2016-4-20

舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が4月21日よりZeppブルーシアター六本木で上演されるのを前に、稽古場が取材陣に公開されました。
累計100万部を突破した日本を代表するミステリー作家・東野圭吾氏のタイムトラベル・ファンタジー小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を原作に、2013年にキャラメルボックスが初めて舞台化した本作は、大好評を得ました。
今回は、成井豊氏の脚本・演出はそのままに、キャストをほぼ一新。プロデュース公演として再び舞台化されます。

熱気あふれる稽古場に潜入！

《ストーリー》
同じ養護施設で育った3人が、ある夜、ある家にコソ泥に入り、逃亡の途中で、廃屋になった雑貨店に逃げ込む。すると、表の方で微かな物音。
シャッターの郵便口から、誰かが封筒を入れたのだ。中の便せんには、悩み事の相談が書かれていた。
この雑貨店は、店主が生きていた頃、近隣の住人の悩み事の相談に答えていたのだ。
3人はほんの遊び心から、返事を書いて、牛乳箱に入れる。
すると、またシャッターの郵便口から封筒が。そこには、3人の返事に対する、さらなる質問が書かれていた。
しかも、差出人は。数十年前の時代の人間らしい……。

主人公の3人組・敦也役を2013年の演劇集団キャラメルボックス公演に続き多田直人さんが演じ、翔太役を『仮面ライダー鎧武／ガイム』(城乃内秀保／仮面ライダーグリドン)の松田凌さん、幸平役を『最遊記歌劇伝Reload』(沙悟浄)の鮎川太陽さんが演じます。
ほかにも、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『Endless SHOCK』などでも活躍する菊地美香さんが作中の重要なキャラクターである“歌手”役で登場。今年6～7月に上演されるオフブロードウェイ・ミュージカル『bare』（再演）への出演も決まっている鯨井康介さんと共に歌声を聴かせるシーンもあり、本番への期待がますます高まりました。

稽古はオープニングのダンスシーンからスタート！
まずはカウントに合わせて多田さん、松田さん、鮎川さんが鏡に向かって振りを確認。
細かく足踏みをしながらの移動や、鮎川さんを馬跳びでの要領でヒョイと飛び越える松田さん、鮎川さんの回し蹴りを多田さんがしゃがんでやり過ごすなど、コミカルに見えてなかなかハードな動きの連続に、早々とバテ気味(!?)の多田さん。
最後のキメポーズの位置取りがギリギリ間に合うかどうかのタイミングと分かり、カウントずらすことを提案するも……最終的に「多田さんが頑張ってセンターに来る！」という共演者からの愛ある“檄”に「うん、頑張る」とひと言。これには一同、大爆笑でした。

敦也役の多田直人さん

翔太役の松田凌さん

共演者の動きを真剣なまなざしで見つめます

幸平役の鮎川太陽さん

自身の出番が終わるとすぐ、手にしたノートに何やら書き込んでいました

その後、4年ぶりの舞台出演となるナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治役を演じる川原和久さんも加わり、稽古場の熱はグングンと上昇！
菊地さんと鯨井さんの温かなハーモニー、さらに敦也(多田さん)、翔人(松田さん)、幸平(鮎川さん)が廃屋に忍び込み、届いた手紙に返事を書くシーンへと続き、時々笑い声も起こるアットホームな雰囲気の中、心地よい緊張感と共に濃密な時間が流れていったのでした。

ナミヤ雑貨店の店主役は、ドラマ『相棒』の伊丹刑事役でおなじみ川原和久さん

手紙に書かれていたのは、過去の人物からの悩み相談だった――

次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。
悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

東京公演は4月21日から5月1日までZeppブルーシアター六本木、大阪公演は5月6日から5月8日までシアターBRAVA!にて上演。
公演・チケットに関する詳細はInformationから公式サイトをご確認ください。

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☆Information

舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
【東京公演】
日程:4月21日～5月1日
場所:Zeppブルーシアター六本木
【大阪公演】
日程:5月6日～5月8日
場所:シアターBRAVA!
原作:東野圭吾(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』角川文庫刊)
脚本・演出:成井豊
出演:多田直人　松田凌　鮎川太陽／菊地美香　鯨井康介　石橋徹郎／大森美紀子　岡内美喜子　左東広之
小林春世　金城あさみ　近藤利紘／川原和久

《公式サイト》
http://napposunited.com/namiya/