舞台『モマの火星探検記』SP★矢崎広×中村優一×少年社中・毛利亘宏インタビュー①

  • 2017-7-23

宇宙飛行士の毛利衛さんが描いたサイエンス・ファンタジー小説を、毛利亘宏さんが主宰する人気劇団・少年社中が舞台化! 矢崎広さん、生駒里奈さん(乃木坂46)ら豪華出演者でおくる舞台『モマの火星探検記』が、今夏8月に東京・大阪で上演されます。

スマボでは、今作の脚色・演出を手がける毛利亘宏さんとともに、注目のキャスト3組にインタビュー! 第1弾では主人公・モマ役を演じる矢崎広さん&チキン役の中村優一さん、続く第2弾では今作が舞台復帰2作目の出演となる相馬圭祐さん、そして第3弾では今作でともに宇宙飛行士役に挑戦する松田岳さん&輝馬さんが登場。毛利さんを前にキャスト陣が意気込みを語る、インタビュー大特集をお届けします。

第1弾は、矢崎広さん&中村優一さん×毛利亘宏さんの対談を3日連続更新!

第1弾は、矢崎広さん&中村優一さん×毛利亘宏さんの対談を3日連続更新!

少年社中・東映プロデュース作品として今夏上演される舞台『モマの火星探検記』とは、宇宙飛行士・毛利衛さんが綴った児童文学「モマの火星探検記」(講談社刊)を原作に、主人公“モマ”が火星での冒険を振り返る物語と、少年社中が過去に上演した宇宙を夢見る物語『ハイレゾ』をミックスし、2012年に初上演。少年社中の主宰を務める一方、「宇宙戦隊キュウレンジャー」の脚本(メインライター)など、特撮ヒーロー作品も多く手掛ける毛利亘宏さんが脚色・演出し、キャストも新たに5年ぶりの上演を迎えます。

火星へと向かう宇宙飛行士“モマ”の物語、そして宇宙飛行士であった行方不明の父に向け、ロケットを作ろうと計画する少女“ユーリ”の物語と、2つのストーリーが並行して描かれていく今作。今回の上演では少年社中の劇団員を含め、初演から全キャストの配役を一新。新たな主人公・モマ役には矢崎広さんが、そしてユーリ役には乃木坂46の生駒里奈さんが登場! ほか共演にも、人気若手俳優を中心とした出演者とともに、実力と個性あふれる少年社中の劇団メンバーが集結しています。

【公演概要】
少年社中・東映プロデュース
『モマの火星探検記』

原作:毛利衛「モマの火星探検記」(講談社刊)
脚色・演出:毛利亘広

【出演】
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之

矢崎広 / 生駒里奈(乃木坂46)

中村優一 松田岳 輝馬 相馬圭祐
谷口賢志 鎌苅健太 鈴木勝吾

【ストーリー】
宇宙をめぐる2つのストーリーが交差し絡み合い「宇宙とは何か?」を解き明かしていく。

■モマの物語
宇宙飛行士のモマは、父との約束を果たすために人類初の火星探検に挑む。
「人間はどこからきたのか、なんのために生きているのか」
火星に向かう旅の中でモマはその意味を考え続けていた。
そんなある日、モマの前に「幽霊」が現れる。
驚きながらも奇妙な出来事を受け入れる中で、モマは少しずつ人間が生きる意味について考えていくのであった…。

■ユーリの物語
北の国に住む少女ユーリの父親は宇宙飛行士だった。
彼女が生まれる前に人類初の火星探検に旅立ち、帰らぬ人となったという。
ユーリは行方不明となった父親にメッセージを送ろうと、仲間と小型ロケットを作り始める。
やがて、失敗を繰り返すユーリの前に一人の「幽霊」が現れる。
幽霊はユーリに問いかける。
「宇宙の境界線はどこにあると思う?」
その姿にどこか懐かしさを感じたユーリは、幽霊との対話を繰り返しながら、仲間たちと小型ロケットを完成させる。

果たして、時空を超え、モマとユーリの思いは交錯するのか―。

公演が待ち遠しい中、スマボでは少年社中の主宰であり、今作の脚色・演出を手がける毛利亘宏さん×注目キャスト陣にインタビュー!
その第1弾では、主人公の宇宙飛行士・モマ役を演じる矢崎広さん、そしてもうひとりの主人公である少女・ユーリの友人、チキン役を演じる中村優一さんが登場。ともに少年社中作品への出演経験を持ち、“少年社中ファン”を自認する2人。毛利さんの前で溢れ出る“少年社中愛”を語るとともに、毛利さんからも2人が持つ魅力などをたっぷりと語ってもらいました。その模様を、3回に渡ってお届けします。

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■第1弾【矢崎広さん×中村優一さん×毛利亘広さん】編
Part.1 少年社中との関係は…

――今回は舞台『モマの火星探検記』について、矢崎さん&中村さんと一緒に、脚色・演出を務める毛利亘宏さんにもお話を伺いたいと思います! まずはキャストのお2人から、少年社中との関係を聞かせてください。

矢崎広 僕は舞台『贋作・好色一代男』(2014年2月)以来、今作が2回目の客演です。少年社中の舞台は何作も観ているから、頭の中ではたくさん出ているような気がしちゃうんですけど(笑)。よく考えたら、「あれっ、出てないや」みたいな。

毛利亘宏 初演時の『モマの火星探検記』も観に来てくれたよね。

矢崎 はい。客席から出ている気分でした(笑)。

中村優一 僕は、今年2月に少年社中の前回公演『アマテラス』に出させていただいて。2回目にして連続での出演です!

宇宙飛行士のモマ役を演じる矢崎広さん

宇宙飛行士のモマ役を演じる矢崎広さん

――ということで過去の本公演への出演はもちろん、観客としても作品に触れている、少年社中ファンでもあるお2人。今回、『モマの火星探検記』への出演を聞いて最初に思ったこととは?

矢崎 僕は、ずっと「少年社中の作品をやりたい」ってマネージャーさんにも言っていて。劇団外の公演では毛利さん演出作への出演もあったんですが、念願の少年社中での公演だったので「やっと決まった!」という感じでした。しかもそれが、僕が客席で観て大感動した『モマの火星探検記』で、しかもその時から演じたかったモマ役だったので…とにかく、超嬉しかったです。

中村 僕は、実は前回公演の『アマテラス』の稽古期間中に、(少年社中の)井俣太良さんから「次は『モマの火星探検記』をやるんだよ」っていう話を聞いていて。それで僕は「じゃあ絶対に観に行きますね!」って答えて。その井俣さんの話で『モマ』をやることを知ってはいたんですけど、『アマテラス』公演中にマネージャーさんから『モマ』出演の話を聞いて、もうキャストが決まっていると思っていたので「ウソでしょ?」って(笑)。2回連続で少年社中さんに参加できて、すごく嬉しいですね。

矢崎 井俣さんにまつわる話しでいくと、僕が『モマ』のお話をいただいたときに、井俣さんに「今度よろしくお願いします」って話をしたら、井俣さんは『アマテラス』のことだと思っていて。その時はまだ、僕は『アマテラス』の上演を知らなかったので話がかみ合わず、井俣さんから「2月、よろしくね!」って言われて…(笑)。

毛利 井俣には伝えていなかったから、井俣が悪いわけでもないけど、話しがかみ合わないことは確かにある(笑)。

チキン役を演じる中村優一さん

チキン役を演じる中村優一さん

――そんな井俣さんのエピソードもありつつ(笑)、お2人とも少年社中の現場を一度体験されていますが、毛利さんや少年社中の劇団員の皆さんから、少年社中というカンパニーにどんな印象を感じましたか。

中村 僕が『アマテラス』の時に感じたのは、劇団員の皆さんがめちゃくちゃ濃い! 芝居の中に次々と爆弾のような熱意や思いを落としていくような人たちの集まりで、すごく刺激を受けました。とにかくアツくて、ひとりひとりの個性もバラバラで。本当に、毎日が楽しかったです。

矢崎 少年社中では、ファンタジーが基軸にありながら色んなジャンルが混ざったストーリーを描いていて。劇団員の皆さんもそれと同じように個性豊かで、一緒にいて「演劇って楽しいな」と改めて気付かせてくれる場所でした。それがなおさら、「早く少年社中さんとやりたい」って僕が思い続けていた理由にもなるんですけど、優一くんが言う通り、みんな本当にキャラが濃くて…。今改めて、個性派集団だなって思いました(笑)。

毛利 ハハハ!

矢崎 芝居の中で仕掛けてくることが、ひとりひとりカラーが違うんです。だからこそ面白くて! みんなが違う流派の猛者なんですよ(笑)。

毛利 長年一緒にやっているのに、なんでこんなに違う流派なんだろうね。俺も不思議だな。

中村 それ、わかります。みんな演技スタイルが違うんですよね。

――そんな強者揃いの少年社中は、毛利さんにとってはホームグラウンドと言える場所ですよね。そこへ客演として矢崎さんと中村さんを迎えるわけですが、過去の作品から、毛利さんはお2人にどのような印象を抱いていますか。

毛利 矢崎に関しては、少年社中の公演に出てもらう前からミュージカル『薄桜鬼』など既に何作かで一緒に舞台をやっていて。原作がある作品は、キャラクターに合わせてだったり、制作の意向だったり色んな要因があって役が作られていきますが、そんな中で出会った矢崎は、「彼はこんな役をやったらいいだろうな」とか、僕が見たい役を想像させる存在でした。彼に少年社中に出てもらおうと思ったのは、劇団が「100%、僕が観たい矢崎広にできる場」というのが大きいですね。前回の『贋作・好色一代男』もそうでしたが、今回もストレートに矢崎の魅力が伝わるような作品になりそうだなと思って、ほくそ笑んでいます(笑)。

矢崎 うわ、すごく嬉しい言葉です。

毛利 そして優一は、『アマテラス』まで演出家としては一緒にやったことがなく、初めて関わったのは『仮面ライダー4号』(映画『仮面ライダー3号』スピンオフ作品)の脚本家としてだったんですよ。で、実際の彼は…開けてみてびっくりというか、ヒーローを演じている姿しか知らなかったので、本人はヒーローの役柄のイメージとは全然違う柔らかい雰囲気を持っているんだなと。

――中村さんは、特撮ヒーロー作品ではかっこいい役柄を演じられていましたが、少年社中に初参加した『アマテラス』では可愛らしいウサギの役を演じられていましたよね。

毛利 優一の素顔の雰囲気を知って、そんな魅力をもっと引き出したいなと思ってのキャスティングでした。

……と、続きが気になるところですが、第1弾【矢崎広さん×中村優一さん×毛利亘宏さん】編のインタビューPart.1はここまで。
続くPart.2では『モマの火星探検記』での、宇宙飛行士のモマ役に矢崎さん、もう一人の主人公であるユーリの友人・チキン役に中村さんという2人の配役について迫ります。

舞台『モマの火星探検記』は、8月9日~13日に東京・天王洲 銀河劇場にて、続いて8月19日・20日に大阪・サンケイホールブリーゼでの上演です。チケット情報ほか、公演に関する詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information

少年社中・東映プロデュース
『モマの火星探検記』
【公演概要】
東京公演:2017年8月9日(水)~13日(日) 天王洲 銀河劇場
大阪公演:2017年8月19日(土)・20日(日) サンケイホールブリーゼ
前売・当日:7,800円(全席指定・税込) チケット一般発売中

【スタッフ・キャスト】
原作:毛利衛「モマの火星探検記」(講談社刊)
脚色・演出:毛利亘宏

出演:
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之

矢崎広 / 生駒里奈(乃木坂46)

中村優一 松田岳 輝馬 相馬圭祐
谷口賢志 鎌苅健太 鈴木勝吾

《公式サイト》
http://www.shachu.com/moma2017/

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