「稽古場では笑ったり泣いたり大忙し?」大河元気 作・演出・出演舞台『烈!バカフキ!』SP③

  • 2016-1-25

俳優として数々の舞台に出演し、漫画やアニメ、プラモデル作りといったマニアックな趣味を持つことでも有名な俳優・大河元気さんが、一昨年11月に初めて脚本・演出に挑戦した舞台『バカフキ!』。
その第二弾となる舞台『烈(レッツ)!バカフキ!』が、4月14日から4月17日までZeppブルーシアター六本木にて上演が決定!
“魂を込めてバカをする”を合言葉に、今回も会場を爆笑の渦に巻き込むであろう本作について、演出・脚本・出演とマルチな活躍を見せる大河元気さんと、個性的なくノ一・ビーマを演じた加藤良輔さん、そして本作で初めて”大河元気ワールド”に足を踏み入れる桜田航成さんに、公演に向けての意気込みなどを、4回に渡りたっぷり語っていただきました。そのPart③は――

活気あふれる稽古場の様子に、早くも期待が高まります!

活気あふれる稽古場の様子に、早くも期待が高まります!

【頭フル回転で脳が筋肉痛? 大河元気のエネルギー源は大量のチョコレート】

――お二人から見た“演出家:大河元”“は、どんな人ですか?

加藤良輔(以下:加藤) 稽古場では常に笑ってる人でした。

桜田航成(以下:桜田) それは意外! 俺は「普段、遊んでいる時の元気くんと違って、チョー怖かったらどうしよう?」って、ちょっと身構えてた。

大河元気(以下:大河) 『バカフキ!』に出ていたキャスト全員、みんな同じことを言うと思う。「俺は一生分の笑いを稽古場で使ったんじゃないか?」っていうぐらい、とにかく笑ってたもんなぁ。でも殺陣のシーンでは急に泣き出したりとかしてね。

桜田 え? なんで泣いたの?

大河 「俺の考えた殺陣を、こんなにカッコ良くしてくれてありがとう~」って号泣。

桜田 あはは! うれし泣きかーい!

加藤 アクションも基本的な動きは全部、元気が考えていたんだよね。稽古場では常にあっちこっち忙しく動き回ってて、休憩中も物販用グッズの絵を描いてたり、スタッフと演出について打ち合わせをしていたり、もちろん出演もするからセリフも覚えてアクションの練習も……とりあえず元気のテーブルの上にはチョコレートがいっぱいあったのを覚えてる。すげぇ勢いで食ってたもんね、チョコ(笑)。

大河 脳って使いすぎると筋肉痛になるんだって初めて知ったよ。頭皮が固まって「イテテテテ!」っていうのを初めて経験した! 「あ~、脳が固まってきた! 糖分、糖分!」って言うと、スタッフがチョコレートをバサッて目の前に置いてくれるの(笑)。

「脳みその疲労にはチョコが一番!」大河元気さん

「脳みその疲労にはチョコが一番!」大河元気さん

――そんな思いをしながら、脚本・演出だけでなくグッズに関しても全て、ご自身でデザインもやったんですよね?

大河 うん!

桜田 舞台で設定資料集を出すなんて聞いたことないよ。

大河 オリジナル作品だけど、アニメとかコミック原作ものっぽくしたかったんだよね。

桜田 知らずに手に取った人から「これ何の原作?」って聞かれたりしなかった?

大河 逆に「コレをアニメにしませんか?」「映画にしませんか?」っていう話はいっぱい来た。ハリウッドに持っていったらデルトロ監督(※ギレルモ・デル・トロ/日本のマンガや特撮映画、ロボットアニメに影響を受けたメキシコ出身の映画監督。代表作は『ミミック』『ブレイド2』『ヘルボーイ』シリーズなど)あたりが興味示してくれないかな(笑)? 「I Love Japan」「NINJA」、ビーマ見て「Beautiful」って。

(一同、笑)

――パンフレットのビーマは確かにBeautifulでしたけど、舞台本番は「パンフレットの写真から、どこをどうしたらこうなった?」っていうビジュアルに……(苦笑)。

加藤 パンフレット撮影の時はメイクさんも気合いを入れて美しくしてくれたけど、舞台公演中は明らかに違う方向に気合いが向かっていましたね(苦笑)。大人になって真剣にふざけるってなかなかできないけれど、キャスト&スタッフが一丸となって本気でバカをやったのが『バカフキ!』。逆にちょっとでも僕らが躊躇したり、照れたり恥かしがったりしたら、稽古場で元気は怒っていたかもしれない。

大河 怒るより泣いていたと思う。「そんなんじゃイヤぁ~だぁ~!(ジタバタ)」って。

(一同、笑)

加藤 元気は最初からダメなことは「ダメ!」ってハッキリ言ってくれるんだけど、笑いながらだから「OKなのかな?」と思ったら……。

大河 「うん、良ちんそれはダメ!」って(手で×のポーズ)。

加藤 ひととおり爆笑してから「いや~、最高! でもナシ!」だもんね。

大河 だけど「笑わずにちゃんと観よう」って真顔でいられているよりは、笑ってた方がみんなも演じやすいでしょ? 面白かったよね~、『バカフキ!』の稽古場大好き! またあの濃密な時間が始まると思うとワクワクするね!! 稽古場に入るとホントに時間が過ぎるのが早いんですよ。その分、本番が怖ぇ~(苦笑)。

「前作で新しい扉が開いた!?」加藤良輔さん

「前作で新しい扉が開いた!?」加藤良輔さん

「芝居に対する熱さなら負けない!」桜田航成さん

「芝居に対する熱さなら負けない!」桜田航成さん

――今回の会場はZeppブルーシアター六本木ですね。

大河 単純に、一昨年の公演の倍近いキャパシティになるのかな?

桜田 テクニカルな部分でも、いろんなことが出来そうな広い会場だよね。

大河 あのね、『バカフキ!』のスタッフ、みんなノリノリなんですよ。さっきの良ちんのメイクの話もそうだけど、ほかのスタッフも舞台を盛り上げようといろんなものを持ち寄って「この音使いましょうよ」「ここで映像入れませんか?」「こんな照明入れていい?」「スモーク使っていい?」って積極的にアイディアを出してくれて……。もう全部OKだ! 全部やろう! なぜならそれは楽しいことだから!(笑) 今回もスタッフの皆さん張り切りそうで、僕は楽しみでしょうがない。

――演者だけでなく、カンパニー全体で“熱くバカやっている“というのが伝わって来て、ワクワクしてきました。

~Part④に続く~

(取材・文/近藤明子)

■大河元気 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

『烈!バカフキ!』
日程:4月14日~4月17日
場所:Zeppブルーシアター六本木
演出・脚本:大河元気
出演:藤原祐規、大河元気、汐崎アイル、加藤良輔、若井おさむ、
川隅美慎、新良エツ子、池永亜美、
豊永利行、桜田航成、吉田仁美、仲谷明香、鈴木裕斗、松島志歩
田代哲哉、堀龍也、松村凌太郎、浦家賢士、榮男樹、寒川祥吾、久田悠貴 他
【チケット料金(税込)】
プレミアム席…8,900円(税込)※前方エリア・特典(非売品グッズ)付
一般席…6,800円(税込)
【チケット発売】
イープラス、カンフェティ、ローチケ、ぴあ
先行予約:1/17(日)12:00~1/27(水)23:59
一般発売:2/14(日)12:00~
(c)株式会社CLIE
《公式サイト》
http://www.clie.asia/bkfk/
《公式Twitter》
@clie_seisaku

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