2018-9-19

今年で15周年を迎える『仮面ライダー555(ファイズ)』(2003年放送)で、仮面ライダーカイザ/草加雅人役を演じた村上幸平さんのイベント「913(カイザ)祭8」が9月13日、東京・新宿のロフトプラスワンにて開催されました。

仮面ライダーカイザの変身コード「9、1、3」にちなみ、村上さんが自ら9月13日を「カイザの日」と制定。当初は本人がブログ内で寂しく祝っていたのを、ファンと共に祝おうというテーマで2008年にスタートした「913祭」。2012年からは毎年行われるようになった恒例行事で、今年で8回目の開催。毎回前売りチケットが即ソールドアウトする人気イベントで、平日夜の開催にもかかわらず、今年も瞬く間にチケット完売。草加雅人への愛を叫ぼうと全国から“草加雅人サポーター”が集結しました。

第1回からMCを務める日本特撮党党首・鈴木美潮さんの呼び込みで、カイザコールが鳴り響く中、村上さんが入場。

昨年に続きコート姿で登場の村上幸平さん

オープニングトークでは、今年5月に行われた仮面ライダー555とハローキティとのコラボイベントでの裏側や、先頃ゲスト出演することが発表された「仮面ライダージオウ」にまつわる話を展開。「仮面ライダージオウ」のエピソードでは、ロケ日当日に空の写真を撮り、「映像の仕事は朝が早い」とブログにUPしただけなのに、「仮面ライダージオウの撮影か？」とファンの書き込みが殺到したり、オールアップ時に空の写真をブログに載せたのとほぼ同時に仮面ライダー555／乾巧役の半田健人さんも同様のつぶやきをUPするなど、情報解禁前なのにほぼファンにはネタバレしていたことを嘆いていました。

続いては、913祭恒例のコーナー「カイザクイズ」。「仮面ライダー555」のあるシーンを村上さんが演じた後に続くセリフを当てるというものですが、クイズに入る前に、こちらも恒例となる、SPゲストの“マリちゃん”が登場。ちなみにマリちゃんとは、ヒロイン・園田真理(マリ)役の芳賀優里亜さんをイメージした「ピンクのゴムボール」。

早速にクイズに入りますが、最初の問題で草加の真理愛がヒートアップ。再現シーンから逸脱し、「俺のライダーキスを受けてくれ！」と叫ぶと、村上さんが「マリちゃん」にキスをするという暴挙に。たまらず鈴木さんが「そんなシーンはありません！」と否定すると、我に返った村上さんは「これも全て乾巧って奴の仕業なんだ！！」と名セリフを披露し、これにはファンも大喜び。

今年は初回答者限定問題や劇場版からの出題されるなど、例年以上にハードルが高いと思われましたが、すべて即答の全問正解。正解者には直筆サイン色紙が贈呈されました。今後「カイザクイズ」で解答したい方は、全話のセリフ完コピをおススメします。

「カイザクイズ」恒例のSPゲスト「マリちゃん」と熱演する村上さんに、MCの鈴木美潮さんも苦笑い

クイズコーナーが終わり、時間が午後8時を過ぎたところで、昨年の8月10日に開催された村上さんが『動物戦隊ジュウオウジャー』で演じたジュウオウバードを祝うイベント「810祭」が、今年開催されなかったことを踏まえ、午後8時10分00秒にジュウオウバードを祝うための「バードコール」を叫ぶことに。

スーパー戦隊の恒例でもあった「VSシリーズ」が今年はなく、出演したかったという村上さん。ジュウオウバードの灯を消さないよう、約1分間、OPテーマのBGMとともに「バード」を叫び続けると、ジュウオウバードの変身ポーズを披露し、第1部が終了。

今年は、午後8時10分に「バードコール」を実施！

ジュウオウバードの変身ポーズを披露！

第2部はゲストコーナー。例年「仮面ライダー555」にまつわる関係者が登場しますが、今年は超豪華なSPゲスト2人がこの日に駆け付けてくれました。

1人目は「仮面ライダー555」全話の脚本を務めた井上敏樹さん。

バラの花束を引っ提げて登場した井上さん。例年はメールにて井上さんからのメッセージを読み上げるパターンでしたが、今年はご本人が久々の「913祭」参戦。

「お前がいたから草加は良かったんだよ」と改めて村上さんを称賛した井上さん。現在、サンリオ公認のWEB漫画サイト「イチゴミン」で連載中の「イチゴマン」でも脚本を務め、村上さんはその企画・担当編集を担当。井上さんが見たことがないという「イチゴマン」のチラシを見せると「何で俺よりも、お前の写真の位置が上なんだよ！」と言い放ち、村上さんの編集ぶりには「本当に厳しいし、手を抜いたことがないんです。この間なんてメールで『こちらでちょっと面白くしておきました』だって(笑)」とクレームを連発。

そんな井上さんと村上さんは、ほぼ毎日会っていた時期もあったというほどの親密な関係で、鈴木さんが「本当に、愛人なんですね」とコメントすると、井上さんは「何度か一緒に寝たよな！」と仰天発言。さらには「うちの宴会で(村上さんに)セーラー服のコスプレを着させたことがあって、俺の膝に座ったりしたんだよ」と初出しのエピソードも披露。
他にも「仮面ライダー555」最終回に井上さんが出演した話や井上さんが思う“草加雅人の魅力”など、カイザファンを唸らせる貴重な話を語ってくれました。(ちなみに第1部に行われた「カイザクイズ」の解答は全然わからなかったそうです)

SPゲストの井上敏樹さんからバラの花束を受け取る村上さん

2人目のゲストは、仮面ライダー555/乾巧役を演じた半田健人さん。

昨年に続いての登場の半田さんに、村上さんがオリジナルの乾杯挨拶をしてほしいと無茶ぶりを要求。少し考えた上で出たのが「地味な顔して二股かよ、乾杯！」と、TVシリーズのセリフ(第12話)を引用したもので、半田さんならではのツウなセレクトに会場は大爆笑。

前回に続いて登場の半田健人さんと固い握手！

また、今年が「仮面ライダー555」15周年ということもあり、サンリオイベントや仮面ライダージオウ出演など、定期的によく会うという2人がデュエットするCD『Justiφ’s』(「仮面ライダー555」オープニング曲)が10月21日にリリースされることをどこよりも早く発表！

さらにMV(2人曰く「明星」っぽい雰囲気)も世界最速で公開。ISSAさんが歌うオリジナルと比べ、キーが低くバラード調で歌いやすいように仕上がった一曲で、村上さんから「夢は武道館です！超英雄祭に出たい！」と決意表明。半田さんも「僕たちも武道館へ連れて行ってください！」とファンにPRすると、「Justiφ’s」のフルコーラスを生披露。レコーディングでしか一緒に歌っていなかったとのことですが、2人の息はピッタリで、熱唱の姿に涙するファンも。

『Justiφ’s』MVをどこよりも早く公開

『Justiφ’s』を熱唱する2人

歌い終えた半田さんが「本当の友情というものが成立したうえでやりたかった。大事な曲だし、本当にパートナーが村上さんでよかったです。ありがとう」と語り、村上さんと固い握手すると、さらに涙するファンが続出でした。

半田さんも変身名乗りを披露！

ゲストコーナーが終わったのは、午後9時10分ごろ。いよいよ913祭のクライマックス『午後9時13分のカイザコール』モードに突入。約2分間の段取りを済ませ、10秒前からカウントダウンが始まり、午後9時13分00秒に「“カイザー！”」と叫ぶと、平成最後の“カイザコール”が会場を包み込みます。そして村上さんのカイザ変身ポーズを披露。バッチリ決まった村上さんの名乗りにファンの興奮も最高潮の中、ステージ上で村上さんがカイザコールと『Justiφ’s』リリース告知を生ツイート。今回会場に行けなかった多くのカイザ信者のことも忘れていませんでした。

今年も「午後9時13分00秒」の瞬間を激写！

エンディングでは、村上さんから「ぶっちゃけ、913祭をやるのがしんどいと思ったこともありましたし、開催する意味を見失いかけた時期もありましたが、その時に背中を押してくれたのが、事務所の社長と鈴木美潮さんで、続けてきてよかったと本当に思っています。ありがとうございます」と感謝の言葉を送ると、村上さんの口から、来年「810祭」「913祭」が開催されないことを発表。この時ばかりは会場からどよめきが起こりましたが、既に来年の8月10日と9月13日に役者の仕事が入ってしまい、やむなく開催できないことと、810祭＆913祭に変わる案を計画していると告げられると、会場から大きな拍手が送られました。

再びコートを着て仮面ライダーカイザの名乗り披露

最後は、ウエットティッシュがタオルマフラー代わりとなり、会場全員で「草加雅人を讃えるチャント(応援)」を歌い、イベントは終了しました。

草加雅人を讃える応援でフィナーレを迎えた「913祭8」

村上さんの今後のスケジュールでは、「仮面ライダージオウ」第5話＆第6話出演のほかに、12月6日より紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて行われる舞台「遙かなる時空の中で3」、2019年2月に上演の舞台「メサイアトワイライトー黄昏の荒野ー」にそれぞれ出演。また10月14日には『Justiφ’s』のCD先行発売イベントが都内某所にて行われます。

村上さんの最新情報は、インフォメーションにある公式ブログ及び公式Twitterにてチェックしてください。

■「Justiφ’s」MV 半田健人＆村上幸平

※Androidの方はタイトルをタップしてYouTubeでご覧ください。