<アミューズSP>平間壮一×戸谷公人インタビュー⑤「仲間と出会い心を開いた」

  • 2013-3-25


【インタビュー5/7】
~仲間と出会い心を開いたことで、人に寄り添うことの大切さを知りました~

――同世代の役者仲間たちがいっぱいいる中、ふたりとも「生涯、役者の仕事でやっていこう!」と思っているという、まさにみなさんの人生そのものが“青春群像劇”みたいな感じですか?

平間 ホントにそうですね。何かあれば、「この先どうすんの?」「芝居好き?」とか仲間同士で真面目に語り合ったりもするし。

戸谷 最近は確実に会話の内容が変わって来たよね。『ハンサムライブ』とかも、今までだったらみんな、指示されたことにうなづくだけだったのが「こうした方がいいんじゃない?」「ああした方がいいんじゃない?」って積極的な意見が出て来たりするし。
そんな変化が今回の芝居でも「もう1段階上がったステップ」につながるんじゃないかと期待しています。そういう意味でも、今回の芝居はぜひ男性にも観てもらいたいいよね。

――公演を重ねるにつれて、お客さんの層が変わって来るかもしれないですね。口コミで、噂が噂を呼んで、だんだん男性が増えて行ったり、年齢層も幅が広がって行ったり……。

平間 それ、いいですね! 僕たちの事を知らずにフラっと劇場に来てほしいよね。新宿の紀伊國屋ホールは伝統ある劇場だから、本当にそういうことがあるかも知れない。

戸谷 それで「コイツら誰? 意外と熱いもの、持ってるな」って思ってもらいたいね!

――ところで、お互いを見てて「コイツ、青春してるなぁ」みたいに思うこともありますか? 「熱いなぁ」みたいな。

平間 それはあるよね。

戸谷 うん、いっぱいある。

――けっこう、ケンカとかもしちゃったりとか?

平間 このふたりでケンカはないですけど……公人は実際に話をすると芝居に真面目だってことが分かるんだけど、普段はあんまり熱さを表に出さないから、誤解されて回りとうまくコミュニケーションを取れていない時期もあったりして……。
ちょうどその頃、俺といっしょに外部の舞台(2012年3月の『ハロー、イエスタデイ』)に出ることになって、そうしたらすごいしっかりしててビックリしました。「公人! こんなに頑張れるんじゃん!」って見直した。

――あの~、それって今まで、戸谷さんのことをどう見られていたんですか?

戸谷 あはは! それまでは年に1回しか会ってなかったからね(苦笑)。

平間 『ハンサムLIVE』の時しか会ってなかったからね(笑)。でも、その舞台で公人の芝居に対する気持ちは、誰よりも熱いっていうのが分かったんです。俺が仲良くなったのをきっかけに、アミューズのみんなともさらに仲良くなったみたいな……。そんな感じの青春ですかね?

――まさに青春です! いい話です!!(感動)

戸谷 「人に寄り添った方が、こんなに楽なんだ」っていうことに気づいたんですよ。それまでは全部を突っぱねて来てたけど、「人に寄り添うと、こんな楽なんだ!」「こんなに気ぃ抜いててもいいんだ」って思った瞬間から変わったかもしれないですね。

――平間さんがそのきっかけをくれた感じですか?

戸谷 そうかもね(ニコニコ)。

平間 何か似てるんですよ、俺と公人って。俺も最初の頃は「ダンスしかやりたくねぇ」「芝居なんかやらない」みたいな事を言って突っ張ってたけど、ちょっと心を開いてみたら、すごくいろんなことが自分に入って来てお芝居が楽しくなったんですね。だから、“ちょっと心を開く”ってすごく大事なことだよね?

戸谷 その延長で、今ではよく俺ん家に泊まりに来てるもんね。で、いろいろ作品について語ったりしてさ。俺、超ポジティブだから、壮ちゃんが凹んだ時には、アゲてみたいな。平間 超ネガティブ=平間、超ポジティブ=戸谷だからね。いい感じにバランスが取れているんです。

――なるほど。他のキャストの皆さんはどんな方々なんですか?

【つづく】

☆Infromation

『見上げればあの日と同じ空』
期間:4/4(木)~4/15(月)※4/8(月)休演日
場所:紀伊國屋ホール
脚本:小峯裕之
演出:及川拓郎
出演:平間壮一 戸谷公人 松島庄汰 吉村卓也 伊藤直人 向野章太郎 小松彩夏/土屋裕一(*pnish*) 久ヶ沢徹
料金:全席指定・税込 \5,000- ※未就学児童の入場不可
問い合わせ:アミューズチアリング・ハウス 03-5457-3476(平日15:00~18:30)
公式サイト
http://www.amuse.co.jp/stages/sora/

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