- 2017-3-30
昨年4月の初演が大きな反響を呼び、約1年ぶりの再演となるミュージカル『雪のプリンセス』が4月5日より、東京・新宿の全労済ホール / スペース・ゼロにて開幕します。
舞台は、季節が夏で止まったまま60年がたった未来の日本。コユキ、ツララ、シズクの三きょうだいは、季節が消えた謎に迫るため、冬の妖精の国「スノー・キャッスル」を目指すことに。スノー・キャッスルでは、雪の女王がこの世を去った後、娘であるプリンセスが女王になるのを拒否し、季節が止まっていた。
ディズニー映画『アナと雪の女王』の「Let it go」をはじめ、すべての挿入歌の訳詞、そして劇団四季『アラジン』の訳詞を手がけた高橋知伽江さんが10年に及び温めていたアンデルセン作の「雪の女王」をモチーフとした冒険と友情のファンタジー物語。
主人公・プリンセス役にはAKB48の高橋朱里さんが務めます。
スマートボーイズでは、今作に出演する津田英佑さん、碕理人さん、加藤真央さん、小笠原健さんに直撃! SP座談会として2回に渡りお届けします。
PART②では、あの作品にまつわるお話やファンへのメッセージなどを語ってくれました。
――津田さんと加藤さんが初共演ということですが、この4人と共通点といえば「テニスの王子様」ですね。
※碕さん、加藤さん、小笠原さんはミュージカル版でそれぞれ、忍足謙也(四天宝寺)、内村京介(不動峰)、真田弦一郎(立海大附属)を演じ、津田さんはアニメ版で柳生比呂士(立海大附属)の声を担当。
小笠原 あ、ホントだ。
津田 俺は「テニミュ」じゃないけど。でも僕はホンモノで、君らはニセモノだから。
(一同笑)
小笠原 確かに、僕らは何人もいますし、津田さんは唯一無二ですから。
津田 僕はホンモノなので。スミマセンね……。
(一同笑)
津田 そういう意味では「テニプリ」ファンも来てくれるかもしれませんからね。
――そうですね、テニプリ繋がりの4人が共演するからという理由で見に行く、という方も少なくないかも知れませんね。
津田 そしたら雪合戦の場面で、テニスのダブルスのシーンでも作りますか? もしかしたら、みんなが雪を投げているところで、僕ら4人だけラケットを振るような動作を紛れ込んで見せたりと、ちょっとした隠し技があるかもしれないので、やるかどうかは劇場でチェックして欲しいです。
(一同笑)
碕 もしそれを期待して見に来たのに、全く出なかったらショック受けるだろうね。出ない確率の方が極めて高いですから。
――あるかもしれないということで(笑)。それと脚本の高橋知伽江さんは映画『アナと雪の女王』の訳詞を担当されていましたが、津田さんも映画『アナと雪の女王』でハンス王子を吹き替えで演じられています。
小笠原 これまた本物ですからね。
津田 やめてよホントに(照)。そういうの大好きですから(笑)。
――そういえば先日、加藤さんのブログに生ハンスが聞けて大喜びだったことが書かれていましたね。
加藤 初対面の日からガンガンとハンス王子のセリフを言ってくださるんです。
津田 この2人(碕さん&小笠原さん)が振るから!
小笠原 僕らは聞き飽きているんですよ(笑)。でも子供達には大好評!!
津田 すぐ扉を開けさせるんですよ。
(一同笑)
小笠原 サービス精神とかじゃなくて、ただ単にやりたいんだもん。俺も津田さんに怒られたらやめますけど、全く言ってこないから(笑)。
津田 セリフに著作権がないとはいえ、オファーがあった時はちょっとドキッとしましたね。
――この作品は、一年中が夏になってしまった世界から季節を取り戻そうというお話ですが、もし実際に季節が止まったとしたら、どの四季がいちばんいいかというのを聞いてみたいと思っていますが、いかがでしょうか?
津田 そしたら一斉に挙げようか。せーのー……
津田 秋!
碕 秋!
加藤 春!
小笠原 夏!
津田 冬はいないね。
碕 冬は単純に寒いから嫌や!
――私の予想では春か秋に分かれると思ったんですが、小笠原さんは夏を選びました。
小笠原 春は花粉症がヤバくて無理なんです。地獄ですよ。秋はずっとだと考えると、暖かい地域に行きたいですね。タイとか南国とか、シャツ一枚で。
津田 俺は上着を一枚着たいから、春か秋の2択になるんだけど、秋を選んだ理由は10月が誕生日だということと、涼しいのが好きだからですかね。夏は暑い! ゴルフなんてやってられないですよ。暑すぎてギブアップしたこともありますから(笑)。
碕 僕は暑いのも寒いのも苦手で、あとは単純に秋の紅葉やいちょうの葉が好きだからというのもあります。
小笠原 絶対嘘だろ!! なんで好感度上げるんだよ!
碕 ホントだって! 一人で並木道を歩くのが好きです。
――オフの日に紅葉を見ることとかあるんですか?
碕 たまにあります。缶ビール片手に。京都に住んでいたので、嵐山とかに行くのが好きでした。
――加藤さんは春を選びましたが。
加藤 僕は“春の匂い”が好きなんですよ。サクラとか草とか。実は僕も歩くのが好きで、長い距離でも歩けちゃうんです。
小笠原 ホント? また好感度上げてきているんじゃないの?
加藤 マジマジ! この間、曙橋から2時間半ぐらい缶ビール飲みながら自宅まで歩きました。
小笠原 給料もらってないの?
加藤 ちゃんと貰ってるわ!! でもビール飲みきったら近くのコンビニでまたビールを買うので、交通費以上かかっちゃんですけど。あと朝晩が寒くて昼間が暖かいという寒暖の差が好きですね。
――いろいろ楽しいお話を伺うことができました。では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
津田 とりあえず、(高橋)朱里ちゃん、かわいいですよ!
碕・加藤・小笠原 間違いないです!
津田 彼女が演じるプリンセスの成長を僕らと一緒にお客様と見守っていけたら、きっと楽しい作品になるだろうなと思っていて、あとは夏樹陽子さんや峰さを理さんといった方々がちゃんと固めてくださっていますから、僕らは自由にいい意味で遊んでいますので、そこを肌に感じていただければと思っています。劇場でお待ちしています!
碕 今回再演になりますが、健くん以外の3人は初めて参加することができて、カンパニー一同みんな個性的なメンバーばかりで、みんな楽しくて和気あいあいしながらも、締めるところは締めて、もっともっと良くしていけたらと思っていますし、見に来て下さる皆さんが「もう一回見に行きたい!」「心が癒された」と思ってもらえるように、 サンタクロースの孫として皆さんに夢を与えたいと思います。
加藤 キャストの皆さんは本当に素敵な方々ばかりですし、笑う部分はたくさん笑っていただき、子供たちのカワイイお芝居を見てキュンキュンしてもらって、素敵な作品になれたらいいなと思います。それと会場には“お子様シート”があることなので、たくさんの子供たちに見に来て欲しいですし、僕の甥っ子にも来てもらえると嬉しいです。
小笠原 初演を見に来た方が「前回も良かったけど、今回はもっと良かった」と言ってもらえることによって、10年続くような愛される作品になっていけたらと思っています。お客様と一緒に楽しめる作品を作るのが僕らの責任ですし、見に来てくれた子供たちに勇気を与えられるような作品になったら、「やってよかった」と僕らも思えるので、それに向けて頑張ります。
(座談会、了)
ミュージカル『雪のプリンセス』は4月9日まで上演。また4月6日・7日の終演後には、高橋朱里さんが日替わりで他キャストとのアフタートークイベントが開催されます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
ミュージカル『雪のプリンセス』は4月9日まで上演。また4月6日・7日の終演後には、高橋朱里さんが日替わりで他キャストとのアフタートークイベントが開催されます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
ミュージカル『雪のプリンセス』
日程:2017年4月5日(水)~4月9日(日)
会場:全労済ホール/スペース・ゼロ
劇作・脚本:高橋知伽江
演出:大杉良
作曲:片野真吾
出演:高橋朱里 津田英佑 酒井蘭 碕理人 加藤真央 小笠原健 夏樹陽子 峰さを理 他
≪公式サイト≫
http://www.zeropro.net/snow-princess2017.html