原嶋元久×鮎川太陽×長濱慎が欲望丸出し!?舞台『3D欲求』&3/23ニコ生直前インタビュー①

  • 2017-3-21

下北沢に実在する飲食店をモデルに、欲望丸出しの人間模様を描く舞台『3D欲求』が3月28日より下北沢「小劇場」B1にて上演! 今作の登場キャストから、3月24日放送のスマボchのニコ生特番にも出演決定の原嶋元久さん、鮎川太陽さん、長濱 慎さんを直撃。気になる役柄や舞台の見どころ、そしてニコ生特番への意気込みを3回連続更新のインタビューでお届けします!

(写真左から)長濱 慎さん、原嶋元久さん、鮎川太陽さん

(写真左から)長濱 慎さん、原嶋元久さん、鮎川太陽さん

今作『3D欲求』をプロデュースするSFFとは、今作の脚本を務めるdotframeのクリエイティブ・プロデューサー高柳景多さん、そして演出を務める劇団フルタ丸のフルタジュンによるプロジェクト。このタッグによるプロデュース公演3作目となる今作のテーマは、「欲」! 下北沢に実在するレストラン「下北沢18」とコラボし、劇中にキーアイテムとして登場するサンドイッチがリアル店舗でも食べられるという企画も行われます。

「欲」にまみれた登場人物たちには、注目キャストが勢ぞろい! 金銭欲まみれのボンボンに原嶋元久さん、名声欲まみれの元女子アナに皆本麻帆さん、性欲まみれの食欲旺盛なシェフには鮎川太陽さん、長濱 慎さんがWキャストで登場。ほか共演に安堂サオリさん、そして原嶋さん演じるキャラクターの父親役で、TKOの木本武宏さんが出演します。

【舞台『3D欲求』あらすじ】
「私たち、“キモチイイ”に逆らえません! 三大欲求ダダ漏れ人間模様」

舞台は、下北沢に実在する飲食店「18」
この店を経営するのは、25歳の高校時代の同級生3人組。
<金銭欲>まみれのボンボン(原嶋元久)、<名声欲>まみれの元女子アナ(皆本麻帆)、<性欲>まみれの<食欲>旺盛なシェフ(鮎川太陽/長濱慎)。
一見エリート。しかし!
己の欲を抑えきれないゆえに、社会からドロップアウトしたギリギリアウトの3人。
ボンボン(原嶋)の父(木本武宏)から与えられた「18」を舞台に、行き当たりばったりでサンドイッチ屋を開始する。
そこに現れる3人を応援する無欲な女、美魔女編集長(安堂サオリ)。
彼らが持っている武器はただ一つ。ボリューム感たっぷりなサンドイッチ。
ステマ、スキャンダル、炎上商法何でもあり!
欲望の赴くままサンドイッチとインスタで一発逆転を狙う、希望と欲望が混ざり合う放送禁止のラブコメディ!

これぞ“萌え断!”なサンドイッチの公演メインビジュアル

これぞ“萌え断!”なサンドイッチの公演メインビジュアル

いよいよ3月28日に舞台開幕が迫る中、原嶋さん&Wキャストの鮎川さん、長濱さんの3人が揃う稽古場をスマボが直撃! 3回連続更新のインタビュー、まずはそれぞれが演じる役柄について語ったPart.1をお届けします。

Part.1 ■「金銭欲」のカズヤ、「食欲」と「性欲」のタツヤ

――それぞれがある欲望にまみれたキャラクターを演じるという『3D欲求』について、お話を聞いていきたいと思います! まず原嶋さん演じるカズヤは「金銭欲」まみれで、大手居酒屋チェーンの御曹司という役柄ですが、御曹司ってどんなイメージでしたか?

原嶋元久 御曹司って実際にはあんまり聞かないし、自分も違うからピンと来ない。普通の家庭だったから、御曹司って言われても正直F××Kって感じですね(笑)。

長濱 慎 コラ! やめなさい(笑)。

原嶋 実はこの言葉、劇中のカズヤのセリフにも出てくるんです。カズヤは、こういうことを言っちゃうキャラクターで、金には不自由したことのないボンボンだけど、さらに1円でも多く欲しがるというタイプ。でもお金をだらしなく使うのではなく、がめつく大切にする人です。

――御曹司のボンボンだからこそ、お金の価値に執着しているキャラクターなんですね。

原嶋 でも一つ気になることがあって、この脚本は僕たちへのあて書きらしいんです。ほかの皆さんは脚本の高柳さんとお仕事をされたことがあるみたいなんですけど、僕は今回が初めて。だから、「僕はイメージだけで書かれたら、この金銭欲まみれのキャラクターなのか?」っていう(笑)。

鮎川太陽 やっぱり、どこかでそういう面があったんじゃない?(笑)

原嶋 自分がどう見えているのかな、という複雑な気持ちがあります(笑)。

長濱 最初から脚本とキャラクターの土台になるプロットがあって、そこに僕たちを当てはめた上でイメージを膨らませたみたいです。

――鮎川さん、長濱さんがWキャストで演じるタツヤは、「性欲」まみれで「食欲」旺盛な一流シェフという役柄ですね。

鮎川 僕は思ったことはすぐ言っちゃうタイプなので、かわいいと思う人がいたら「かわいいね」ってストレートに言うとか、そういう面ではキャラに合っているかも(笑)。「性欲」と「食欲」、そのどちらが欠けてもタツヤではなくなるというキャラクターです。

長濱 中でも、なぜタツヤが「性欲」に忠実な人間になったのか、脚本には描かれていない裏設定みたいなものも僕たちはもらっているんですよ。どのキャラクターも、それぞれ自分がある欲を持つようになった要因に、育った家庭環境が影響していると思うので、タツヤがなぜこういう欲を持ったキャラクターになったのか、その背景を舞台でも演技の中に見せられたらと思っています。

鮎川 台本上には書かれていないから、キャラクターの中に背負って見せるしかない。そこは僕たちの頑張り次第ですね。

――キャラクターたちが持つ「欲」だけでなく、それぞれがにじませるバックボーンにも注目ですね。

原嶋 あと、あて書きとしては本人の性格が反映されている面が大きいような気がします。僕は今までの作品では、可愛いとか少年っぽいキャラクターを任されることが多かったので、年齢にもリアリティがあって、性格も落ち着いている面があるキャラクターをいただいて、そう見えているんだという嬉しさ、演じる新鮮さがあります。

鮎川 可愛く見えるところも、普段の落ち着きのある姿も、どちらも原嶋くんの魅力だよ。

長濱 ほら原嶋くん、いま鮎川くんに口説かれてるよ!(笑)

原嶋 アハハハ! こういうところ、確かに鮎川くんはタツヤっぽいです(笑)。

――そして今作『3D欲求』では、4種類の大きなサンドイッチの断面というインパクトのある公演メインビジュアルも印象的! これは、メインキャラクター3名が持つ「金銭欲」「名声欲」「性欲」、そして「無欲」を象徴したサンドイッチだそうですね。

長濱 そうです! 今回は公演フライヤーでも、キャストの写真は裏面だけで。しかもその写真は、それぞれが自撮りしたんですよ。「インスタグラムに載せるような自撮り写真を撮って送って」と言われまして、自分で演じる役が持つ欲をイメージして撮ったんです。
(※この自撮り写真は、公演公式サイトのキャスト紹介でもご覧いただけます!)

――だから、いわゆる宣材写真などではない雰囲気だったんですね。特に原嶋さんは、普段とは違ったかなり激しい形相に。

原嶋 僕が演じるカズヤの、「金銭欲」をどう表そう!?と思って。それでお金を持ってみたんですが、お札だとちょっとイヤらしいし、1円玉だと小さくて見えないし(笑)。ちょうどいいリアルな小銭が、10円玉かなと。10円でも固執する、10円でも喜ぶ、という。

長濱 僕、この写真を見たのが原嶋くん本人との初対面より前だったんですよ。ほかの役者仲間から、「原嶋くんっていい子だよ」「すごいイケメンだよ」って聞いていたんですけど、公演用の写真を見たらすごい形相で10円を持っていて、「ん、どういう子だ?」って(笑)。

原嶋 でも「演じる役の欲望を、自撮り写真で表現してください」って言われたとき、すごく試されている感じがしなかったですか?

鮎川 あった! 何が正解なんだろうって思ったよね。

原嶋 その時はまだ台本ももらっていない状態で、ヒントは「金銭欲」っていうキーワードだけだったんです。そこで思い悩んだ結果の仕上がりが、この写真です。

――その一方、タツヤ役の鮎川さんはワインボトルを手に取った1枚ですね。

鮎川 僕の写真は「食欲」がテーマです。ほかには調味料や、コーヒーのカップを持ってみたりと、何パターンか撮って送った中からこれが選ばれたみたいです。

長濱 僕は写真ではお箸を持っていて、「食欲」中心のキャラっぽいんですが、実際はかなり「性欲」要素が描かれています。実は、『3D欲求』への出演が決まって、「食欲」と「性欲」担当のキャラクターということで「今度エッチな舞台をやるんですよ~」って冗談で話していたのが、制作スタッフの方に伝わったみたいで。いつの間にか「性欲」が中心のキャラになってしまっています(笑)。

――長濱さんと鮎川さんはWキャストで同じ役ですよね!? 長濱さんの役が「性欲」キャラになったということは、鮎川さんも…?

鮎川 同じです(笑)。それぞれの役者をイメージして脚本を書かれたそうで、キャラクターにはスッと入ることができたんですよ。ただ段々とエスカレートしていって、いつの間にか「食欲」から、下ネタも飛ばす「性欲」キャラになってしまった(笑)。

原嶋 でも、僕から見ると2人のキャラクターは全然違うんですよ。同じセリフでも雰囲気が違って、Wキャストの意味を感じます。

長濱 演出のフルタジュンさんも、「役者だから、それぞれ違う役が作りたいだろう」って言ってくださって、最初の本読みとか稽古は全く別々に組まれていて、僕と鮎川くんはいつも入れ違いでお互いの稽古を見ることがないようになっていたんです。

鮎川 最初の一週間ぐらいは、ちょうど長濱くんが終わった時間に僕が呼ばれる、という感じでした。

長濱 だから脚本の内容は同じなんですけど、喋るトーンや間、舞台上での動きは全然違うものになっていると思います。原嶋くんは僕たちの2人分の動きを覚えなきゃいけないので、ちょっと申し訳ないなと思うんですけど(笑)。

原嶋 アハハハ!

鮎川 普通、Wキャストって動きは同じだもんね。だけどこの作品では、「僕はここでこうしたいんですけど」って提案すると、「いいんじゃない?」って言ってもらえるので、自由に作り変えています。今は一緒に稽古をしているんですが、長濱くんの同じシーンを観たら全然違いました。

原嶋 僕はもう、2人に合わせて動くことにしているので、逆に自分がどう動くかを決めていないです。その時の相手が動いたほうについていく(笑)。でもそれが一番、自然なキャラクターとして楽しく演じられます。

長濱 決められた動きじゃなくて、舞台の中で動いていく。それが役者の正解だよね。そう考えると原嶋くんが一番、生きたキャラクターになっているんじゃない?

原嶋 そう言われるとカッコイイね(笑)。全然違った雰囲気で、お客様は両方のキャストで2回観ていただいても違った楽しみ方ができると思います!

以上、インタビューPart.1をお届けいたしました! 続くPart.2は明日の更新予定、お楽しみに。

SFF vol.3『3D欲求』は、2017年3月28日~4月2日まで下北沢「小劇場」B1にて上演、Wキャストの鮎川さんは3月30日までの前半日程に、長濱さんは3月31日から千秋楽までの後半日程に出演します。そのほか公演詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。

また、ニコニコ生放送【スマボch】原嶋元久&鮎川太陽&長濱慎の“まるごと舞台「3D欲求」”~夜の #飯テロ #萌え断 #サンド 作り #ダダ漏れ 生放送~は、3月24日(金)夜21:00~生放送! こちらの配信URL&タイムシフト予約も、Informationより番組情報をご確認ください。

■長濱慎 出演動画はアプリで好評配信中↓■


☆Information

■SFF vol.3『3D欲求』
公演:2017年3月28日(火)~4月2日(日) 下北沢「小劇場」B1
脚本:高柳景多(dotframe Inc.)
演出:フルタジュン(劇団フルタ丸)
出演:皆本麻帆 原嶋元久 鮎川太陽・長濱 慎(ダブルキャスト)安堂サオリ/木本武宏(ゲスト出演)
※鮎川太陽は3 月28 日~3 月30 日/長濱慎は3 月31 日~4 月2 日公演に出演
チケット料金:前売 4,800円/当日5,300円
各ステージ限定特別席 6,500円(最前列席&プレゼント付)
チケット好評発売中
《公式サイト》
http://sff.tokyo/

■ニコニコ生放送【スマボch】
原嶋元久&鮎川太陽&長濱慎の“まるごと舞台「3D欲求」”~夜の #飯テロ #萌え断 #サンド 作り #ダダ漏れ 生放送~
3月24日(金)21:00~
出演:原嶋元久&鮎川太陽&長濱慎
※番組冒頭約10分は無料で視聴が可能です
《スマボch》
http://ch.nicovideo.jp/sumabo
《生放送&タイムシフト用URL》
http://nico.ms/lv293318484

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