも蘇ってしまい……。過去の秘密が明かされるとともに、彼らの歪な関係も衝突していきます。

【配役】
☆劇団『タイムストリップ』元座員
座長・星野旺次郎(43)／西ノ園達大
主演男優・板垣　翔(33)／馬場良馬
主演女優・友村めぐみ(31)／栗生みな
劇団員・森宮歩夢(25)／水瀬慧人
劇団員・谷　文則(33)／瀬尾タクヤ
劇団員・野村莉子(31)／小野寺ずる
劇団員・薄井　健(34)／上杉　輝

☆劇団『ゴールデンボール』
座長・榎戸安雄(41)／宮下貴浩

☆スナック『古‐inishie‐』
元ママ・星野侑子(31)／木野村温子
元アルバイト・石嶺はるか(21)／沖なつ芽

【ストーリー】
劇団『タイムストリップ』は作・演出家で座長の星野旺次郎(43)を中心に14年前に旗揚げされた。
初演の演目は『明智光秀リーマンショック　本能寺の変で大化の改新』

劇団の実質の活動は9年間、10周年記念公演『平成レボリューション第二次世界大戦シンドローム』の上演を前に劇団は空中分解した。
題名から察する通り、少し残念な匂いのする劇団だった。

なぜ9年間の劇団活動にピリオドを打たねばならなかったのか？

星野旺次郎と星野侑子(31)の兄妹は母が経営するスナック『古‐inishie‐』で育った。
父親はおらず、兄の旺次郎は演劇にのめり込み、妹の侑子はヤンキーとして活躍。
母亡きあとは侑子が店を継ぎ、『古‐inishie‐』は劇団員たちの溜まり場となり、2階は事務所兼倉庫と化した。
半年前まで石嶺はるか(21)がアルバイトをしていた。

劇団が解散状態となって5年が経った。
この5年間、劇団員たちは何をしていたのか。

9年間の劇団時代の大量の荷物がスナック『古‐inishie‐』に残っていた。
行政の区画整理に引っ掛かり立ち退きを余儀なくされたことをキッカケに旺次郎は整理を決心し、元劇団員15名全員に連絡を取った。

そして、数人が『古‐inishie‐』に集まって来た。
まだ役者を続けている谷文則(33)、続けたもののうまくいかずカラオケボックスでバイト中の友村めぐみ(31)、ウェディングプランナーになった野村莉子(31)、父親の跡を継いで不動産屋の薄井健(34)、政治家秘書になった板垣翔(33)、2.5次元のスターとなった森宮歩夢(25)、そして、旺次郎と大学の同期で劇団『ゴールデンボール』の座長、榎戸安雄(41)。

「5年振り！久し振り！」からのスタート。荷物を片付けながら、酒を飲みながら、昔話に花を咲かせながら、徐々に様相は変貌を呈していく。
板垣翔が現れた事によりそれぞれの心の中で何かが弾け始める。
久々の再会は大いに盛り上がり、昔に戻り、気が許せる仲間同士の本音は優しさを飛び越えて行く。
5年という歳月がもたらした人間たちの滑稽さはとてもくだらなく、思わず笑ってしまうのは誰もが持っている弱さをごまかそうとするからなのだろうか。
彼らは、そして翔は、何を求めたくてここに来たのだろうか…。

舞台『古 -inishie-』は、2019年7月24日(水)～8月4日(日)まで東京・シアターサンモールにて上演中です。チケット情報ほか、公演詳細は下記のInformationより公式サイトをご確認ください。

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