2017-8-17

『戦国BASARA』3代目・伊達政宗役、『FGO THE STAGE』ガヴェイン役などで人気の山口大地さん初の単独主演舞台、サステナクリエーションファミリー vol.3 『GOLIATH～ゴリアテ～』が8月15日に池袋シアターグリーン《BIG TREE THEATER》で開幕しました。

『GOLIATH～ゴリアテ～』キャスト全員集合！

キャスト全員が2役を演じ分けながら巧みに描くストーリーに、群舞・生演奏・歌の繊細かつダイナミックなスパイスが加わる、独創的なエンターテイメント作品。

静寂の中、幻想的な音楽が流れ何もない世界に“ひとりめ”が生まれるところから物語は始まり、理想とする世界をツクる役目をおった“男”は、目の前に現れた“ふたりめ”と理想の世界をツクることに――。
軽いノリの創造主“彼”を山口大地さんが好演。

何もない世界に現れた創造主。“彼”がツクる世界とは――

髪も衣装も全身白。ライトに浮かび上がる姿には神々しさすら感じました

ウキウキしながら「自分がツクる理想の世界」に想いを馳せる姿は、まるで新しいオモチャを与えられた子供のように無邪気で無垢。
対照的に、高橋ユウさんが演じる“ふたりめ”の“彼女”は、そんな高揚する彼を落ち着かせるような穏やかな口調で3つの《キマリゴト》を提案し、一歩引いたところから優しいまなざしで見守っているのが印象的でした。

見た目に反してチャラい口調の創造主(笑)

男と女が出会い、ふたりで理想の世界をツクることに

人類誕生から悠久の時を経てたどり着くひとつの結末までを描いた壮大なステージ。
観劇後、皆さんの胸の内に去来するのは明るい未来か、それともこの世の終わりか――。

時代は流れ、不平や不満、争いや妬みの感情を増大させていく人々

下界を見守っていたふたりの理想とは次第にかけはなれたものに――

「違う、俺が作りたかった世界は……」胸を痛めた“彼”は、ある“決断”をする

彼の決断を聞いた“彼女”のとった行動は……

9カ国の代表者が集う世界会議が行われるが、話し合いは思うように進まない

次第に苛立ちをつのらせる議長“ドル”。物語後半の緊張感漂う会話劇は圧巻です！

温もりを感じさせる生演奏と力強く抽象的な群舞が作品の世界観を膨らませます

ゲネプロ終了直後、山口大地さんにコメントをいただきました。

この『GOLIATH～ゴリアテ～』が僕にとって初めての座長公演となります。
2.5次元の舞台が多い中、本作は完全オリジナル作品。
作品をリスペクトしキャラクターを突き詰めていく作業も楽しいけれど、参考にするものが何もない0の状態からアイデアを出し合い1を生み出す“しのぎ合う感じ”が好きなので、初主演舞台がオリジナル作品で良かったなと思っています。
ただ、初日が明ける前の今現在、「座長！」と言われても正直あまり自覚がなくて……。
全公演が終わった後に、充実感と共に座長の重みを噛みしめられるように、仲間を信じて芝居に集中して1公演1公演全力を出し切りたいと思います。
座長ってどっしり構えて真ん中に立つというイメージだったけれど、『ゴリアテ』の稽古場はカンパニーの名前にもあるように、本当に“ファミリー”みたいな雰囲気で、充実感の中にも居心地の良さがあるんです。
この座組で「自分に出来ることは何か？」と考えた時に、作品を作っている時間がメンバーやスタッフにとって「楽しかった」と思える現場にすること。それが僕の理想とする座長像。
共演者のTwitterで稽古場での“おふざけ動画”が上げられているのを見た人も多いと思いますが、「楽しみながら真剣に物作りをやっていこう」という空気が常に稽古場には流れていて、その空気感を作れたのはサステナクリエーションファミリーらしいなと思いました。
まぁ、やり過ぎて演出家に怒られることも時々ありましたけど(苦笑)。

共演の高橋ユウさんとは先月『FGO』で、水沼天孝さんとは5月に『ALL OUT!! THE STAGE』で、浅倉祐太さんとは昨年春に『クジラの子らは砂上に歌う』で共演したばかりということもあり信頼感・安心感があったのと、何よりサステナクリエーションファミリー主催で演出家の川口京祐さんが養成所時代の同期だったというのが自分にとっては大きかったですね。
一緒に芝居について学び、殺陣の練習をして、アンサンブルとして同じ板の上に立った仲間が、数年を経て演出家と役者という立場に変わったけれど、カンパニーの一員として良い作品を作り上げるために共に全力を注ぐ……そんな関係で再会出来たことを嬉しく思います。
『ゴリアテ』を観劇いただく方、それぞれに自分を取り巻く世界や作品に込めたメッセージについて考えて欲しいので、僕から内容について語るのは控えますが、観終わった後に“何か”が残る作品であるという事は自信をもって言えます！
ぜひ“それ”を確かめに、劇場に足をお運びいただければと思います。
そして観終わった後に、僕が演じるキャラクターを愛おしく思っていただければ幸せです。

公演は、8月20日まで東京　池袋シアターグリーンにて上演中。
平日昼公演ではアフタートークも開催されます。登壇キャスト、当日券情報など詳細は下記Informationから公式サイトをチェックしてください。

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